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2016年11月 5日 (土)

乱れて盛んならんより、むしろ固く守って滅びよ?

狂言にアクセス  小野幸恵  淡交社

 所謂一つの狂言入門書だと思われですけど、これ一冊で狂言をおくせず見に行けるんじゃまいか?なノリか?いやーかゆいとこに手が届くというか、実に親切設計、トーシロにもよく分かる丁寧なつくりだと思う、いやマジでっ(笑)

 さて狂言は「能とともに、明治政府によって国家饗応の古典芸能に定められるまでは、現在のような能楽という名称ではなく、猿楽と呼ばれていました」とな…でもって、この猿楽というが、「飛鳥時代に仏教や雅楽とともに大陸からもたらされた散楽がもと」なんだとな、そーだったのか?散楽?この散楽っていうのが「中国唐時代に流行った土俗的な芸能で、音楽、舞踊、奇術を組み合わせたストリートパフォーマンス的なものでした」って、もしやこれが元祖中国雑技団?

 まぁそれはともかく平安時代に散楽は猿楽と呼ばれるよーになり、平安から鎌倉にかけて田楽と共に民衆にウケてまんねんとな(笑)そして「猿楽士たちは、芸能集団「座」を形成し、自社の祭礼で活躍します。座は大和、大江、河内、丹波、摂津、山城などにあり、中でも春日大社に奉仕する大和の四座(円満井、外山、坂戸、結崎)が隆盛を極めました」とな…

 で、猿楽のパフォにはいっぱいあってなで、その「現在の能のルーツである歌舞を得意とする」パートと、「狂言のルーツである台詞劇を得意とする」パートなど、あったとな(笑)

 人に歴史ありじゃないけど、芸に歴史ありで詳細は本書をドゾですが、狂言的には、室町後期には上演されていた記録も残っているそな(笑)「足利将軍家から引き続き、権力者はことのほか猿楽を愛しました。世阿弥の輩出によって、大和猿楽は現代の能シテ方金春(円満井)・宝生(外山)・金剛(坂戸)・観世(結崎)の四座へと発展していきます。その中の金春座狂言方として大蔵家が活躍するようになり、十一世弥右衛門は織田信長に重用されます。やがて他流も、それぞれ大蔵流の分家や弟子を狂言方に迎えるようになりました」とな…

 秀吉、家康も能愛好家だったエピの詳細は本書をドゾですが、「禁裏に出入りしていた狂言師山脇元宣は卓越した芸で和泉守を授けられていました。更に尾張藩のお抱えにもなって、「京都で活躍する野村又三郎、三宅藤九郎を誘って和泉流を興すのです」とななな…そして江戸期の狂言は「大蔵流と鷺流が幕府お抱えとして勢力を二分し、京都、尾張、加賀では和泉流が隆盛を極めます」となるそな…狂言史もパネェ…

 アリス的に、狂言、あると思いますなんだろか?演劇は何度か出てきたけど、古典芸能は落語と文楽以外は出てないよーな気がするんだが?気のせいか?

 他にアリス的というと演目で「月見座頭」でしょか?お月さま的に(笑)それと衣装で、「秋野に月文様肩衣」もどよ?

 後は東京と大阪の客層の違いのとこで「東京の方が関西化してきたのかなという感じ。茂山家の舞台を観においでになる方が、関西系の東京人になられたというか(笑)東京にいる阪神ファンに近いところがあるかな。でもやはり十年前は反応はずいぶん違いました」(@茂山千三郎)とな…

 また「関西のものであるというだけで、東京の人には面白いところがあると思うんですよ」(@千三郎)って、そーだったのか?片桐さん(笑)そんな訳で「関東の人はすごく敏感です。で、大阪の人はホンマによく笑います。何でも笑います」「京都の人が一番笑わないです。笑っているんやけど声は出しませんね」(@千三郎)って、東京、京都、大阪、三都物語ってか(笑)

 さて、狂言史に戻ると、明治維新キタコレで事態は急転直下になってしもたと…明治政府は能は擁護しても、狂言は「冷遇されます」だったらすぃ…その旗色か変わったのが戦後って言うんだから、ドンダケェー(死語?)ちなみに戦後直後に第一次狂言ブームきたこれになった模様…そして今でしょ(死語?)で第二次狂言ブームきてるらすぃ…そーだったのか?狂言?

