« グリーンパラダイス? | トップページ | まねーばんくす(笑) »

2017年1月27日 (金)

庭園の島から~

文化力  川勝平太  ウェッジ

 サブタイトルは、日本の底力なんですが、うーん…本書を一口にまとめる言葉がござらんとしか言いよーがないよーな?いえ、もー物凄いスケールの話でして、これは騙されたと思って、日本人なら読んでおいて損はない本だと思われ(笑)何か、こー己の中の時間間隔、時代感覚がぶっ壊されて、ぶっ飛んで行くよーなお話じゃまいか?かなぁ?日本の文系もお仕事していたんだなぁと(笑)

 そんな訳(?)で、いつものよーに消化しきれない時は目次に逃げるで、細目スルーでいくと「序 日本の潜在力をさぐる」「第①章 パクス・ヤポニカを披く、女のルネサンス、美のルネサンス、森のルネサンス、文化力の時代」「第②章 近代世界システムと日本、西洋の覇権国家の変遷、ヨーロッパの軍拡と日本の軍縮」「第③章 日本文明の底力、日本文明論の試み、物産複合から見る文明システム、鎖国と近代世界システム、徳治主義と覇権主義、日本文明の特質」「梅棹忠夫氏との対談、文明の「生態史観」と「海洋史観」」「入江隆則氏との対談、近代世界システムから江戸システムへ」「三浦雅士氏との対談、浮上する海洋アジア」「伊東俊太郎氏との対談、美しい地球を支える美しい日本」となる訳でして…大雑把ですが、これはこれで分かる人には一目瞭然の世界観が展開している模様(笑)

 いやぁ久々に、こー、スッコーンとした世界を見せてもらいましたかなぁ?晴れ晴れとした爽快さとでもいおーか?最近は、何事もチマチマしたモノが多いご時世ですけど、こちらは、でもそんなの関係ねぇー(死語?)を地で行くすんばらしさでございます(笑)何とゆーか非常にアカデミックなのに、夢と冒険とロマンがあるノリといおーか(笑)

 アリス的には、文化…まぁアリスの職業なんかも文化活動の最たるものだと思われだからなぁ(笑)

 女嫌いの准教授的になるのか?で男性と女性の対比のとこかなぁ?男性という生き物は「戦争が続発したり、社会が激動している時代には、男が元氣です」だそで、「社会に平和が戻り、生活が安定すると、今度は増加率が急減し、人口は安定化するという」とな…よーするに人口の「定常状態になるのです」らすぃ…「子どもの数が、一家族あたり平均して二~三人になると、人口は安定します」とな…

 まぁ詳細は本書をドゾですが、ども人口問題というか、子供の数とゆーのは「女性の意思は社会の安定期に顕著に発揮されるようです」になる模様…ちなみにいつの世も泰平の時代には、離婚も増えて再婚も増えるそな(笑)

 でもって、現代、大学進学率キタコレでいくと、本書発行時で30代半ばまで男女の学歴差ないと思いますまで来ているとな…まぁこちらの詳細も本書をドゾですが、よーするに「女性が自由に社会的意思を発揮するようになると、人口は安定するのが過去の経験です。それは女性がみずからの意思で産み育てるのに適当と思う子どもの数が二~三人であるということです。子どもの数が二人強ですと、人口は安定します」そで、今の少子化はむしろ「女性が、結婚か仕事かの二者択一を迫られて、仕事を選んでいる女性がまだ多いからでしょう」とゆー事らすぃ…

 よくある、私と仕事どちらが大切なの?という殿方への問いに対して、女子的には、仕事と妊娠どちらが大切なの?になっちゃってるのか?で、どちらもたいていは仕事を選ぶと…

 男と女、もしくは男社会と女社会についての世界的変遷についての詳細は本書をドゾ。これは歴史もだけど、社学的なソレもあると思いますで、准教授的にもあると思いますなんだろか?

 蛇足ですけど、女性的価値観とは何か?になるのか?で「平和と生命を重んじる価値」とな…果たして准教授のジャッジは如何に(笑) 

 も一つ、准教授的なとこでフィールドワークの重要性についての件かなぁ…梅棹氏との対談のとこで「書斎の学問はひとつの学問の方法でしかない」「これは象牙の塔に閉じこもる学者に対する強烈なパンチだとおもいます」(@川勝)と出てくるとことか(笑)

 他にアリス的というと、淡路花博(2000)のとこかなぁ?「開催場所は、関西国際空港を埋め立てる土砂を獲得するために山を削ったところです。一億立法メートルといわれる土砂を採取した荒涼たる土砂採取跡地に、科学技術を駆使して元の生態系に復元して、花博が開催されました」って、そーだったのか?樺田さん?

