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2017年1月15日 (日)

歴史的事実は共有できるが、歴史認識は共有できない(笑)

塩野七生「ローマ人の物語」スペシャル・ガイドブック  新潮社出版企画部編  新潮社

 所謂一つのファン・ブックだろか?でも、作者というよりは、作品に対するファン・ブックのよな?ローマ人の物語パネェって事でしょかねぇ?まずは作者が、日本人にローマ帝国ってものを伝えてくれた事が凄いよな?だいたい、世界史的にも古代ってそんなにマジにやらなくね?ローマというと、咄嗟にゲルマン民族大移動と年号位しか習った覚えがないよな?後、カエサルのとこで三頭政治とかあったよーな記憶が薄っすらと(笑)

 それがハードカバーで15巻の本になる千年帝国のお話ですから、ドンダケェーってもんですよねぇ?古代の話はどれも凄いよなぁと…まぁエジプト、メソポタミア、インド、中国と古代文明キタコレに、ギリシア・ローマといずこの世界もそれぞれに物凄いドラマがあるんだろぉなぁと思いますたが、やはり、その中のどれかを選べと言われたら、オードリー・ヘップバーンじゃないけど、ローマですになっちゃう気が(笑)

 それぞれ知っている知らないの圧倒的な情報量的に、今でしょ(死語?)ならローマって事になるんだろーけど、それ以前に、やっぱインフラだよなぁ…現代人的には、インフラの整備って最低限的に必須アイテムじゃなかろーか(笑)

 そんな訳で、まずは思い出のローマ巡りもいーよなぁと思ふ(笑)で、本書的にいくなら、ローマ属州遺跡の旅だろか?でレプティス・マーニャ(リビア)、スペイン属州、ハドリアヌスの防壁(英)、パルミラ(シリア)となるのだろぉか?それにしても、全然知らなかったんですが、英には「ハドリアヌスの防壁バス」なんてものがあったのか?所謂一つの観光バスだと思われですけど、これに乗ると「ハドリアヌスの防壁沿いのローマの遺跡をくまなく巡ることが可能だ」となるそな…グレートブリテンの東西一直線ってか(笑)ハドリアヌスの防壁とゆーと、写真で見る分には一部分というか、一区画みたいなノリだけど、よく考えなくても万里の長城のよーに長いねんでんの世界なんだよなぁ(笑)

 それと、ハドリアヌスの別邸ヴィラ・アドリアーナ(伊)、西ローマ帝国の最後の都ラヴェンナ(伊)、最早ここは歴史街道そのものじゃねのコンスタンティノープル(土)も忘れずに(笑)

 アリス的には、ローマ…うーん…その内、ローマ帝国の謎とか、ローマ帝国殺人事件とか、出てきてくれんもんかのぉ、ですが如何なものか(笑)片桐さんと一緒に応援だけはしとこー(笑)

 作家的にはインタビューのとこかなぁ?本書には二つあって、一つは粕谷一希氏と、も一つが編集部との対談なんですが、そこが作家の現状的にリアルかな?と?

 例えば、ローマ人の物語について「大丈夫かなあ、と(笑)。本当に完成するとは夢にも思わなかった。世界中でもローマの通史を完成した人はいないですからね」(@粕谷)とな…何せ学問は細分化、テリトリー化、専門化、微視的が正義だからなぁ(笑)

 また「歴史というのは実証研究以外にも膨大な領域があって、歴史叙述はもっと自由で面白いものだということを、大学の先生は忘れてしまっている」(@粕谷)だそな…まぁ学者先生の論文は無味乾燥な方が学会ウケはするんじゃまいか?

 まっ「十八世紀にイギリスの歴史家のギボンが「ローマ帝国衰亡史」を書けば、十九世紀にドイツの歴史家であるモムゼンが、ローマの建国からカエサルの死まで自分の史観を書いている(「ローマ史」)」(@塩野)だそで、歴史とは自己主張ってか?俺ならこー読む(書く)と…「他人が書いたものを研究することが歴史学者と見なされるようになったのは、実は二十世紀に入ってからなのです」(@塩野)って事らすぃ…

 ちなみに「「物語」も「歴史」も英訳すれば同じです。ギリシア語でもラテン語でも同じ。日本語だけが違うんです」(@塩野)って、そーだったのか?歴史?

 でもって、学者が書く歴史と作家が書く歴史の違いは、「人間に対する興味が作家の方が断じて強い。ですから作家が書いた歴史作品では、登場する人間たちが生きてくるということはありえます」(@塩野)って、これまたそーだったのか?アリス?

