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2016年12月 1日 (木)

後ろ向きで行こー(笑)

名作うしろ読み  斎藤美奈子  中央公論新社

 師走に入りました(笑)年末ですから、読書もエンディング、クライマックス勝負ってか(笑)何事も終わり良ければ全て良しとかのシェイクスピアも言っているってか(笑)

 さて、本書は所謂一つの読書感想文エッセイみたいなノリなんですが、たいていの名作は初っ端の出だしは覚えていても、ラストはどゆ文だったかとゆーのは、殆ど覚えていない、記憶に残っていなくね?とゆー事らすぃ…言われてみればその通り、本書に掲載されている名作130編位あり、タイトルを読めば知らない人はいない作品ばかりなりなんですけど、ラスト一文はとゆーと、出てこないよな?

 本書に掲載されている作品のラスト全て言える人ってマジいるのか?と思うんですが?如何なものか?

 そんな訳で、今再びの名作再読の旅に出るぅー(エコー付/笑)だろか?再訪してみると分かる事って世の中あるもんなんですねぇ(笑)

 まっ著者の視線も相変わらず鋭いので、このスパっと感とゆーか、スカっと感も、スッキリーじゃなかろーか(笑)ええ、文学の一刀両断、仕訳の時代です(キパッ/笑)

 アリス的に、名作案内…うーん、雑学データベースのアリスならば、当然、本職の文学関係に抜かりなしと思いたいが(笑)そーいや、アポロンでも読書月間してたなぁ(笑)

 アリス的なミステリ系作家達とゆーと、「ゼロの焦点」松本清張どでしょ?か?ちなみに「あの風貌に似ず(?)、松本清張はフェミニストっぽい作家である」だそで、「強い意志をもった女性が活躍または暗躍する作品も少なくない」そな…そーだったのか?朝井さん?

 また、究極のミステリー小説キタコレでは「藪の中」芥川龍之介じゃね?「さあ真犯人は誰なのか、と探偵の目で読む人もいれば、いや事実はひとつじゃないんですよ、と文学的に読む人あり。しかし、いま私たちがこれを読むとしたら…やはり、あれでしょう。「裁判員の目」で読んでみることでしょう」でしょーか?これが本当の中有の闇なんでしょか?准教授?それと「押絵と旅する男」江戸川乱歩とか(笑)

 他にアリス的というと、海奈良の人魚で、「赤いろうそくと人魚」小川未明とか、「紀州-木の国・根の国物語」中上健次のとこの「新宮からスタートした旅は、和歌山県、三重県、奈良県の二十数ヵ所をめぐって、最後は半島の付け根の天王寺で終わるのだが」のとこかなぁ?天王寺キタコレってか(笑)

 それと忘れてはいけない「夫婦善哉」織田作之助じゃね?「大阪を代表する作家といえば織田作之助。なかでも「夫婦善哉」はもっとも大阪らしい小説といわれている」だそー…も一つ「ノラや」内田百閒も猫文学としてどーでしょ?准教授?

 さて、そんな訳で、まずは「雁」(森鴎外)キタコレで、「漱石の描く青年たちがいまもそれなりに愛されているのに対し、鴎外が描く青年たちは概して評判が悪い。彼らはイケメンでモテすぎるのだ。出世と恋を天秤にかけたら、出世をとりそうなタイプ。「舞姫」もそう。「青年」もそう。「雁」もその系統かもしれない」って、そーだったのか?鴎外?もしかして、鴎外ってイケメン好きだったのか?

 そんな訳で「雁」であるが、「思えば「雁」には天然キャラの岡田に対する軽い嫉妬が流れている。お玉の恋路を「撲」は最初から邪魔したかったのではないか。女に選ばれなかった男が、読者に八つ当たりしているような終わり方だ」って…ある意味、殿方にとってモテないとゆー事は生きていく上で本人的には致命的なのか?まっだから銀座のクラブなんかの金出してもモテたいとゆー需要があるんだろぉなぁ(笑)

 まっそゆとこでは「女坂」円地文子もキタコレか?若い妾がいぱーいってか(笑)ただし、ラストは妻の絶縁状でここに来て、夫は?どーする?な終わり方なのか(笑)「倫は「オメエの家の墓になんか死んでは入りたくねーんだよ!」といっているのだ。いまわのきわの爆弾発言。さすがの夫もショックを受ける」って…今となっては、墓はいらないも、葬式不要も、夫と同じお墓に入りたくないも、普通にあるでしょになってきたしなぁ…女の秘めた本音が浮上してきて初めて知るって、やっぱ殿方の怠慢だと思うよ(笑)