 後、アリス的には文学の件で「最初は外のものを描写して描いていたわけですが、十九世紀になると、例えばバルザックなんかは次第に内側を描き出し、二十世紀にはすべての作家が内面しか描かないようになる。ところが内面を描き出して、ドストエフスキーやエリオットを過ぎて、現代はどうなっているかといえば、極端まで来てわけがわからなくなってしまった」(@入江)って、これまたそーだったのか?アリス?

 それと羊皮紙についてもも入るかなぁで、「羊皮紙の聖書は、簡単には見られなかったわけですから。一冊の聖書を作るのに、三百頭の羊を殺さなければならなかった」って、ドンダケェー(死語?)

 さて、本書についてのメインは、己の能力では省略不能なんで、本書を見てくらはい~まぁ、近代世界システムの件が、全世界が舞台なノリでして、こちらはマジ、本書を見て見てだなぁ…これはもー、ユーラシア大陸とは何か?でもって、七つの海って何じゃそりゃ?に行きつくんじゃね?大陸か海洋か、東か西か、軍拡か軍縮か、大航海か鎖国か、その時のその民族、国家のチョイスが歴史の明暗の分かれ道ってか?でもって、何事も選択にはそれなりの理由がある訳ですよ、奥さん(誰?)

 取り敢えず、脇道というか豆を拾っていこーじゃまいか?本書拾い読みいってみよー(笑)

 「二五〇〇~二六〇〇年前に、人類社会は「精神革命」を経験しました。ギリシャにはタレスのような自然哲学者、中東には「旧約聖書」に出てくる預言者、インドにはブッダ、中国には孔子などが「同時多発的」にあらわれ、その後の人類の思想に深い影響を与えました。ドイツの哲学者のヤスパースは「歴史の起源と目標」で、そのことに注目して、その時代を「枢軸時代」と名づけました」って、そーだったのか?枢軸?枢軸の本来の意味って、多分そんなとこなんだろかなぁ…何か、WWⅡに使用された単語はある意味お気の毒かも?後に付加されたイメージで簡単に使用できなくなってきたよな?と思うのは気のせいか?

 ちなみに西洋では信仰は「真」、神の摂理は「真理」にというのがジャスティスって事らすぃ…科学もその路線だから、「科学の本質は真理です」になる模様(笑)

 革命ってどよ?で「近代の社会変革は、アメリカ独立革命、フランス革命、ロシア革命、中国革命など、いずれも暴力と流血で特色づけられています」そな…ところが「明治維新は、それらと比べるといちじるしく流血が少なかったので、無血革命とか宮廷革命などといわれます」って?そーだったのか?幕末維新?

 ちなみに歴史的な覇権国家の流れは「十六世紀のスペイン、十七世紀のオランダ、十八世紀のフランス、十九世紀のイギリス、二十世紀のアメリカ」とゆー事になるそな(笑)

 権威と権力のとこでは「中国では歴代の皇帝は権威と権力とあわせもつ存在でした。現在の中国でも中国共産党のトップは権威と権力を独占しています。北朝鮮でも最高権力者のたった一人の人物に権威と権力が集中しています。ロシアでも同様です」で世界的に「政治的権威と政治的権力とが未分離の地域が多いのです」らすぃ…なのに、何故か日本では平安の昔から分かれてね?って(笑)

 まぁ近代中国に関しては「清中国は明治日本の発展に驚嘆し、アヘン戦争以後進められた軍事技術の充実を柱とする「洋務運動」をやめ「変法自強」という体制変革に乗り出しましたが、まだ生ぬるいということになり、ついに辛亥革命で清朝は滅びました。その崩壊のなかから共産党が生まれ、共産中国を建設しました。明治維新→日清戦争→辛亥革命→共産中国という歴史の流れ」となるらすぃ…

 後、これってマジでホンマでっかぁーっ?では現代インドの説明のとこで「民主主義が徹底し、官僚が公正で、中国に見られるような汚職がありません」ってててて(笑)著者、印に何かシンパシーがよっぽどあったのか?「インド経済はさらに飛躍的に発展し、中国を抜く可能性もあります」ですしおすしだそーですよ、奥さん(誰?)

