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2016年12月 9日 (金)

風林火山陰雷?

孫子の兵法  山本七平  日本経済新聞社

 果たして知らない人がいないんじゃないかの「孫子」の兵法ですけど、これをマジ読み通した人がどれだけいるのか?あやしいもんだと思うのは気のせいか(笑)

 まぁそれは昔からそんなもんじゃね?で、秀吉の「"朝鮮出兵"の慶長の役で捕虜となった韓国人姜沉が「看羊録」という本を著している。これは、秀吉の晩年から関ヶ原直前までの日本について記している実に興味深い本」なんだそな…で、その中に「そのいわゆる将軍なる者は、一人として文字(漢字)を解する者がありません。その使う文字は、わが国の吏読(万葉がなに似た一種のかな、消滅した)に酷似しております。その字の本義(本来の意味)を問うたところ、漠然としていて、師っておりません。武経七書は、人それぞれ(捺)印(所蔵)しておりますが、やはり半行でさえ通読できる者がいません」とあったりして(笑)よーするに侍に、孫氏の兵法読める者がいないんじゃね?とゆー告発書ってか(笑)

 ちなみに「武経七書」とは「孫子」「呉子」「六韜」「三略」「司馬伝」「尉繚子」「李衛公問対」の七書の事を指すそな(笑)

 まぁ戦国の世では、リアル今でしょ(死語?)じゃね?でして、耳学問より実践なんだよの世界だろしなぁ(笑)そんな訳で、戦国から江戸初期にかけてはそんな事は物読み僧侶の担当分野だったらすぃ(笑)ちなみにこの物読み僧侶とは「多くは浪人・医者・禅僧から出身あるいは転身した専門の儒者達は、大名に雇われたとしても「物読み僧侶」として、医者等と同じく、まともな武士とは格の違う特殊技能者として扱われるのが通例だった」とな…

 そんな訳で、そんな孫子を読んで何になるんですかぁ?もあると思いますだけど、損はないんじゃね?とゆー事らすぃ…読んでみれば思いあたる事がいぱーいあるでしょ?ってか(笑)

 さて、そんな孫武の書いた孫子が来たのは正確には不明だけど、少なくとも「天平宝字四年(七四〇年)には日本に渡来している」とな…奈良時代にはあったのか?

 ただ「研究所や解説書が現れたのは、徳川時代でその数は相当に多い」そな…主なものに林羅山、山鹿素行、新井白石の著作があるゆーとこでお察し下さいってか(笑)

 まっ何はともあれ孫子へGoって事で、孫子の目次、「(一)計扁、(二)作戦扁、(三)謀攻扁、(四)形扁、(五)勢扁、(六)虚実扁、(七)軍争扁、(八)九変扁、(九)行軍扁、(一〇)地形扁、(一一)九地扁、(一二)火攻扁、(一三)用間扁」だそな…呉子の方は「(一)図国第一、(二)料敵第二、(三)治兵第三、(四)論将第四、(五)応変第五、(六)励士第六」となるそな(笑)

 アリス的には、オオサカンって事で幾つか事例として出てくる秀吉関係かなぁ?まぁこちらの詳細は本書をドゾ。それにしても、小田原城前と後では秀吉も精細を欠いていくよーに見えるけど、あれこの時に諜報のトップを亡くしていたからなのか…かくて家康に諜報戦で後手に回ることになるとゆー事だろか?うーん…

 他にアリス的というと、「かつて、アメリカ最大の出版社が、日本の新聞社と組んで雑誌を発行したとき、三桁の億という調査費を使ったといわれた。現代では少なくとも自由世界では、情報の九五パーセントは公開されているという」とな…そーだったのか?片桐さん?