 また、「おはん」宇野千代もありまよってにで、「彼はほんとに反省したのだろうか。自分を阿呆だ阿呆だといってるが、このような「下手に出る作戦」こそモテる男の処世術(この種の男に弱い女がいるのだ、世間には)。本人は地獄ぶっても、二人の女に愛された「私」の人生が天国でなくて何だろう。そもそもこうやって読者に「懺悔」していること自体、自慢たらたらじゃないよっ。」って(笑)結局、男の行きつくとこって、究極のモテ自慢らすぃ(笑)

 この系列って幾らでもありそーな悪寒で、「濹東綺譚」永井荷風もそんなとこらすぃ(笑)「お雪、二六歳、大江、五八歳。そもそも男のお伽話ですから、一夏の夢だったということで」で、若い女性とラブラブって殿方の究極の夢か?成程、ベル〇スコーニ(笑)女性的視点からすると何じゃそらですけど、「太宰治「女学生」には「濹東綺譚」を批評した箇所がある。「ところどころ作者の気取りが目について、それがなんだか、やっぱり古い」「お年寄りのせいであろうか」。いうよね女生徒」の件は、やっぱ当時の女性目線でもキモかったのか(笑)概して、殿方の方が自己評価って無意識に高い傾向のあるよーな気がするのは気のせいか(笑)

 まぁ分かっていない系では、「抱擁家族」小島信夫でしょか?「「僕はこの家の主人だし、僕は一種の責任者だからな」とうそぶきつつ、家族崩壊の原因が自分にあるとは考えない家長。この作品が文壇に衝撃を与えたのは、当時の文学者がみな多少なりとも「俊介」だったからじゃないんだろうか」とな(笑)

 不思議とラストの方をよく覚えている系では「檸檬」梶井基次郎じゃね?「梶井基次郎の作品は短いけれど難解だ。「檸檬」もそうで、丸善の本の棚に檸檬を置く、それがどうしたと高校生の私は首をひねった覚えがある」とゆーのは、誰しも経験した読後感じゃなかろーか?

 「浮雲」二葉亭四迷のラストは、「じつは未完ともいわれている作品。しかし物語の結末を放棄したような、あるいは読者にゆだねたような、プツンと終わる終わり方(オープン・エンディング)も現代小説っぽい」って、そっか、物語の最後にも、クローズとオープンがあったのかぁ?

 「走れメロス」太宰治のメロスというキャラに対して著者は「カッとなって城に乗り込むメロスはそもそも「キレる中学生」みたいなやつだった。その恥ずかしさに中学生は気づくかな」とな(笑)王様とメロス、どちらも子供って事なんですかねぇ?大人になった二人の友情物語、それもこあいな(笑)

 「何でも見てやろう」小田実のとこで、「「深夜特急」にも本書に言及した部分があるけれど、二冊の性質はかなり異なる。小田が「世界の闇を知る旅」なら、沢木は「自分探しの旅」。時代の差なのか個性の差なのか」とあるんですが、海外放浪記系って、この手の選択なんでしょかねぇ?マレーの若き日の二人もそんなとこなのかなぁーと(笑)

 「砂の上の植物群」吉行淳之介に至ると、「筋を追いかけても、「なにこれ、バカみたい」な小説が現代文学には少なからず存在する」で、こちらも「まあそのたぐいだろう」って、著者の一刀両断パネェ…普通、それは言いたくでもなかなか言える科白じゃなくね?

 「夜明け前」島崎藤村のとこでは「参勤交代がなくなり、維新前後の一時的なにぎわいも去って、さびれゆく宿場町。疲弊した地域経済を木材で立て直そうとするも、山林が官有地に組み込まれて狼狽する人々。そこには今日にも通じる中央と地方、国家と国民の齟齬が凝縮されている」の件は、ワロエナイそのものじゃまいか?まさに今でしょ(死語?)なのか?「薩長土肥でない地方から見た維新史はむしろ興味深い。政権交代に期待して裏切られた感じは二〇一〇年代にも似ている」になるのか…成程、あれの仕訳のラベルは裏切りでFAだったのか(笑)

 時代が変わった系では、「あゝ野麦峠-ある製糸工女哀史」山本茂実のとこで、「生糸の主体たる輸出先はアメリカだった。よって太平洋戦争がはじまると製糸業はすたれ、多くは軍需工場に転用された。だから<「戦艦大和」と共に姿を消し>なのだ」そな…戦前のというか、高度成長前の軽工業よ今いずこでしょか…

 も一つ時代だねぇでは、「関東大震災」吉村昭のとこで「今村はこの後、私費で地震観測所を設立し、監視を続けた。四四年には東南海地震が、四六年には南海地震が起きたが、戦争中で東南海地震の事実は伏せられたという」ですから、成程、いつの政府も、ただちに問題はございません、なんだろな(笑)

 洋物の方でいくと、「異邦人」アルベール・カミュでしょかねぇ…内容はなかなかにメディア告発書的要素もあるのか?まぁそれはともかくラストも凄いで「悪者になることで世間に注目されたい。孤独でいるよりはずっといい。最後の一節は、「死刑になりたかった」と口にする、二一世紀の殺人者を連想させないだろうか」の件は、犯社的には、どーなんでしょか?准教授?