 それと、アジアを全体をどーとらえるかもあると思いますか?宗教的区分でいくと、「「海洋南アジア」はイスラム教とヒンズー教」「「海洋東アジア」は儒教、道教、シャーマニズム」で「東南アジア」はそれに含めてキリスト教や仏教などほぼすべての宗教が混在」するとことなるらすぃ…

 そして露の近代はとゆーと、「日露戦争の敗戦でロシアでは国内が混乱し、レーニンのひきいるボリシェヴィキ(ロシア語で「多数派」の意)が勢力をのばし、ロマノフ王朝が滅び、社会主義革命が勃発し、ソビエト連邦が成立しました。明治維新→日露戦争→社会主義革命→ソ連という流れ」だそな…中国といい、露といい、一石投じているのが日本な気がするのは気のせいだと思いたい…

 経済キタコレでは、米の場合、「日本に勝るのは軍事産業と金融部門(マネーゲーム)しかないとさえいえます」って…

 でもって、「文化力として、教育、芸術、スポーツ」キタコレですけど、「アメリカにはこのような世界共通の現代文化しかありません」って、そこまでハッキリ言っていいんですかぁーっ(笑)所謂、伝統文化とか、生活文化とか、どよ?って事らすぃ…

 「「いいなあ」と思うのは感性なので、計算できません。経済力や軍事力は数値で計れます。また理論的にも論じられます。文化力は数値では計れません」の件は、そーだったのか?米?そのもののよな…米が何かとデータデータと数量化を口にするのは、それっきゃすがるものがないからなのか(笑)なるほろ、歴史と伝統って思ったより重いものだったんだなぁ…計れないものを持っているか?いないか?って、皆まで言うなか(笑)

 まぁ米の覇権国家の道についての詳細も本書をドゾですけど、ホンマでっかぁーっ?で一つ「第二次世界大戦までは、太平洋圏での存在感では、アメリカより日本のほうに分があるといえます。第二次世界大戦における日米戦争を「太平洋戦争」と名づけたのはアメリカです。日米対立はアメリカにとってはまさに太平洋における劣勢の挽回であったからです」って、マジッすかぁーっ?

 ちなみに覇権国家で天下を取ると、もれなく負の遺産として、「戦争と貧困と環境破壊」のセットもやってくるとゆー事らすぃ…まさに今でしょ(死語?)か(笑)

 そしてEUの形成という事で、「ヒットラーを選んだのは、民主国家ワイマールのドイツ国民です。国民(の代表)が交戦権を行使し、総力戦の世界大戦となりました。悲劇を経験したヨーロッパ諸国は、戦争の原因となる鉄・石炭を共同で管理することなどを通して、主権を譲り合う方法を模索し、国民国家を包括する地域共同体を形成し、現在のEU(欧州連合)にいたっています」とな…そーだったのか?メ〇ケル?よーするに欧州は「主権国家→国民国家→地域共同体」と変容していったとゆー事らすぃ…まぁこちらも、今でしょ(死語?)ではありますが(笑)

 西洋諸国の歩み、18世紀末までは「「古典古代」に追いつくこと」ルネサンスってか(笑)「古典古代の栄華が、「蛮族(ゲルマン民族というより、イスラム勢力)」によって滅ぼされて「暗黒の中世」に一転し、それが近代に復活する」とゆーこの「歴史観はヨーロッパ人の根深い自己認識」なんだそぉ(笑)

 で、19世紀になるとヨーロッパ全域で「新しいアイデンティティ」キタコレとなって、それが「文明」とな…そこで「「文明」を体現していると自覚したヨーロッパの人々は、主観的意図としては「文明化の使命」をもって非ヨーロッパ世界にその「文明」をおよぼすことを企図したのです」とな…まさに小さな親切大きなお世話で「非ヨーロッパ地域から客観的に見れば、経済力・軍事力を一体にして他の文明圏・文化圏を壊しにかかる帝国主義的行為でしかなかったのです」とな…「そのヨーロッパの人々の姿を日本人は「富国強兵」という用語でとらえたのです」って…ある意味的確すぐるのか(笑)昔の日本人の方がインテリジェンス能力高かったんじゃないか?と思うのは気のせいか(笑)

 後、ルネサンスじゃないけど、欧州的な見方っていうのが人間中心主義じゃね?の件かなぁ?「人間中心主義はヨーロッパ文明の特質でもあります。それは人間をとりまく「もの」である環境軽視につながりました」とな…その反動が最近の環境立国って奴ですか?そーですか?

