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2016年12月16日 (金)

パラダイムシフトを待ちながら?

資本主義の終焉と歴史の危機  水野和夫  集英社

 うーん…新書なのにこの重厚感は何故なんだぜ(笑)いやぁ、もー、思い当たる事が多すぐるってか(笑)今年最後の笑い飛ばしにしてしまいたいですけど、笑い飛ばせないとこが何とも…

 とゆーのも、過去のデータが物申すの世界に突入している模様…経済というと、戦後か、せいぜい20世紀、もちょっと頑張って19世紀も入れてみっか程度が多しでしたけど、本書は16世紀から今日までがベタにメインかなと(笑)何故に16世紀というと、資本主義が台頭してきてから今までみたいなノリなんでござるでしょか?本書的に言うと、長い16世紀が今でしょ(死後?)という事になるらすぃ…

 そして究極の今でしょ(死語?)的には、資本主義、お前は既に死んでいるの世界だったとな…アタタタタッ(笑)

 いやぁもー騙されたと思ってまずは読めの世界かなぁ…それしか言えねぇ(笑)己の立ち位置によって賛否両論あると思いますですけど、ある意味、自分が分かる本かなぁ?クラッススになってしまうのか?グラックスを目指すのか?それが問題じゃね?

 アリス的には、経済史的なので、むしろこれは学生アリスのモチさん達の出番か(笑)

 もーデータ的なとこで逃げるとすると、例えば国債…「一九九七年までの歴史のなかで、もっとも国債利回りが低かったのは、一七世紀初頭のイタリア・ジェノヴァです」とな…ちなみにこれ、「紀元前三〇〇〇年のシュメール王国から現在」までの金利の中での話とな(笑)そんな昔から国債キタコレなのか?

 ちなみに利回りとは何ぞや?で「金利はすなわち、資本利潤率とほぼ同じ」だからじゃね、とゆー事らすぃ…どゆ事とゆーと「資本を投下し、利潤を得て資本を自己増殖させることが資本主義の基本的な性質なのですから、利潤率が極端に低いということは、すでに資本主義として機能していないという兆侯です」とな…

 で、何故利子率は下がったか?とゆーと、「投資がすでに隅々まで行き渡って」しまったから、「利子率は低下した」とゆー…

 伊に戻ると、「イタリアで金貨があふれる状態だったというのは、スペインの皇帝が南米で銀を掘り出し、スペインの取引先であるイタリアの銀行にそれらの銀が集まってきたからてず」とゆー事で、伊では「マネーがだぶついているのに、投資先がない」事態に…よーするに当時的には伊は隅々まで開発(葡萄畑だらけ)されまくっていたとゆー事とな…

 そして「利子率=利潤率が二%を下回れば、資本側が得るものはほぼゼロです。そうした超低金利が一〇年を超えて続くと、既存の経済の経済・社会システムはもはや維持できません」とな…

 これから見ると、今の超低金利状態も「二一世紀の利子率革命」じゃね、とゆー事になるそな…よーするに「利潤が得られる投資機会がもはやなくなった」って事じゃね…だって「利子率とは、長期的に見れば実物投資の利潤率を表す」のだから…うわぁぁぁ…

 他には、交易条件で見てみよーもありますよってにで、まず交易条件とは何か?で「輸出物価指数を輸入物価指数で割った比率で求められるもので、輸出品一単位で何単位の輸入品が買えるかを表す指数です」とな…

 日本的に見るならば「資源を安く手に入れ、効率的に生産した工業製品を高い値段で輸出すれば、高い利潤を得ることができる」と言えば分かり易いか?とはいえ、この一国の儲かりまっかは実に右肩下がりじゃねとゆー事で、こちらの詳細は本書をドゾ。

 「交易条件が悪化するということは、モノづくりが割に合わなくなったことを意味します。それでも「地域的・物的空間」が拡大してさえいれば、製品一個あたりの粗利益が減少しても販売戸数を増やすことで、利益の総額は増やすことができるのですが」それもヴェトナム以後、ないでしょって事らすぃ…

 何が起きたかとゆーと「既存の「地理的・物的空間」(=実物経済)で先進国は高い利潤を得ることができなくなった」とゆー事じゃね?