 さて、孫子に戻ると、まずは己を知れでしょか?敵に対して「自分は果たして国力競争に勝っているのか負けているのか。この優劣の計算の基礎が五つあると、彼はいう」でして、それが「第一に道、第二に天、第三に地、第四に将、第五に法」となるそな…で、これって何よ?とゆーと「「道」とは統治者と国民との一体感、企業でいえば社長以下が一心同体であること」「「天」とは時間的条件で昼夜、晴雨、寒暑、季節等も含まれ、現在では国際情勢も経済情勢も含めてよいであろう。いわば、自分の力では変えられない時間的・時代的前提である」そな…「「地」は地理的条件または立地条件で、地勢、地域、地形等を含む」し、「「将」とは将師の器量」で「法」は「法・制度・組織原則が整って、これが完全に機能していなければならない」とな…

 至って普通の事を言っているよーだけど、どよ?なのかなぁ?と…とゆーのも道の場合、企業も「上下の一体感が失われれば、もはや完全には機能しなくなる」そーだけど、昨今のリストラ上等を見ていると、でもそんなの関係ねぇー(死語?)になってね?また、天の場合は「「時間的条件」である。これは時間がたつほど自分の方が有利になるか不利になるかの判定」だそな…これこそまさに究極の今でしょ(死語?)じゃね(笑)

 まず自分の足下を鑑みて、次に今度は両国の対比に入るとな…それが「(一)君主はどちらが有徳か」「(二)将師はどちらが有能か」「(三)天の時と地の利はどちらが有利か」「(四)法律・制度はどちらが完備しかつ徹底し、よく守られているか」「(五)士卒はいずれが精強か」「(六)いずれが戦技に熟達し規律ある統一的行動ができるよう訓練されているか」「(七)賞罰は、どちらが公正に行われているか」で、どっちの国が勝つか分かるってか(笑)詳細な解説については本書をドゾ。

 逆にこれを呉子で見てみると、こちらはこんな国駄目絶対キタコレになるらすぃ(笑)よーするに「進んでよいときには進み、むずかしいときには退く」を旨とせよって事でしょか(笑)こちらの詳細も本書をドゾ。

 まっ何にせよ、戦争回避これが鉄則とな(笑)ちなみに「第一次世界大戦のとき、イギリスの態度はすでに専守防衛であり、文字通り「金持ち喧嘩せず」であり、第二次大戦ではあらゆる方法で戦争を回避しようとし、そのためチェンバレンはヒトラーにもムッソリーニにも頭を下げた」んだそな…確か英人の合言葉ってチェンバレンでなくて良かっただったよーな気がするが、気のせいか(笑)

 まぁそれもともかく、「これだけ戦争を避けようとしたのに、戦争を強いられた」訳で…よーするに「帆岩であればあるだけ、得るところがある。そういう国は憲法に規定があろうがなかろうが「専守防衛」になって当然だが、他国は他国の意思で行動し、日本はそれを制約する能力がないから、戦争を強制されないという保証はない」の件は、非常に意味深だよなぁ(笑)他国が強制的に戦争しかけてきたら、どーすんねん?とゆーとこが、まさに今でしょ(死語?)なのか(笑)

 で、「「孫子も呉子も基本的には戦争否定論者だ」と記したが、その否定には「非武装中立ならばそれでよろしい」といったような単純な意味でないことは言うまでもない」そで(笑)
「もっとも、今ではそう誤解する人はいないであろうが、しかし、以上のことを忘れた"平和ボケ"も困るのである」の件は、皆まで言うなか(笑)

 ちなみに「平和とは戦争の一形態であるといえば奇妙に聞こえようが、戦争とは殺人が目的でなく、敵の戦力を打破し、それによって国力を打破することが目的なら、平和な時代でも、企業も国家も武器をとらざる生存競争をしているのは事実である」とな…「確かに、戦争がないのは「善の善なる者なり」であるが、それを「生存競争」がないと誤解するなら「平和ボケ」であろう」じゃね(笑)

 さて、戦争キタコレ呉子によると「第一は大義名分を名として起る場合」「第二は自国の利のために起る場合」「第三は相互の憎悪の増幅で起る場合」「第四が国内の乱れにつけ込まれる場合」「第五が国内の飢饉による疲弊につけ込まれる場合」とな…まぁその回避策の詳細は本書をドゾですが、一つだけ三番目は呉子によると剛兵と命名されているんですが、「剛兵の場合には言葉をもって意思の疎通を図り、憎悪をやわらげて戦争をやめさせる」方法をとりなはれとゆー事らすぃ…それって言葉の通じない相手にはどーいたら、いいんですか?呉子先生?

 ちなみに「フランスは防衛予算と対外の文化予算が同額であり、「フランス語を修得した人間は反仏にならない」と考えているという」の件は、さすがおフランス様は違うでぇーってとこでしょか?日本の場合も日本語を修得した人間は反日にはならないなんて自信を持って言える日が来るもんかのぉ、越後屋ってか?