 そして、欧州の人々の生活が一変したのが1500-1800年の間とゆー事になるらすぃ…よーするに東インドと西インドきたこれってか?東から「稲・小麦・サトウキビ・コーヒー豆」、西からは「トウモロコシ・ジャガイモ・トマト・マニホット(ゴムの木)・タバコ」とな…物流革命来たぁーって事でしょか?

 さて、仏見てみよぉで、18世紀の仏、文句があるならベルサイユへいらっさいじゃねですけど、「フランスの上流階級が憧れた中国は華夷思想の国です。中国では、自国を「華」とし、諸外国を「夷」として軽蔑していました。華とは「文明」、夷とは「野蛮」です。その中国の「文明」観がフランスの知識階級に入りました。ヨーロッパでは、十八世紀のフランスで最初に「自国が文明である」という意識が芽生えたのです。ヨーロッパ人は十九世紀以降、今日にいたるまで、盛んに「文明」を論じますが、その起源は中国の「中華」意識です」って、ホンマでっかぁーっ?

 そんな訳で、「イエスズ会の中国報告に影響をうけた人物として」、ヴォルテール、ケネー、テュルゴー、モンテスキュー、ルソー、ライプニッツ、ヴォルフ、スピノザ、ユスティ、アダム・スミスetc.があげられるらすぃ(笑)

 英キタコレで、印から綿キタコレとなって輸入超過じゃね?で、自国で生産したくても綿花は英では栽培できませんとなれば、どよ?って奴か…で、米で栽培して、英で綿織物生産して、逆にインドに売りつければいいじゃないってか?ちなみに、その時の綿工業化の為に産業革命キタコレの面もあると(笑)

 こーして、コーヒー、サトウキビとかも米大陸で栽培したらいいじゃないとゆー事に…アジアの物産を米に移植して大量生産大量消費でボロ儲けキタコレってか(笑)まっ英が一番表だって世界中の物流を変えたって事でしょねぇ…それが大英帝国サマの繁栄をもたらしたと…だって、それまではアジアの物産を手に入れる為に欧州の金銀がアジアにダダ漏れでしたし、その例の一つが阿片戦争の発端にもなったと…

 ある意味、金も欲しい、物も欲しいという、実に正直者の欧米人の思考と働きのおかげってか(笑)

 日本的豆なとこでは、神道は、日本固有か?それとも「「神道」という言葉からして中国の道教の影響」なのか?それが問題だ?ですけど、「神道の淵源は、道教に影響されるはるか前にあり、日本列島に一万年もの長期にわたって続いた縄文文化で培われた自然信仰が基礎にあるとみなすのが適当でしょう」とゆー事になるらすぃ…よーするに「神道の原型は、文字に書かれることのなかった「縄文思想」」とな(笑)

 も一つ宗教関係で面白いと思ったのが、日本てば、神道と仏教と儒教の国の人だものかと思っていたら、これってそれぞれ役割分担があったのか(笑)「神道・仏教は非現世の世界観」、「儒教は日本では「儒学」ともいわれ、日本人は儒教の宗教色-もともと稀薄ですが-を嫌いました。儒学は現世の世界観です」の三位一体ってか(笑)

 ついでにと言っていいのか西田幾多郎の哲学もどよで、詳細は本書をドゾですが、「西田のいう「純粋経験」の本質は「禅」だといって大過ないでしょう」と「日本独自の西田哲学の根本には「美」という価値がある」は忘れちゃいけないってか(笑)

 後、幕藩体制のとこで、これを統治、経営、所有の観点で見るとこも面白い着眼点かも?何がと言えば「「所有と経営の分離」を実現したのは、世界史上、日本が最初でしょう」の件じゃね?詳細は本書をドゾですけど、もしや武士って雇われ社長みたいなノリか?何がちゃうねんとゆーと、武士は資本家ではなかったとゆー事らすぃ(笑)