 で、これに直面したのがデータから見る分には1970年のこんにちはぁーっだったとゆーから、その後の半世紀って一体…

 これにアメリカンドリームが信条の儲けこそ全ての米が黙っている訳がないで、米は脱資本主義、近代主義じゃなくて「別の「空間」を生み出すことで資本主義の延命を図りました」を選択したとな…それが「「電子・金融空間」に利潤のチャンスを見つけ、「金融帝国」化していくという道」だったとな…なるほろ、IT革命だの、高度な金融工学などはみんなこの為だったんだぁーっ(笑)

 こーして「ITと金融業が結びつくことで、資本は瞬時にして国境を越え、キャピタル・ゲインを稼ぎ出すことができるようになった」とな…めでたしめでたしってか(笑)こちらの詳細も本書をドゾ。

 で、これによって何が起きたかとゆーと、格差拡大、中間層の没落キタコレってか…「資本配分を市場に任せれば、労働分配率を下げ、資本側のリターンを増やしますから、富む者がより富み、貧しい者がより貧しくなっていくのは当然です」で、新自由主義とは、セレブの為の経済システムじゃね?マネタリズム万歳ってか(笑)

 でもって、「一九九五年に就任したロバート・ルービン財務長官が「強いドル」に政策転換すると、アメリカは経常収支の赤字額を上回る資金を世界中から集めて、それを世界へと再配分していくようになりました。この「マネー集中一括管理システム」により、アメリカは「アメリカ投資銀行株式会社」となり、金融帝国となったのです」で、もー全てが見えてしまいましたになったよーな気がするのは気のせいか(笑)

 今までのマネーだは商業銀行がメインで「マネーが銀行の信用創造機能によってつくられるときの主役は労働者であり、商業銀行です。家計が消費を形成して所得のなかからなるべく多くを貯蓄することによって、銀行による多くの貸し出しが可能になるからです」だったそな…

 ところが今でしょ(死語?)は「金融・資本市場でマネー」をつくろうじゃまいかで、今度の主役は「レバレッジを大きくかけられる投資銀行」となるとな(笑)「「電子・金融空間」において、巨額の資金をボタンひとつで、国境を自由に越えて動かすことができる資本家」による事になりましたとさ…こちらの詳細も本書をドゾ。

 そんな訳で、一例としては「一九九五年からリーマン・ショック前の二〇〇八年の一三年間で、世界の「電子・金融空間」には一〇〇兆ドルものマネーが創出されました。これは回転率に掛ければ、実物経済をはるかに凌駕する額のお金が地球上をところ狭しと駆け巡ったのでした」になるそな…

 「一九九九年までは商業銀行は自己資本の一二倍までしか投資してはいけないという制約があったのですが、金融サービス近代化法が成立したことでアメリカの商業銀行は子会社を通じて証券業務に参入できるようになり、事実上、無限大に投資できることになっていたのです」しおすし(笑)

 そしてリーマン・ショックきたこれで「自己資本の四〇倍、六〇倍で投資していたら、金融機関がレバレッジの重さで自爆してしまったというのがリーマン・ショックの顛末です」とな'…はい、ここ笑うとことゆーより、笑いも出ない感じじゃね(笑)

 よーするに、「実物経済の利潤低下がもたらす低成長の尻ぬぐいを「電子・金融空間」の創出によって乗り越えようとしても、結局バブルの生成と崩壊を繰り返すだけです」にまっしぐらってか…

 でもって何が起きたか、何が進行中かと言えば「バブルの生成過程で富が上位1%の人に集中し、バブル崩壊の過程で国家が公的資金を注入し、巨大金融機関が救済される一方で、負担はバブル崩壊でリストラにあうなどのかたちで中間層に向けられ、彼らが貧困僧に転落することになります」とな…

 よーするに今までの高成長、高利潤で儲け続けたい、自分の利益・利潤は減らしたくないし、むしろどんどん増やしたいとゆー資本家達の願いただそれだけの事とゆー事なんだろか?