 そして戦争とは経済力だキタコレでしょか?戦費ってバカにならないんですよ、奥さん(誰?)「長い間戦場にさらしておけば国の財政が破綻する」のは必至ってか…かくて「こうなると智者がいても、その事後処理は不可能に近い難事だろう」とな…よーするに戦争とは「戦術がまずくても速やかに終結させるべきものと聞いている」に至る訳で、「今まで戦術が巧みで、しかも長く戦争をつづけたという例は見たことがない」って、そーだったのか?ハンニバル?

 そんな訳で孫子的には「戦争にならざるを得なくなったら、「一日も早く切り上げろ、決して泥沼の長期戦に持ち込んではならない。たとえ少々まずくとも拙速で終止符を打て」」とゆー事らすぃ…上記の繰り返しになるかもですけど、「戦争とは実に大きな浪費だから、下手をすれば一国の経済を破綻させてしまい、もしそうなれば「智者有りと雖も」その後始末はできないだろう。だから、たとえまずくとも早く切り上げよ」とな…即終戦これ大事ってか(笑)

 でもって、「戦争とは輸送である」を忘れるなとな(笑)「戦場の大部分の日時は輸送と行軍すなわち自らの輸送に費やされるのであって、いわゆる「ドンパチ」の先頭は一瞬だといえる」らすぃ…そゆ事で「国力の損耗はこの輸送の時期によって生ずる」そな(笑)そして「戦争とは消耗戦であるといえる」じゃまいかってか…

 そんな訳で「軽率に戦って、戦うことが利か否かと考えないものはまだ将師の資格がないという」そな…そんな訳で将師が考慮すべき事は「(一)理とは、物事の筋道を正しく治める」「(二)備とは、用意万端を遺漏なく整えること」「(三)果とは、決断して行うこと」「(四)戒とは、事を生ずる前に、慎重に事を行い、たとえ勝ちいくさでも、初めて戦闘を行うように慎重にする」「(五)約とは、事を簡略にしてすべて大本を取り不要のことは取り除いて煩わしいことをはぶくことにある」そな…こちらの詳細も本書をドゾ。なるほろ、将師とは深慮熟考タイプじゃないと務まらないのか…

 で、本番キタコレですけど、まずは「敵と戦うことなくして、計略をもって敵の兵を屈服させることが最上の方法」なんだそな…だから「敵と戦うに際し取るべき最上の戦術は、敵のはかりごとを未然に挫折させることである」そな(笑)その次の戦術は「敵の外交関係、後援・後続部隊などを切断して敵をを孤立無援にさせること」更にその次は「敵の兵と対等の条件のもとに交戦すること」なんそな…いざ鎌倉もとい戦いの前に打つ手いぱーいってか…まっ何事も準備が大切というか、前振りが大切って奴か?ちなみに、「尤もまずい戦いは敵にとって有利な城を攻めることである」って、成程真田丸もとい、大坂城(笑)

 リアルだなぁとゆーとこでは「「百戦百勝」勝った勝ったは、フィクションにすぎない。自己も損害をうける。ここが、競争と戦争の基本的な違いである」の件かなぁ…命かかってまんねんって事でっしゃろってか…身銭だけでなく、身命かかかってますからねぇ…

 そんな訳で「多く戦う者は災難に陥る」と呉子も言ってまっせとなるのか…かくて「五たび戦って五たび勝つ国は災難に陥り、四度勝つ国は疲弊し、三度勝つ国は一時的覇権を得、二度勝つ国は一国の王となり、一度勝つ国は天命を受けた帝となると、何事も例外はあるが、しばしば戦って天下を得るのは例外であり、普通は滅亡する者が多い」って、成程ソ連、成程米、成程ちゴホンゴホン…

 まぁ「国家であれ企業であれ、あらゆる面における国力・企業力の充実が第一で、この充実競争がまさに勝敗を決する競争である。これに敗れていながら闘争に勝つことは」例外中の例外に過ぎず、結局は亡ぶって事とな…

 戦いって本当に冷たい方程式だよなぁ…もしくは備えあれば憂いなしか…まっ勝った勝ったでもその後の事を考えればどよ?ってのは米の中東政策みるまでもなしってか(笑)

 さて、そんな戦争において、君主と軍の関係を見てみよーってか(笑)現場にとって困った上司とはになるのだろか?で「第一が作戦への介入」第二が「軍政への介入」「第三が指揮権への介入」とな…これからすると、ローマ軍のやり方はあっていたのか?何せ、現場のトップはほぼ全ての権限持ってたもんなぁ…これがあかんと思いますになるのは、専制君主的になっていったコンスタンティヌス以降の事だったよな?なるほろゲルマン民族も大移動ってか?