 それがゆえに、「支配階級でありながら失うべき財産(土地)がない、という世界史的には驚くべき事実」キタコレになるとな…

 また価値観の流れとでも言うのか、西洋が真→善→美だったのに対して、日本は美→善→真の流れとな…戦国時代に「天・地・人の鑑賞力」が培われ、「それが江戸時代初期の茶の湯の隆盛や大名庭園の出現をうながした」とな…「鑑賞力の根本にあるのは、形や型の「美」」じゃね(笑)

 江戸時代中期は儒学の普及キタコレで武士道の確立も来たぁーってか?よーするに道徳キタコレで「善」となり、江戸末期は、蘭学キタコレで「西洋の自然科学が立脚する「真」へ」となるそな…

 まぁ何はともあれ、日本の場合はまず美ありきなんでしょかねぇ?「日本文明が「美」を基調とした背景には、森・土・水を一体とした自然への信仰があった」とゆー事らすぃ…ちなみに「西洋文明が「真」を基調とした背景には、真理の体現者としての神への信仰があった」とな…文明とはアプローチの仕方ってか(笑)

 後は、覇権で見た日本となると、日本人的に自覚はあまりないけど、十六世紀の日本って、当時の覇権国家スペインより「経済力(金銀の量)と軍事力(鉄砲の数)」が上だったのか?

 でもって十七世紀になると、世界は「東南アジア・中国・日本に囲まれた「海洋東アジア」の貿易圏」中心に回っていたと見るべきなのか…更にホンマでっか!な話としてはこの「海洋東アジアの貿易圏の要にしたのがほかならぬ日本です」って、マジっすか(笑)その訳は「日本が海洋東アジアの貿易の決済手段である金銀銅の断然優位に立つ供給源」だったからって…そーだったのか?金山、銀山(笑)しかも決定権が日本にありって…

 更に「十八世紀の日本の農業は、すでに世界一の土地生産性を誇っていたのです」って…江戸の日本人って何者(笑)

 さて、十九世紀、明治維新で富国強兵キタコレですけど、日本の富国強兵ってこれが最初じゃないのか?戦国時代も十分富国強兵目指してますが何か?とゆー事らすぃ…

 多分、日本の七不思議の一つに確実に入るであろー、江戸の軍縮、NO鉄砲じゃまいか?欧州が軍拡に進んだのに対して、日本は軍縮に進んだとゆーのは、物凄い歴史の分岐点だったんだろなぁ…富国はともかく、強兵やめて徳を積めって奴ですしおすし(笑)武士道パネェ(笑)

 取り敢えず、「ヨーロッパで市民革命や囲い込みが行われていたのと同じ頃、日本では「士民革命」と「勤勉革命」がおこっていました」とな…詳細は本書をドゾ(笑)どこまでも日本です(笑)

 まっ「総じて、今日にいたるまで、日本資本主義を動かしてきたのは、資本家というよりも、経営者です」とゆーとこもポイントってか(笑)

 時代はちょっとさかのぼってマネーだを見てみよーかなぁ?「銅銭こそ中国の朝貢貿易において、日本を含むすべての朝貢国が欲したものでした。この事実からも、遣唐使の時代には日本は「政治システム」にかかわる文物を輸入したのに対し、遣明船の時代には銅銭、絹・綿・陶磁器など「経済システム」にかかわる文物を導入した」のだそな…

 それと、今だと日本って資源のない国だもののイメージでいるけれど、昔はちょいちゃいまんねんってとこかなぁ?「貨幣素材の流出が問題となるには、その前提として、貨幣金属が国内に存在していたという事実がなければなりません」でもって「金銀銅の貨幣素材を一国内で自給し、かつ管理していたのは、世界広しといえども、近世日本だけであった、という事実です」って、ホンマでっかぁーっ?

