« あの日あの時あの場所で君に会えなかったら僕らは(笑) | トップページ | 女の悪口を男が言えば嫌味になるが、男の悪口を女が言うと芸になる? »

2017年2月13日 (月)

知力、説得力、肉体の耐久力、自己制御の能力、持続する意志っ♪

日本人へ  塩野七生  文藝春秋

 サブタイトルは、危機からの脱出篇なんですが、時事エッセイだろか?それも日本と伊とローマ(帝国というか、地中海世界というか、EUというか)の?雑誌掲載時は、今でしょ(死語?)だったと思われですが、それをまとめて本にした時にはタイムラグはいかんともしがたいで、更に発売時から遅れてるぅーでは、ニュースって過去になるのが物凄く早いんだとおろろいた(笑)

 どのエッセイもご説ご尤もなんですが、その中でも伊の現状(?)については、そーだったのか?伊?そのもので、伊で日本の事がニュースにならないよーに、日本でも伊の事はニュースにそんなにならないので、何を聞いても目から鱗な気がするのは気のせいか?新聞社とか、メディア系の特派員、伊にも駐在しているはずなんだけど、何故か、伊に限らず海外のニュースって入ってなくね?何か、新聞が売れないとか、テレビ離れって、そゆとこからなんじゃね?と、ふと思ってしまいますた(笑)

 笑っちゃいけないけど、10年当時から、「ヨーロッパでは、各国のトップはそろいもそろって財政再建の大合唱、中道右派であろうと中道左派であろうと関係なしというくらいだ。財政の立て直しこそ先決、で一致しているのである。ギリシア危機が、よほどこたえたのだろう」って…何か、ギリシア危機ってつい最近のイメージでいたら、そんなに昔の事だったのか(笑)

 ちなみに、ベルリンの壁崩壊以降、著者によると「従来の保守派は改革派に変わり、従来の革新派は保守派に変わった」のだそな…どゆ事とゆーと「ヨーロッパで最も保守的な組織が労働組合とそれに関係する政党」になっちゃったとゆー事らすぃ…どゆ事とゆーと「正社員という既得権益」を守る為とな…まぁそーかもしれんねぇと思うが、パンピーな社員をリストラするならば、せめて同じ比率で役員数もリストラしてもらいたいもんよのぉ越後屋じゃね(笑)

 アリス的には、エッセイ的にあると思いますだろか?作家的には、「世論調査の結果にびくびくする政治家たち。悪く評されたことで、まるで人格の否定でもされたように、その評者を恨む作家」の件とか(笑)政治家と並列されているとこで作家の価値がアレな気がするのは気のせいか(笑)

 こちらは准教授的になるのか?で、伊女性はつおいとゆーとこで、唯一例外が「殺人事件だけは男が女を殺すケースが断じて多いが、それも女に捨てられた男がカッとなった結果にすぎない」って、そーだったのか?准教授?まぁ殺人事件の男女比って確か9対1だか、10対1位だったよな?犯社的にはどよ?とゆーか、ブルータスお前もか?なのか?

 も一つ准教授系で、「失業から始まって問題が山積しているギリシアやポルトガルやスペインやイタリアでは、一人の人間が何十人も殺しまくるというたぐいの慘劇は起こっていない。自分自身の問題で頭がいっぱいで、他人を殺すということなどは考える余裕もない、ということかもしれない」って….他のEU圏ではどーなんだろ?

 後、これも准教授絡みになるのか?「「愛煙家通信」という名の、スモーカーでなくても面白いミニ雑誌で知ったのだが、自殺者には愛煙家はいないのだそうである」って、ホンマでっかぁーっ?まぁ煙草吸わない人からすれば吸っているだけで、緩慢なる自殺とか言われそーだが(笑)

 エッセイなので多岐に渡っているのですが、日本ではなかなか伺い知る事のできない現地での現代伊情勢は如何に?とゆーとこをメインに拾ってみると…本書的にはちょうどモンティ政権のはしまりとおわりみたいな時期と重なるよーで(笑)

 まずはフィレンツェの市長、マッテオ・レンツィきたこれってか(笑)伊でも注目の若手政治家という事になるらすぃ…さて「古今東西の別なく、政治家に必要な条件の第一は、有権者に向ってのメリハリの効いた訴える力にある」んじゃね?とゆー事で、有権者から支持もある彼の指針が「ロッタマツィオーネ」(敗者処分)ときたもんだ(笑)それで「彼ほど党の大物連中から嫌われている若手もいない」に至るとな(笑)