 そんでもって勝つ為の五箇条ってか(笑)で、「(一)双方の優劣を比較して戦えるか戦えないか知ること」「(二)兵力が多いか少ないかで運用が違うことを知ること」「(三)上下が一心同体で同じことを欲していること」「(四)前もって先々のことを考え、考えていない相手のすきを待つこと」「(五)将軍が有能で君主が余計な介入をしないこと」なんだそな(笑)これなら百戦危うからずってか?

 まぁ孫子は(呉子も?)当たり前って言ったら当たり前の事を言っているに過ぎないんだけど、その当たり前の事が、今でしょ(死語?)の時は抜けている事が多しって事なんだろか?まっだから、後悔後にたたずなんだろけど(笑)

 そんな訳でこれも究極の当たり前な話じゃねで、「自らの部下には命令ができるから不敗の態勢をつくることはできるが、敵に命令できるわけでないから、自分が勝てる態勢を敵につくらせることはできない」そーですよ、奥さん(誰?)「昔も今も、「あの国が絶対に攻め込んで来るはずはない、だから防衛などしないでよい」という議論はあった」って、ホンマでっかぁーっ?なるほろ日ソ中立条約(笑)

 ちなみに本書は「自分が決定できない相手の意思を、あたかも決定できるかのような錯覚は抱いてはなるまい」じゃねって事らすぃ…まっこれも上から目線乙の人多しで、皆まで言うなか(笑)

 さて、戦場にて、完勝あると思いますですけど、これってどよ?とゆーと「「善く戦う者の勝つや、智名無く、勇功無し」らすぃ…完勝は「一言でいえば、「形篇」の末尾の言葉通り、「形なり」である」となる模様…

 「戦争に巧みな将軍はまず道(前述の道・天・地・将・法)を整備し、次に形に基づく方を守るから勝敗の主導権を持ちうる」そな…で、「形とは一面では地形であり、地形の法とは(一)戦場となるところの距離・広狭・高低、(二)そこへ集積しうる物量、(三)物量を活用しうる兵数、(四)彼我の兵数の比較、(五)それらを正確に計って勝利を得る」とゆー事になるとな…こちらの詳細も本書をドゾ。

 よーするに静かに勝てたらそれが一番凄い事とゆー事なんだろか?ちなみに「一流企業で社長の名前をだれも知らない会社が、成績がいい」って事らすぃ…そんな事言ったら、何かというとリーダーだのヒーローだのが大好きなどこかの国はどーなっちゃうんだろ?私、気になりますっ(笑)

 そして、物事なにごとも勢い、あると思いますじゃね?で「「形」が外的静的量的とすると「勢」は内的動的質的で両者は密接に関連しており、この二つが逆転したのが「形勢逆転」である」そな…なるほろ、四文字熟語っ。ちなみに「「形が変わると勢もかわる」と見てよい」なんだそーですよ、おぞーさん(誰?)

 まっ「情勢をよく見て「形」をきめるのが決断である」ですしおすし(笑)そゆ事で「「縦割りの事業部制」にすれば、確かに一つの「勢」を生ずる。また全体を一つのピラミッド型の「統一的組織」にしてある目標めがけて全力を発揮するようにすれば、これまた別の形の「勢」を生じる」んじゃね、とな…結局「決断とは「形」を決定すること、それによって「勢」が生ずるのである」になるとな…決断力のある、まっ日本でこれが躊躇なくできる人はどれだけいるのか?これも皆まで言うなか(笑)

 さて今度は情報ですけど、勝敗を決するのは「正確な情報で相手の動静を知りつつ、自分の方は「無」にしてすべてを秘匿していること」、これに尽きるんじゃね?