 銭やとゆーと、中国から輸入してますたで、それが国際通貨としても通用してますたとゆー事らすぃ…だいたい今のアジア圏では流通していた模様…

 ところが1636年の寛永通宝辺りから風向きが変わったってか?日本的には国内通貨が国産一筋になりましたとゆー事になる訳ですが…国外的にも激動した訳で…今度は「中国が銅銭の輸入国になり、しかも一七一五年の正徳新例によって、日本政府の発行する「信牌」という通交証明書をもたないかぎり、銅の供給をうけられなくなりました」とな…どゆ事とゆーと「中国と日本の朝貢関係は、形のうえでは逆転することになったのです」って、ホンマでっかぁーっ?とゆーか、これ絶対、現代中国人は認めないんじゃね(笑)

 まぁ日本は造幣能力からして、清朝の肩を押したとゆー事もあると思いますか?ついでにアジア貿易圏も自国のハードカレンシーで掌握してますが、何か?って事でもあるらすぃ…鎖国してましたから、外の事は全く関係ありませーんと思っていたら、それこそ違っていたのか…

 後は、日本文化の変遷についての詳細も本書をドゾ。ある意味、この辺りが本書のキモになるのかも?本書のタイトルだって文化力ですから(笑)

 まっその点ともかするのか?で、「文物は、憧れられている地域から、憧れている地域に流れます」の件は説得力がありますぐるってか(笑)

 さて、対談のところはどこも皆含蓄深いので、これは本書をドゾとしか言えねぇー(笑)会話文なので、言葉がかなり軽いとゆーか分かり易くなっているので、この対談編を読むと、本書の論旨がよく確認できると思います…なるほろの嵐…この対談編も新規発見多しなんで、この調子で著者は対談本ももっと出して欲しいと思いますた(笑)いや、マジで(キパッ)

 例えば、「文明の生態史観」で「ソビエトの崩壊というか、社会主義の限界への見通し」(@川勝)がありますたの件で、梅棹氏は、自分の目で、ソ連、中央アジア、ウクライナ、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、東ヨーロッパ、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、チェコソスロバキアを見てきたとな…そこらを「ずっと歩いて、これはあかん、ほんとにあかん、革命がすんでから五〇年もたつのに、この体たらくはなんだ、これはもたないな、というのがわたしの実感だった」(@梅棹)って(笑)

 他にも「モンゴルというのはすざまじいものですよ。とにかく遊牧民の暴力というのはどんなにずざまじいか」(@梅棹)とか、「タイでもベトナムでもおなじなんです。一種の小帝国なんです。帝国原理とはいうのは、ようするに防衛原理ですから、乾燥地帯からでてくるものすごい圧力に対してどう対処するかということ。これが原理になっている」(@梅棹)そな…

 また、アイデンティティについてで「アメリカは近代以前は存在しない国ですから、自分自身とは何かというのは深刻だと思います」(@入江)って…こちらはエリック・ウィリアムズに言及しているとこで「資本主義の発展と奴隷制の存在とは不可分であるということ、つまり資本主義は、砂糖や綿花やタバコを奴隷を使って生産するアメリカと、奴隷供給源アフリカと、加工地ヨーロッパを結ぶ大西洋の三角貿易を軸にして発展した」(@川勝)とな、「資本主義と奴隷制」を読もーってか(笑)

 ちなみに「ウィリアムズは、奴隷制廃止についても、ヨーロッパでテンサイ糖が成功して、砂糖が供給過剰になって価格が下がり、奴隷制が割に合わなくなったから廃止したのであって、決して人道主義からではなかったということを論証しました」(@川勝)って…正義ってすんばらしーっ(笑)

 そんな訳で「人類の歴史を見ても、過去五百年のヨーロッパはすさまじい活力を示しつつ、ちょっとやそっとでは謝罪もできないようなことをやったんですね」(@入江)って、ちなみに彼らの「二十世紀の文化人類学」の太平洋キタコレの類は「一種の償いなんです」(@入江)になる模様…失われた文化を求めてってか…

 また「経済学というのは、アダム・スミス以降、おしなべて生産を基準に考えてきた。ある意味では、経済学自体が、十八世紀末から十九世紀にかけて成立した一つのイデオロギーだった、と考えたほうがわかりやすいということですね」(@三浦)ててて、これこそホンマの神の見えざる手ってか(笑)

 他には、12世紀以前「ヨーロッパは、地中海文明から押し出された辺境だったと思います。しかしそのヨーロッパが、イスラムを介して地中海文明を吸収するんですね。それで、やがて世界に出ていく基盤を作ったということ」(@伊東)って…ちなみに大航海時代、東に行きたくても、オスマントルコこあいで、西に行くしかねぇーと漕ぎだしたって…ホンマでっかぁーっ?