 また、宗教もキタコレで「塩野さんは、キリスト教徒ではない異教徒の目でローマ史を書き進め、なおかつ、そのローマ史の中にキリスト教がとういう形で入っていったかを用心深く書いた。こういう例は、おそらく世界的にも初めてではない」(@粕谷)の件は、やはり多神教と一神教の感覚の違いがまざまざと出た感じですかねぇ?

 著者は個人の宗教の自由は尊重すると明言した上で、「宗教というものは、組織化する。日本人は情緒的に宗教を捕えますが、宗教は、団体、組織になると非常に恐ろしい力を発揮する。時に人の心の中まで手を突っ込んでくる。そういう宗教のあり方について、私は常に疑問を持っていました」(@塩野)って事だよなぁ?まぁ宗教に疑問を持つ辺りが、多神教、日本人って感覚なんだろーけど(笑)

 そんな訳で「ぜひ今後とも日本人も多神教の良さをもう少し議論した方がいいと思いますね」(@粕谷)って…世界多神教祭でもやってみる(笑)とか(笑)

 まっ「一神教の弊害は、他の神を認めないというところにあります。ただ、今のキリスト教は、十字軍などの歴史を経て、少しはお利口になっている。ルネサンスを経過し、啓蒙主義も経験し、近代以降は政教分離を長年やってきている。いわゆる一神教的ではなくなっている。むしろ現代で問題なのは、同じく一神教でもイスラム教のほうですね。イスラムは決して他の神を認めない。イスラムはルネサンスも啓蒙主義も経験していない。それがいま、大きな問題の底辺になっているんです」(@塩野)って事らすぃ…

 政治的なとこでは「田中(美知太郎)先生は「民主政とか王政とか貴族政というのは、単に国政を決める人間の数の問題であって、優劣には問題ない」と言われた。要するに、善政をやったかどうかだけを問題にすればいいということですね」(@塩野)って、そこまで割り切ってはっきり言えるのってパネェ…まっ下々の者にとっては、誰がトップか?よりも、善政である事の方が日常生活ではありがたやーだろしなぁ(笑)

 「民主主義だと、必ず声の大きな人々の意向ばかりが反映されやすい。民主政とは、用心しながら運営しなくてはいけない制度なのです」(@塩野)って事なのか、なるほろ公的資金投入(笑)とゆーより、どこかの今でしょ(死語?)か?

 それにしても、これもそんなにはっきり言っていいんですかで「アメリカ人はローマ帝国のことを少しも知らないからです。帝国とはどういうものか、覇権国にはどういう責務が伴うのかを知らない。帝国は覇権下にある人々の利害の調整をやる責務がある。そのためにもし武力が必要ならば、それを堂々と行使する」(@塩野)とな…まぁ米人にとってはアメリカン・スタンダードがグローバル・スタンダードだと頭から信じちゃってる感じだもんなぁ(笑)

 さて、ローマの良かった探しでいくと「自分たちの持っているものを徹底的に活用する能力」(@塩野)とな…だから人材もポイ捨てはしなかった模様(笑)必ず、敗者復活戦あると思いますなんですよ、奥さん(誰?)

 また「ギリシア、ローマというのは、言論の力がとても大きかったと思うんですよ。頭に血が上った人は、いくら言論の力を使っても説得力を持たないわけです」(@塩野)って事じゃね?頭冷やして、考えろってか(笑)更に「自分の考えていることは、もしかしたら半分しか正しくないかもしれないというような疑いを、常に持つのが「現実主義者」です。自分は絶対的に正しいと思いだしたら、それは宗教なのね」(@塩野)って事で、「現実と闘うこと」「自分の側がもしかしたら間違っているかもしれないという疑いを常に抱くことです」(@塩野)ってか、なるほろ、絶対に安全ですっ(キパッ)を信じましょうってか(笑)

 後は自身の戒めのお言葉として「愛着を感じることと、評価をどう下すか、これは全く別の問題です。なぜなら、愛着を感じた途端に評価が変わってしまうとしたら、歴史を書く資格はいなからです」(@塩野)って、好き嫌いと客観性の間には暗くて深い河があるってか(笑)

 でもって「我々の時代は、未だに戦争があちこちで起きているんですよ。それを遥か昔に、戦争を二百年間起こさなかった時代が実在した。それはどういうことだろう?と。どうして実在できたのだろうという疑問を抱かないとしたら、学問をする資格は無いと思います」(@塩野)とな…もしかして、はいここわらうとこなんだろか(笑)