 どゆ事とゆーと、大物と言うと聞こえはいいが、よーするに年寄は去れって事じゃね(笑)「党名は始終変わってもその党を牛耳っている顔ぶれはまったく変わらない、これでは政策に進歩が見られないのも当たり前だ」と主張したいらすぃ…成程、伊にも老害はあるのか(笑)

 ちなみに伊の選挙は、「事実上の比例制で、党の執行部が決める順位の上のほうになりさえすれば、有権者の支持に関係なく当選するからである。おかげで、何度選挙をやっても党を牛耳る人たちの顔ぶれは変わらない」というのが、伊の政治家の平常運転乙らすぃ(笑)やっぱ比例代表制は廃止すべきだよなぁ(笑)民意は、おてめぇの党の為にあるんじゃねぇーってか?結局、世の中、既得権益の保持とは何か?に終始しているよな(笑)

 とはいえ、この「市長レンツィが属する政党は民主党で、フィレンツェ市では与党だが国政では野党になる。とはいえ「民主党」と名乗っているので日本の民主党とも仲が良く、野党時代の菅直人氏はよく会いに来ていたし、つい最近も長妻氏が有力者たちと会ってきたという。ただし、そのいずれもが、フィレンツェ市長の言う「廃車」にされるべき人たち、であったのがおかしかった」って…名前つながりでお友達って、そっすっと米の民主党はどーなるんだろぉ?私、気になりますっ(笑)

 「既得権所有者だけに住み心地の良い社会」ってどよ?って事ですかねぇ?ちなみに著者によると「「格差」は、あるほうが人間性にとっては自然なのである。ただしそれも、固定化されずに流動性が保証されて初めて、自然な状態になるのだ」そな…よーするに既得権益の超短期化が出来なければ、むしろ格差なしの平等化の方がマシとか?人それぞれが足るを知れば、格差、および格差固定なんて起きないと思うんですが、たいてい人というのは建前と本音が違うものだからなぁ(笑)

 まっ個人的に気になるところでは、壮年のレンツィ市長が老年に入った時に、その地位をあっさりと後進に譲れるのか?否か?かなぁ?仮にそれが出来たとして、彼以外の回りの政治家は如何に如何に(笑)

 そして「政治家たちによる政府に代わって経済の専門家のみで成る新政府が誕生」、モンティ政権キタコレってか(笑)ちなみにモンティ首相は「大学教授で、EU政府の要職の経験もある人」なんだそー…

 民主主義の手続きからすると、内閣総辞職の後は総選挙が相場だけど、「勝つ自信のない野党が、現時点での総選挙を嫌ったのだ」そな…「首相の指名権もある現大統領は、この野党の出身である」そで…「前首相ベルスコーニの復帰につながりかねない総選挙は回避し、それでいてベルスコーニの政界からの追放を決定的にする手段」として「非政治化内閣」モンティ首相指名キタコレになった模様…どこもお家事情は複雑ってか(笑)

 ある意味非常事態宣言そのものじゃねの民主主義の手続きなんて待ってられないねんの世界に突入した模様…だって、その理由づけが「市場は総選挙を待ってくれないであろうこと」と「市場が好感しそうな人物をなるべく早く首相にして、市場による攻撃をかわす必要があること」で、政治家より、国民より、市場これ絶対ってか(笑)

 で、そんなモンティ政権の使命は何かと言えば、財政再建これあるのみとな(笑)よーするに「出るカネは削り、入るカネを増やす」とゆーただそれだけよぉ~♪とゆー事らしーが、それはこの世で一番難しい事の一つじゃね?何故なら「出るカネを削るほうは既得権益の大反対に会い、入るカネを増やすほうも、このグローバルの時代、イタリア国内で人と産業を育てていては経済的に成り立たなくなる、という現実だ」とな…

 現実的にどーなったかとゆーと、モンティ内閣は「会計士内閣」になったしまったとな…とれるとこからはどこからでもとる、これ絶対ってか(笑)よーするに増税キタコレってか(笑)

 かくて、「「市場」の鎮静化には成功しそうな気配が漂い始めた」とな…凄いぞ、モンティで、この勢いで第二弾行くぜとなって、今度は出す方を抑える方向で行くぞと舵を切ろうとしたら、既得権益者の群れが大反対の大合唱を始めたでござるの巻か(笑)で、伊でのそれは「弁護士、公証人、新聞記者、薬局、タクシーの運転手、そして最大にして最強の反対勢力は労働組合」とな…成程、自由化って、そゆ事なのか?それにしても弁護士とメディア、どこの国もたいていは芯まで腐っている現状は変わりなしか(笑)