 これまたリアルだと思われで「「歴史の教訓」はあくまでも「教訓」であって、同じことが再現すると思ってはならないし、現状が半永久的に固定すると思ってもならない。そのため、常に正確な情報を獲得し、組織はあくまでも柔軟にし、運用は常に新しい情報に対応したものでなくてはなるまい」って…これこそ言うは易し行うは難しそのもののよーな気がするのは気のせいか(笑)

 実戦編に目を転ずれば、「敵に対して、有利な位置に立つ」これで決まりじゃね(笑)でも、戦闘は盤上の駒ではなく、生身の人間ですからそこを考慮しないとえらいことになると…

 取り敢えず戦闘とは、「戦闘は敵をあざむくことで、有利な位置に立って主導権を握ることを目的として動き、分散・集結で兵力を自由自在に変化させるもの」だそな…「そして「知り難きこと」暗闇のようで、行動を起せば雷にように威圧する」のだそなぉ…でもって兵には利があるよとちらつかせておく事も士気的に大事ですよとゆー事か…

 で、戦闘の法則とは「高地の敵に攻めのぼってはならない」「高地を背後にした敵に正面攻撃してはならない」「いつわって敗走する敵を追撃してはならない」「敵の精鋭は攻めてはならない」「おとり部隊にひっかかってはいけない」「帰国する敵を阻止してはならない」「敵を包囲したら必ずどこかを開けておくこと、窮地に陥った敵を追いつめてはならない」のだそー…まさにリアル実戦編じゃね?こちらの詳細も本書をドゾ。

 次に用兵の法ですが、「敵が来ないだろうと期待するのでなく、いつでも来いと十分に備えをし、敵が攻撃しないだろうと期待するのではなく、攻めることができない態勢をとれることを期すべきである」とな…何か何回も出てきたよーな気がするが、「「来るわけないさ」の気休めが最も危ない」で、己の願望、思い込み駄目絶対とゆー奴らすぃ(笑)その他詳細は本書をドゾ。

 そして軍隊のメインイベントきたこれで、行軍ですが、何か?編来たぁーっ(笑)よーするに「軍隊の行動の殆どの時間は、はなばなしい戦闘ではなく地道な行軍である。苦しく単調でいつ終わるとも知れぬ行軍は、しばしば人間の注意力と緊張感を奪う」とな…

 その行軍で見るべきとことしては「(一)地形への判断」「(二)地形や周囲の情況、さらに細かい変化に基づく敵情の判断」「(三)敵の状態や対応に基づく敵情の判断」「(四)以上に対応する部下掌握の基本」になるそー…よーするに現状のハードとソフト両方知る事に尽きるよな?

 丸めると「部下の健康管理に完璧で、同時に敵に対して有利な地に位置をしめよう」とゆー事じゃね?まっ「軍隊であれ企業であれ、常に立地条件は無視できない」って事らすぃ…だから「立地を的確に判断して速やかに撤退すること」「同時に相手のわずかな徴候も絶対に見のがさず、常に偵察を怠らないこと」になるそな…

 リアル行軍での注意事項は「険しい場所、水溜りの多い場所、葦などが生い茂った沼地、草木が繁茂した森」は要注意やでぇーっとゆー事になるとな(笑)こゆとこに「伏兵がいる」んですよ、奥さん(誰?)また、「敵が近くにおりながら、静かなのは要害をたのみとしているから」で、敵が「遠くいながらしぎりと挑戦してくるのは、自分を誘い出そうとしているから」なんだそな…「敵が要害をすてて平地に布陣しているのは、何らか有利な点があるから」だし、「木々が動くのは、敵が進攻してい来る証拠」だし、「故意に草などを積み上げているのは陽動作戦」たとな…「鳥がパッと飛び立つのは、伏兵がいる証拠」。「敵が不意に走り出すのは、奇襲部隊の近接」、「土煙りが高く鋭く舞い上がるのは、戦車の進攻」、土煙りが「広く低く這うように昇るのは歩兵部隊の近接」、土煙りが「あちこちで細く立ち昇るのは敵の薪の採集」、土煙りが「うすくてかすかに移動するのは、敵の先発隊の設営準備である」って、そーだったのか?行軍とゆーか、敵の見方?

 とゆーのも「軍隊は、行軍隊形のまま戦闘できない」し、「展開した戦闘隊形のまま行軍できない」そな…でもって「一番危険なのは行軍の途中を奇襲されること」なんだそなな…これまたそーだったのか?行軍?