 なお、狂言は二つの流儀と、各家があるとゆーのが基本らすぃ…ちなみに狂言師の世界は家単位、しかも芸の継承が口伝って…それどこの忍者?こちらの詳細も本書をドゾですが、明治には大蔵流の宗家が断絶してしまっていたりするんだなぁ…尤も後に善竹家から「復活した東京の大蔵宗家」になるんですが(笑)

 現代の狂言師的にはどよ?なとこで巻末に鼎談ありますでして、詳細は本書をドゾ。まさに色々あってなそのものかなぁ?「今、劇場に行く人は少なくなってると思う。一九六〇年代、七〇年代には、アングラの劇場がいっぱいあったと義父から聞いています。情報がすぐに伝わる今の状況だと、劇場は、インターネットやビデオ・映画に比べて手数がかかる」(@茂山童司)の件は、花園神社を思い出してしまった(笑)それにしても減少しているのは情報関係のせーなのか?てっきり不景気とか、消防法かと思ってますた(笑)

 また、「メディアは視覚的に面白ければいい、単純でわかりやすく、その方が観てる方としては簡単なんですね。でもそればかりに慣れてしまうと、芸能に親しむのは難しいでしょうね。とくに能なんかは今の人にはわかりにくい」(@茂山正邦)とな…まぁ源氏物語位は知ってるよねがベースですから(笑)

 狂言的豆知識では、狂言に登場する女性のパターンが「ガミガミと口うるさくエネルギッシュ。これを「わわしい」と言います」って(笑)妻の場合が多いみたいだけど(笑)昔から使えない夫も多かったのか(笑)

 他には、「現在、能楽堂の舞台に屋根が付いているのは、野外に建てられていた時代のなごりなのです」って、そーだったのか?能舞台?そーいや室内なのに何故か屋根付きで不思議空間だもんなぁ(笑)

 演者以外の「後見」「地謡」「囃子方」の詳細は本書をドゾ。ちなみに能管の場合「打楽器の刻む拍子にあしらわれた装飾音、効果音のような役目」とな…「能管は、龍笛や篠笛などとは異なり、音程が不安定になるように作られているので、能管の音色に人の声を合わせるということは、最初から考えれていないのです」って、そーだったのか?能管?

 更に、「狂言の囃子をアシライ」と言うそーで、構成としてはクインテッドってか?五人囃子の笛太鼓と似たよーなもんじゃね太鼓三つに、笛一つに、声楽一つあると思いますか?

 後、「集狂言「釣狐」」なんですが、これ「大蔵流、和泉流ともに最終課題とされていて、口伝秘伝も多く、狂言師の卒業論文にあたります。これを披いてようやく一人前の狂言師になるのです」って、そーだったのか?釣狐?

 豆知識的には、「山伏狂言「蝸牛」」のとこで、「祖父が長生きできるよう、長寿の薬であるカタツムリを食べさせたい」って…かたつむりって長寿薬、健康食品だったのか?そーだったのか?仏人?

 後、「末広がり」で「めでたさをテーマにした曲を祝言性の狂言」の決定版という奴らすぃ…なので「江戸時代には最も多く上演されたという記録が残っています」とな…まぁ何事も慶事が何よりってか(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 全国の狂言会事務局では、
東京・和泉流宗家後援会(和泉流)、大蔵会(大蔵流)、青青会(大蔵流)、萬狂言(和泉流)、万作の会(和泉流)
石川・北陸狂言会(和泉流)
愛知・狂言共同社(和泉流)
兵庫・善竹会(大蔵流)
京都・三笑会(大蔵流)、茂山狂言会(大蔵流)、市民狂言会(大蔵流)

 関西の能楽堂では、
京都・京都観世会館、金剛能楽堂
大阪・大阪能楽会館、大槻清韻会能楽堂、茶屋町シアタードラマシティ、豊中ゆやホール

 目次参照  目次 文化・芸術

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