 「老人と海」ヘミングウェイとなると、「心身ともにマッチョたることを求められるアメリカ式ヒーローの悲喜劇。春の海でのんびり釣り糸を垂れる東洋の太公望のほうが幸せかもしれないなあ」の件は、結局、米が幾つになっても究極の男社会だからじゃね?それはト〇ンプみるまでもないよーな気がするのは気のせいか?

 「グレート・ギャツビー」フィツジェラルドに至ると、ラストは「こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れにさからう舟のように、力のかぎり漕ぎ進んでゆく」と結ばれているそな…これに対して著者は「このへんが彼我の文化の差、である」と断じているんですね(笑)「これが日本だったら、栄華をきわめて身を滅ぼしたギャツビーは「諸行無常」「盛者必衰の理」の例にされちゃうところである」とな…それが米では「フロンティア・スピリッツの国はちがう。隣人の不幸な運命さえ、明日へのパワーに変えるのだ」って、そーだったのか?アメリカン・ドリーム?もしくはアメリカン・スタンダード(笑)

 「ドン・キホーテ」セルバンテスに至っては「世界中の誰もが知っているだろう人物。にもかかわらず、原作を読み通した人は少ないだろう物語」は言い得て妙だなと(笑)

 「動物農場」ジョージ・オーウェルは「今日の国家や政治を考えるうえで、これほど適したテキストはちょっとない。「逆ユートピア小説」とも呼ばれる作品。作中の風車は、ほとんど現代の原発のごとしである」の件は、何も言えねぇーですので、こちらは本当に本書をドゾ。「支配者の狡猾さもだけれど、被支配者の従順ぶりがリアルすぎて、ゾッとする」とな…最悪でも笑い飛ばせないのは、キビシーっ…

 「菊と刀」ルース・ベネディクトについては「古典とは読まれずにその名だけが流布する段階に至った著作(船曳健夫「「日本人論」再考」)という評言がピッタリな本」って、まっこれが米の正義って奴じゃね(笑)

 豆知識的に、「野菊の墓」伊藤左千夫の舞台は、千葉県松戸市って、そーだったのか?松戸?

 また「牧野富太郎自叙伝」牧野富太郎のとこで、「植物ファンには高知市の県立牧野植物館をすすめたい」そな…かなり立派な植物園らすぃ…そーだったのか?高知?

 他には、「竜馬がゆく」司馬遼太郎は、「「坂の上の雲」と並んで経営者が愛読書によくあげる本。累計で二〇〇〇万部超のロングセラー。司馬遼太郎作品の中ではいちばん人気だそうだ」って、そーだったのか?司馬遼?日本のベストセラーってやっぱおじさんウケした方があると思いますなんでしょか?片桐さん?

 これまた豆になるのか「ハムレット」シェイクスピアのとこで、「ハムレット亡き後を描いた「フォーティンプラス」(リー・ブレッシング)という作品も、ちゃんとあって上演されています」とな…もしかして今度はハムレットが亡霊になっていたりして(笑)

 言葉的豆になるのかで「パルタイ」倉橋由美子。「パルタイとはドイツ語で「党」の意味。英語でいえばパーティーだ。が、この当時、「党」といえば暗に日本共産党を指し、パルタイはその別称だった」とな…成程、マルクス、エンゲルスってか?

 言葉な豆でも一つ、「「濹」というめったに使わない字は一文字で隅田川を意味するのだそうだ」って、そーだったのか?濹?だから濹東って向島の辺りの事らすぃ…

 更に言葉で「日本の歴史をよみなおす(全)」網野善彦のとこで「現在では日本史の教科書にも(「町人と百姓」という程度ではあるが)「百姓」という語が登場する。「百姓」を差別語などと思っているのはもう古い、といっておこう」とな…

 と、まぁ他にも掲載されている作品いぱーいなんですが、ラストを取り上げるという事はネタバレじゃねで、最近はとみに駄目絶対の傾向強くねらしーですけど、著者は曰く、ラストを晒しても「問題のない作品が「古典」であり「名作」なのだ」とな…ある意味、再読に耐える本こそ、その価値があるなのかもなぁ…

 そゆ訳で、他にもたくさんたくさん本当にたくさん本いっぱい、エピいっぱいですので興味のある方は本書をドゾ。それにしても、著者ばどこまでも著者だっただろか「なにしろ一編の最後を飾るフィナーレである。さぞや名文ぞろいにちがいないと、当初、私は期待しないでもなかった。結論からいえば「着地がみごと決まって拍手喝采」な作品はむしむ少ない」って…「人生と同じで本てのも、そう上手くいかないのである」って…名作の道も色々あってなってか(笑)

 目次参照  目次 文系

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