 これなんかもリアルだよなぁで、軍使キタコレの対応というか、見方(笑)「軍使の口上・態度はへりくだっているが、戦備を着々と充実させているのなら、攻勢に転じようとしている」そで、「軍使の口上・態度が威丈高で、今にも進撃しそうな態勢を示すなら、退却しようとしている」そな…「講和を申し入れる理由がないのに、講和を提示してくるなら何か計略を持っている」そで、「右往左往して戦車を配備しているなら、日時を定めて決戦に出ようとしている」し、「軍の半ばが進み半ばが退くなら、こちらをおびき出そうとしている」のだそな…

 細かい観察はまだ続くで、兵士が「武器を杖にして立つのは飢え疲れているから」で、「水を汲むとすぐ飲むのは飲料水に欠乏しているから」だそな…「有利なのに進撃して来ないのは疲労しているから」だし、「鳥が陣地に集っていれば、敵はもう陣内にいない」とな…

 また、「夜、敵陣でその時でもないのに動くのは秩序が乱れて」いるからで、「部将が兵に怒声をあげているのは兵士が戦に倦み疲れている証拠」とな…ここまでくるとリアル極まれりと思うんだけど「兵の食糧を馬糧にし、輺重車を引く牛を殺して兵の食糧とし、炊事具やかまどを破壊し、夜になっても宿営地に戻らないのは、進退きわまった軍である」って、ドンダケェー(死語?)

 更に「部将がなれなれしく下手に出て兵士に話しかけているのは、部下の信望を失っている証拠」だし、「しばしば恩賞を与えるのはゆきづまって部下が動かなくなっている証拠」で、「しばしば罰を与えるのも」右に同じとな…

 「軍使が来ておだやかにわびるのは休戦を欲している」からであり、「気勢をあげて出陣しながら、いっこうに攻めて来ず、かといって退こうともしない時は、その動きを慎重に見定めないと危ない」って…あまりにリアルな指摘の数々にいやでも臨場感ますんですけど…兵法おそろしス…

 も一つリアルな指摘だなぁと思わされたのは新兵(および新入社員)というものは「いずれの時代、いずれの社会であれ、すぐ「戦力」にならない」の件じゃね(笑)でもって、「新兵の無経験にもとづくへまが、大失敗の原因となることもある」ので気をつけよって事らすぃ(笑)まぁ昨今の日本は、老害と新人に根拠のない自信が満ち溢れているよーな気がするのは気のせいか(笑)

 惑わされるな的なとこでは、「「名」とか「罪」とか「面子」とか、そんなつまらぬことにこだわっていると、常に、真相が見えなくなってしまうのである」のとこは、犯人は貴方ですじゃね?准教授ってか(笑)まっ面子にこだわるのはたいがい小者ってのが相場だしなぁ(笑)

 後は戦い方ですけど、正攻法には正攻法でいっても勝てるか?で、「敵の大軍が整然と来襲して来ようとする場合、迎撃するには」どーするよ?に「まず敵が最も大切にしている所を奪え、そうすれば相手は自分の思うままになる」とな…「相手の思い及ばざる点に乗じ、思いもよらぬ方法により、警戒していないところを強襲することである」とな…もしやこれが奇襲って奴か?まっ相手にとっては(笑)

 そして姦計と言えば、「あくまでも自分に追従し、何くれとなく善くしてくれる「処女の如し」は危険である。と同時に、何かを一気に奪取しようと思えば、この方法が最も完璧であろう」って…よいしょは永遠に不滅ですってか…

 さて、戦法として火攻め、焼き討ちもあるよって…水攻めより火攻めの方が手数がかからないとゆー事だろか?

 また、明君と良将は「有利でなければ軍を動かさず、獲得できなければ軍を用いず、危険でなければ戦わない」そで、「君主は怒りから軍を出動させてはならず、将軍は一時の怒りで戦いを仕掛けるべきではない」そな…キレてなーいってか(笑)まぁ、トップが非常時にいちいちキレてたら、どこぞのフクシマみたいになってしまいますしおすし(笑)

 後、諜報でしょか?まっ今も昔も戦争とは情報戦キタコレとな…「現代はすべての面で、さらに徹底した情報戦争の時代である。的確な情報を握り、それに基づいて対策を立てたものが勝つ。これは、単に戦争だけでなく、企業の競争にもいえることであろう」とな…

 まっそんな訳で「情報機関の元締めは、腹臣中の腹臣でなければならない」とゆーのも、ここで裏切られたら即終了って奴ですしおすし(笑)

 後は、本書の中でポツポツ出てくる歴史と時事ネタかなぁ(笑)例えば、戦前に中国ブームきたこれ状態だった模様…「中国と戦争しながら中国ブーム」ってどよ?って言うと「日本は王精衛の国民党南京政府を支持し、重慶の蒋介石政権と戦っているというタテマエであったから、日華親善は常に強調されていた」って、そーだったのか?ちうごく?