 そして中国サマは昔から我が道を行ってらすたんだなぁで「中国ではイタリア人イエズス会のマテオ・リッチらが西洋が獲得した知識をあんなに教えたのに、その知識はどこへ行ってしまったのか。全然一般に広まらないで、清朝のお蔵に入っちゃったんですよ」(@伊東)って、さすが中華思想、華夷思想の中国サマ…今も昔も民族性パネェ…

 さてさて、本書的に一番今でしょ(死後?)なとこでは、グロチウスの著「戦争と平和の法」についての件でしょか?「この書によりグロチウスは教科書に「国際法の父」としてその名を残しました」とな…ではその基本骨子は何よ?とゆーと、「戦争の正当化を試み、軍事力の行使を国家主権の一つとする政治哲学を開陳したのです」に尽きるんじゃまいか(笑)

 「グロチウスは戦争のなかに合法的な戦争すなわち「公戦」(ないし「正戦」)があると主張し、「公戦」を国家主権の行使として正当化しました。この書物の出現によって交戦権が国家主権の正当な構成要件となり、国際関係を<戦争>という観点から見る世界観がヨーロッパに誕生しました」とな…正しい戦争、どこかで聞いた覚えがあるよな(笑)

 かくて「「戦争に関して有効なる共通法」がのちに国際法に発展しました。国際法は戦争と抱き合わせで誕生したのです」って、そーだったのか?国際法?まっ最近は、その国際法違反やら、国際司法裁判所の判定すら、軽くなった気がするのは気のせいか(笑)

 まっともかく、「ヨーロッパでは「戦争と平和」を基本的座標軸として国際関係を律してきました」とな…そこからすると「平和は単に戦争のない状態として定義されます」じゃねって(笑)

 近代世界システムの国際法キタコレになって、主権国家は、経済力と軍事力上げて「富国強兵をめざしたのです」ですしおすしで、「徹頭徹尾、覇権主義、パワー・ポリティックスの論理」じゃあーっの世界が展開した模様…

 そゆ世界観で、全世界的にここまで来たよぉーって事らすぃ(笑)だから「現代の日本においても国連においても、世界秩序は「戦争と平和」のパラダイムで考えられています。そこから出てくる発想は、いかに戦争を規制するかということしかありません」って…ホンマでっかぁーっ?

 まぁこちらの詳細は本書をドゾですが、何が凄いってキモはここじゃね(笑)で「国際法を遵守しない国は野蛮である、というのが今日の常識です」とな…何か、今現在だと、もしかしてはいここ笑うとこに見えてくるのは気のせいか(笑)

 後は、世紀の皮肉のよーな気がしないでもないよなで、「マルクス自身は、進歩という考え方がいかに偏見にもとづいたものであるかということも知っています。すべての発展段階論はみずからが最高だと思い込むことで成り立つんだと明言していますから」(@川勝)って…

 他には普遍性と特殊性の感覚の違いなんかのお話のとこもおべんきょになるなぁかなぁ…どゆ事とゆーと、日本人は日本を普遍と思うか、特殊と思うか?だけでもなーるほろの感覚じゃね(笑)世の中には逆に普遍を信じられる、信じ込む人達もいる訳で(笑)そゆ流れでは、善と悪の対比もこれまたキタコレになるのか(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。重ねてドゾ。

 最後に、実に著者らしい発言ってとこで、「暴力論を内在させた比較文明論は克服せねばなりません。暴力は文明の対極にある野蛮です。マルクスの人類史像も階級闘争です。これも暴力論です。暴力を許容して社会変革を構想している。唯物史観も生態史観」も暴力で文明間の問題を見ている点では同列です。これらは文明の衣装の下に鎧と武器を隠している。言葉の正しい意味で文明論の名に値しないと思います」(@川勝)の発言かなぁ…

 まっ、これからの社会の在り方として、「強兵はこれからの国の目的にはなりえません。富国も同様です。富国化の最大の課題は貧困の克服であり、貧困を克服した今日、富は文化の向上のためにこそ使い、文化力をつけることが目的になると思います」のとこかなぁ(笑)これからの21世紀がまっこと、そのよーなバラ色の世界ならば言う事はないんですが、今の国内情勢と、海外情勢を見ても、そちらに舵がきれるのか?それが問題だってか(笑)

 目次参照  目次 文系

|

« グリーンパラダイス? | トップページ | まねーばんくす(笑) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

文系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 庭園の島から~:

« グリーンパラダイス? | トップページ | まねーばんくす(笑) »