 それにしても、何故ハードカバーで15巻にもなるシリーズになってしまったのか?は、「意味ならば要約も可能です。しかし、肉体生理を伝えるということは、要約不可能なのです」(@塩野)、生身の人間の物語を語るとしたら、省略は不可能って事か(笑)

 そして、これは今でしょ(死語?)の感覚の人には賛否両論ありそーな悪寒ですけど「インターネットを使える若者が、それでローマ関係のあらゆるものを調べようとしたら、全部網羅出来ますよ。ならばそれで書けるか?書けないと思う」(@塩野)の件は、ミステリーの常道でしょかねぇ?疑わしきは現場に戻れってか(笑)

 他に准教授的に学者先生についての件で「学者には決してできない仕事です。学者ほど、怠け者で仕事をしない種族もいないのではないかと思います。ただ、学者たちと長く付き合っていると、理由もわかる。一つは、学生を教えるという仕事が入っていること。もう一つは、教授会自治とか学長選挙などという学内政治がはびこっていること。それに付き合わないと大学にいられないし、付き合うと時間がなくなるという滑稽な喜劇というか悲劇が繰り返されている」(@粕谷)って、ホンマでっかぁーっ?うーん、准教授が真面目に教授会に参加しているなんて、あるんだろぉか?教えてアリスってか(笑)

 後は、こちらは江神さんになるのか(笑)「哲学をやってわかったのは、哲学は男の学問だということ。やはり男は、何か原理というものを見つけたいんですね。すべてのことを説明できる原理を」(@塩野)とな(笑)となると、社学も男の学問になるんでしょぉか(笑)

 後は、ローマ人の物語の粗筋版とゆーか、ダイジェスト版のとゆーかが紙面一番占めているよーな気がしないでもないが、後、編集部が選んだ、ローマのキャラ達とのとこも、まぁなるほろなぁな顔ぶれでアレなんですが、外野が一番、ローマしてみる?では、やっぱ思い出のローマ巡りじゃなかろーか?のローマGoだよなぁで美術館、博物館紹介か?

 カピトリーノ美術館(伊)、アラ・パチス(伊)、ローマ国立博物館マッシモ宮(伊)、ローマ文明博物館(伊)、ヴァティカン博物館(伊)、ローマ国立博物館アルテンプス宮(伊)、ボルゲーゼ秘術館(伊)、ナポリ国立考古学博物館(伊)、ウフィッツィ美術館(伊)、大英博物館(英)

 となるそー…各館の詳細は本書をドゾ。それにしても伊って、昔のものがものごっつあるんだなぁ…

 他には、ラテン語講座のとこかなぁ?豆知識的に(笑)「ローマ帝国の標準語であるラテン語は、イタリア半島中央部のラツィウム地方のいくつかの方言に起源をもつ言語であり、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派に属する」(@Dr.アレッサンドロ・G・ジェレヴィーニ)って事になるそな…そーだったのか?ラテン語?ちなみに「(西洋の言葉としてはごく稀なことであるが)冠詞がないことや動詞はしばしば文章の最後にくること」(@ジェレヴィーニ)って…ホンマでっかぁーっ?

 面白いのはラテン語のアルファベットって、JとUとWがないんですよ、奥さん(誰?)何と、VとUがおんなじみたいな感じだし、CとGもおんなじかもだしで、こちらの詳細も本書をドゾ。名前のルールとか(笑)

 後、ラテン語には発音が二つあるそで「教会発音」と「古代発音」こちらの詳細も本書をドゾ。伊では勿論教会発音でヨロってか(笑)

 究極の豆じゃねで「フィンランドの「YLE Radio 1」というラジオ局がラテン語のニュースを毎週放送しており、またネット上の有名な百科事典「ウィキペディア」にはラテン語版も存在している」(@ジェレヴィーニ)ってホンマでっかぁーっ?

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に二つ、今でしょ(死語)名言を(笑)一つ目は「わたしのことを悪く言う人がいても憤慨してはいけない。満足しようではないか、彼らがわれわれに剣を向けないというだけで」(@アウグストゥス)と、も一つは「法は、誰にとっても平等に執行され、個人の権利も言論の自由も保証される。この目標の達成にこそ、臣下全員の自由の保証を常に心がけることを基盤にしての、君主政の存在理由がある」(@マルクス・アウレリウス)ねっ、今でしょ(死語?)

 目次参照  目次 文系

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