 「地理的・物的空間(実物投資空間)」に見切りをつけた先進国の資本家たちは、「電子・金融空間」という新たな空間をつくり、利潤極大化という資本の自己増殖を継続しています」というだけの事らすぃ…ただここで問題なのは、そーすると「「電子・金融空間」で犠牲になっているのが雇用者です」って事だよなぁ…

 「資本主義は「周辺」の存在が不可欠なのですから、途上国が成長し、新興国に転じれば、新たな「周辺」をつくる必要があります。それが、アメリカで言えば、サブプライム層であり、日本で言えば、非正規社員であり、EUで言えば、ギリシャやキプロスなのです」とな…「二十一世紀の新興国の台頭」とこれらの問題は「コインの裏と表なのです」とゆー…よーするに社会の新たなる地平という投資先があればパイの拡大を、ゼロサムゲームになったら切り捨てられるしわ寄せが常に必要ってゆーのが、資本主義って事らすぃ…ある意味、究極のえげつなさと思うのは気のせいか?

 かくて、中間層が崩壊する事で、今度は民主主義の危機・崩壊もキタコレになるのか…1%の富裕層の為に全てが決定し、優先される社会って…うーん…

 ちなみにリーマン・ショックの後「ベン・バーナンキFRB前議長により量的緩和政策も」そゆ事らすぃ…「マネーの膨張は、中間層を置き去りにし、富裕層のみを豊かにするバブルを熟成するものだからです」って…さすが、本家本元のアメリカン・スタンダードの国は違うってか?

 まぁこちらの詳細も本書をドゾですが、現状の「グローバリゼーションによって金融経済が全面化してしまった一九九五年以降の世界では、マネー・ストックを増やしても国内の物価上昇につながらないのです」とゆー事で、インフレって何だっけ?何だっけ(笑)

 とにかくこの「超低金利の時代」という現状に、「世界の「成長教」の教祖」である米としては、後はもー「バブルを繰り返す金融帝国としてしか生き残ることはできません」に至った模様…米が黒字のとこって「金融収支やライセンス料」って事らすぃ…よーするに「強いドル政策のもとで、世界中から資本を集めて新興国に投資をしてリターンを得る」これが米のジャスティスってか(笑)なるほろ、そこにしびれるあこがれるぅーっ(笑)完全、米はウォール街の国になってしまったんだなぁ…

 まぁ米は市場原理主義の国だもの、だもんなぁ…何でも金融商品化すれば、上がりまぁーす、下がりまぁーす、それも極端の方が儲かりまっか、ですよねぇ…

 とゆー事で、本書は、世界(市場)はこのよーな論理で回っていて、その結果、国家も国民も振り回されているとゆーお話が延々と続いているよな…

 まさにリアルに今でしょ(死語?)でして、結局これって1%の人の幸せの為に99%の人の犠牲のお話じゃなかろーか?とゆー事で、何だかなぁ…詳細は本当に本書をドゾ。ですが、よーするに低成長世界でも、人々は皆ある程度幸せに生きる為には、ハニー何とかしなくっちゃの世界が展開しているのか?

 自分一人が儲けちゃいけないんですかとゆー自由と、皆で分け合おうという平等の戦いの場合、平等の方の分が悪いとゆー事なんでしょかねぇ?そりゃ一攫千金というアメリカン・ドリームの方が魅力的ってか?ダイヤモンドに目が眩みですしおすし…

 今時代が求めているのは、エピキュリアンではなくて、ストア派なのかもなぁ…ゼロサムゲームになった今、そこそこに全員が参加できるシステムの構築が一番求められているものではなかろーか?今の弱者、敗者、貧者を除外して何が悪いですか?なんてシステムでは、未来は明るいとはとても言えないんじゃね?

 てな訳で、本書ここまでてもさわりでして、この後にも延々と今でしょ(死語?)の現状、データがこれでもかこれでもかと羅列されていますので、詳細は本書をドゾ。また、それについての解説等もたくさんたくさん本当にたくさん掲載されていますので、興味のある方は本書をドゾ。

 まぁボケボケのトーシロが読んでも胸にくる本でして、見ずに済むならこんなにいい事はないんじゃね?ですけど、悲しいけどこれ現実なのよねらしーので…はぁ…じっと手を見るってか…まっトーシロには、これはピラミッド社会の終わり、もしくは男社会の終わりのよーな気が?もしくは、競争社会、肩書社会の終わりですかねぇ?

 取り敢えず、著者はあとがきで、これからの社会の在り方を「拡大再生産のために「禁欲」し、金融をストックし続けることに固執しない社会」「資本の蓄積と増殖のために「強欲」な資本主義を手放すことによって、人々の豊かさを取り戻すプロセス」を目指せって事らすぃ…目指せソフト・ランディング?

 目次参照  目次 文系

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