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2016年11月 7日 (月)

日本の国の匠だもの(笑)

文楽にアクセス  松平盟子  淡交社

 文楽を一言で言うと人形劇という事になるんだろーけど?これも単なる人形劇と言えるのかどーか?何とゆーか、一目見るだけでも違いが分かるの世界じゃね?何から何まで日本だよねな世界が展開しているよな(笑)ちなみに「一体の人形を大人が三人がかりで遣うというスタイルは、世界に類例を見ません」らすぃ…

 さて、そんな文楽今昔ですが、「室町時代の旅芸人が浄瑠璃姫と義経の恋物語を語った「浄瑠璃語り」(語り歩いた人々)、それに大陸伝来の楽器をルーツとする三味線とがいつしかペアとなり、さらに人形を箱の中で操る「人形まわし」がこれに加わって、音曲を伴う語りものと人形とが一体となった大衆芸能が生まれたのです」とな…「一七世紀初頭にはその原型が整った」そで、流浪の旅芸人が都市で劇場興業定着したのが「一七世紀半ばのことでした」となるらすぃ…

 「浄瑠璃の語りと節回しにおいて、際立った才能を発揮したのは竹本義太夫です。現在、義太夫節と言えばすなわち浄瑠璃を意味しますが、もともとは人名だったのです」とな…そんな義太夫が1684年、「大阪道頓堀に竹本座を創設し、経営に腐心しながらも近松門左衛門を作者に迎えて」一大ブームとなりますたとゆー事らすぃ…

 ちなみにその頃の人形使いは、まだ三人ではなく、一人で演じていた模様…三人でやるよーになったのは近松没後十年の1734年「竹本座の「芦屋道満大内鑑」を嚆矢とし、その前後には人形自体の改良も行われて、現在見るような形態に整えられていきました」とな…その十年後位が文楽人気の頂点キタコレになるらすぃ…「一七六五年に豊竹座が失墜。二年後には竹本座も同様に凋落し、半世紀以上にわたって数々の名作を生み出した「竹豊時代」は幕を閉じました」とな…

 そして時代は文化・文政期キタコレで、「一八〇〇年代初頭、淡路出身の一人の浄瑠璃語りが大坂へ出て芝居小屋を作り、その三代目に及んで大成します」とな…「彼の号は植村文楽軒といい、これにより文楽と言えば人形浄瑠璃の通称とさえなったのです」って、そーだったのか?文楽?

 その後、明治、昭和、戦後の激動についての詳細は本書をドゾ。文楽の道も並じゃないってか?それにしても、今まで残っているのは本当に奇跡みたいな話なんだなぁ…危機の度にその文化の灯を絶やさないで来た人達ってパネェ…

 アリス的に文楽となるとオノコロ島だろか?うーん…まぁ何はともあれ「文楽の発祥地は大阪、大阪の庶民に親しまれ、発展してきたものですから、やはりそのホームグラウンドは大阪で、公演場所は大阪の国立文楽劇場と、東京の国立劇場が主です」となるらすぃ…大阪には文楽専用の建物ありまっせという事か?

 劇場は1984年に開場。公演するのは勿論の事、「大夫、三味線、人形遣いや裏方の養成なども行われいます」って、そーだったのか?文楽?

 ちなみに大阪公演は、「毎年1月、4月、7月末~8月初、11月に本公演が行われます。6月には鑑賞教室開催」とな…それにしても一回の公演が三~四時間って言うから結構長丁場じゃなかろーか?それも昼、夜二回公演でこれって、関係者は一日六~八時間も舞台ですって、文楽マラソン並に体力勝負か?

 他にアリス的というと海奈良の近松門左衛門か?本書にも文楽の演目についての解説が結構紙幅費やしているのですが、「曾根崎心中」とか、

 「心中天網島」とか、「大経師昔暦」とか、「平家女護島」とか、「冥途の飛脚」とか、作品紹介あるあるですので、詳細は本書をドゾ。

 ちなみに「文楽の魅力をひとことで言えば、愛と死が登場人物を色濃く染め上げる、その迫力にあります」なんだそな…でもって、文楽の物語は「人物や内容によって「時代物」と「世話物」の二つのカテゴリー」になるらすぃ…

 で、この世話物というのが「江戸時代の町人の世界をリアルに描き、当時の人々の日常の延長に広がる内容を持つものです」という事に、しかも、文楽の座は大阪にある訳ですから、登場人物達は自然と大阪人多しって事にならね?

 そゆ点では、「夏祭浪花鑑」なんかだと「大阪の夏祭り「だんじり」の喧嘩のなか、長屋裏でおきてしまった衝動殺人」キタコレだし、「新版歌祭文」だと、「大坂の盛り場の風俗や人間模様がいきいきと映し出されています」になるとな…

 後は、「浄瑠璃節の言葉づかいは基本的に関西のもので」の件だろか?

 また環境的にも、「私が育った頃の大阪の町は、三味線や浄瑠璃の音色が辻々で聞こえてくることが、珍しくなかったのです」(@豊竹咲大夫)とゆー土地柄らすぃ…

 それにしても新作に対して「大阪弁でできるお芝居でしたら十分に可能だと思うんですよ」(@桐竹勘十郎)と出てくる位ですから、アリスもどよ(笑)

 そして舞台では、三業によって成り立っているという事になるそな…大夫、三味線、人形遣いとな…「文楽の場合、声を発するのは唯一大夫です」となる訳で、三味線は「すべての楽器のパートを総合的に引き受け、撥さばきや細かい奏法の変化によって、人間の感情や情景までも表現しようとします」とな…そして「演技をするのは人形です」とゆー事に、こちらの詳細も本書をドゾ。

 ちなみに人形の首の種類は、「約四十、立役(男の役)がそのほとんどです。それに比べ女形(女の役)で主要なものは「娘」「老女形」「婆」の三つ」って…なるほろ文楽も男社会なんだなぁ(笑)

 面白いのは、人形遣いの主遣いは「舞台下駄という背の高い下駄を履いています。三人の中で一番高い位置で人形を操るので、高く差し上げることで、できるだけ足遣いが楽に役を果たせるようにと考え出された機能なのです」とな…元祖厚底サンダルってか?

 蛇足ですけど、文化って奴はで、三味線の撥、これ象牙製なんですよねぇ…とゆー事は「入手が困難なので、自分の手に会った新品をこしらえるのは非常に難し」いとゆー…

 それにしても、見れば見るほど、物凄い大かがりの舞台じゃねですけど、個人的に観てみたいものよのぉ越後屋では、「生写朝顔話」かなぁ…いやぁ何かもー文楽系というと心中系みたいな生きるの死ぬのの悲劇が多いよな気がして、こちらはハッピーエンドというから、肩こらずにすみそーと思いましてん(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。何とゆーか、本書で一番今でしょ(死語?)なとこは「昨今は、聴き取る力というものが大変衰えているように思われます。義太夫は縁語や掛詞がよく登場しますが、古くから日本に伝わる言葉ですから、浄瑠璃節によって、より日本語の魅力を感じていただけることでしょう」(@豊竹咲大夫)かなぁ…

 目次参照  目次 文化・芸術

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