 韓国に目を転じると「韓国の両班には文班と武班があり、それぞれ、中国と同じように科挙という官吏登用試験をうけ、これに合格した者で政府は構成されている。これから見れば、武将は「武経七書」ぐらいは暗記しているはずなのだが、日本の武将はその最初の半行も読めないと彼は言う」とゆーのが姜沉の弁らすぃ…勉強家の名高い「家康でも、科挙の試験をうければ落第だろう」とゆー日本の武将レベルってどよ?で日本の武将は皆兵学では落第生で「韓国の武将は優等生ということになる」…なのに「この優等生が、戦国の生存競争を生き抜いて来た日本の部将の前には手も足も出なかった」って、何故何故?というのが、文官エリートの姜沉の素朴な疑問だったらすぃ…

 それに著者は「「武経七書」を暗記したところで、それだけでは実戦の役には立たない。机上の兵学は、たとえ科挙の試験で満点をとっても、それは実戦に有能な者を意味しないなら、ましてや経営においてや、である」って(笑)まっ知ってるだけじゃダメで、それを現場で活かせてこそ、今でしょ(死語?)なんだろなぁ(笑)

 ちなみに「中国も韓国もその長い歴史の大部分において総司令官は文官であった」とな…「韓国では文禄・慶長の役という一時は全土が占領されそうになったときも、国防大臣は文官で、この点では徹底した文官優位にある」そな…

 日本に戻って、やはり信長って天才だったんでしょかねぇ?「信長は、生涯、同じ戦法は二度と使っていない」とな…

 信長エピも幾つかあるんですが、比叡山焼き討ちに連なるエピとして、「美濃を併合したとき、その少部分は朝倉家の所領だった」とな…とはいえ「朝倉も、この飛地の管理は面倒なので叡山に寄進してしまった」とな…よーするに「美濃にあって朝倉家から叡山に寄進された地」が、今度は信長のとこにキタコレってか?

 ここで信長は「叡山のため所領安堵をして恩を売っても損のない地だが、彼は余り深く事情を詮索せずにこれを併呑してしまった」とな…

 「叡山はそれに対して何も出来ないし、信長に仏罰があたるようすもない」と…そゆ事で今度は「各地に散在している何となく治外法権のようになっていた叡山の領地を、各地の大名がみな併呑してしまった」とな(笑)

 これもみんな信長のせーと、比叡山も朝倉家も恨み骨髄ってか(笑)で、「これが最終的には正面衝突になる」って、戦争って何事も利害関係というか、既得権益キタコレだよなぁ(笑)

 まぁ信長の横紙破りなのは今に始まった話ではなく、「日本のく(ぎょうにんべんの字、変換できず/泣)地は京都で、ここに勢力を扶植した三好の一党や松永久秀は、ひたすら周辺諸国との外交関係に腐心した」そなのに、「「天下布武」を呼号する覇者信長は、そんなことは全くせず、いきなり周囲を威圧し、従わぬ者の「城抜く可く」「国隳る可し」に出た。覇者は、原則を無視できる実力があるから覇者なのであろうか。それができるには「九地」を完全に理解していなければなるまい」となるらすぃ…ある意味とっても信長らすぃという事か?まさに京都は燃えているか?ですしおすし…

 で覇者になりそこねた男、光秀ですけど、「天下を争うなら堂々と争って、それに勝たねば人びとの心服は得られない」とゆー事らすぃ…「暗殺者は所詮、暗殺者にすぎない」って…テロリストが英雄になるなんてのはありえへーんって事か(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載、解説満載ですので興味のある方は本書をドゾ。どこを読んではインパクト大なんですけど、一つだけあげるとしたらここかなぁで「人は神ではない。「神様」などと呼ばれる人ほど、未来の予知が不可能なことを知っている」の件でしょか?

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