 ただ、モンティの強みは、既存の政治家でない事…どゆ事かとゆーと、再選が頭にないから、支持率がどれだけ低くなっても気にする必要が全くないとこらすぃ…政治家もまた再選という既得権維持の為に仕事してますが、何かだったらすぃ…何かもー何事も、既得権と既得権がごっつんこらしーので、この際、改革は既得権の全くない人に全世界的に展開したらどーだろぉ(笑)スポーツで言う、外国人監督による選手選択みたいなもんか?国内派閥を気にしないでチョイスできるから、斬新で強くなるみたいな(笑)

 さて、面白いと言っていいのか?とっても非民主的に決まったモンティ政権ですけど、「民主主義が何よりも好きなアメリカ人のトップのオバマも、モンティを迎える際に非民主的な首相であることなど口にもしなかった」とな…「アメリカでは、政権担当者だけでなくマスコミも、イタリアまでが火だるまになったあげくにヨーロッパ全体が大火事になっては、自分たちにとっても不都合になるのがわかってるからだろう」って、さすが米の正義、歪みありませんっ(笑)

 ちなみに伊は、「左右の小政党を除けば、中道右派と中道左派を称する二大政党制になっている。モンティ内閣が進行中の諸政策は、このどちらかが言いだしても政策化できなかったことを政策化しているのだ」そな…20年かかってできなかった事が、何故半年とか1年でできているのか?は彼らが職業政治家でないからだそな…

 政治家も失業しない為に必死なんですよ、奥さん(誰?)有権者のご機嫌とりと、既得権益者は大事なスポンサーなんですよ、おぞーさん(誰?)って事らすぃ(笑)成程、伊でもマニュフェストという名の空手形が乱舞する世界だったのか(笑)

 かくて「有権者たちも、なぜ上下院合わせて千人近くになる国会議員が実現できなかった諸政策が、その十分の一の非職業政治家たちで実現できちゃうの、と考えるようになって、それに危機感をいだいた既成政党は、これまでとはちがって旧与党と旧野党は話し合うようになり、議員数削減もふくめた、選挙制度改革の実現に向けて進み始めているから愉快だ」って…やはり、議員数なんて問題なかったんだなぁ…こーなると日本の衆参両院も半分どころか1/10で充分なんじゃね(笑)

 蛇足ですが、政治家について「職業政治家には、話す必要のないことは話すが必要のあることは話さないという傾向がある」って、それって世界共通だったのか(笑)も一つ、こちらは成程と思わされたとこで、「危機打開の先頭に立つ人はやはり、その後についていく国民が恥ずかしいと思わない人でなければ、と考えてしまう」の件は、天啓をウケた(笑)ある意味アハ体験(笑)しかし、この日本に恥ずかしくない政治家がいらっさるのだろーか?と素朴な疑問が(笑)

 ついでに次代の伊のトップも女性政治家になるかもしれんねぇで、こちらに登場してくる、「労働大臣のエルサ・フォルネーロ」「元共産党系ゆえにイタリアでは最大で最強の労組を率いるスザンナ・カモッソ」「イタリア経団連の会長エンマ・マルチェガーリア」の三人が登場しています。詳細は本書をドゾですが、この三人の名前、憶えておいた方がいいかも(笑)

 それにしても、凄いと思わされたのは、「労働市場の硬直化打破」のとこのエピで、これが伊での長年の政治課題だとゆー事らすぃのですが、それにしても「十年前にはその案を作成した労働法の学者が二人も極左テロに殺されながらも成功に持っていけなかった」案件とは…伊における労働問題の根深さもパネェが、それでテロが起きるってのが凄い…さすがマフィアの国、でっとおああらいぶやねんなんですねぇ…

 それにしても労働市場が改善されればとゆー事で、モンティ首相極東歴訪していたのか?「韓国、日本、中国」に「イタリアへの投資の勧誘だと明言」しての外遊って…EUは経済的パートナーシップじゃなかったのか?

 さて、快進撃のモンティ政権でしたけど、財政再建で増税すれど緊縮財政、消費税もよしあしだよなぁ…だって買えば払わねばになれば、どーなるか?「そして、誰もおカネを使わなくなった」になったでござるってか(笑)国民が買わないとなれば市場で売れないって事で、そーなれば企業は倒産キタコレで、まさに負のスパイラル…そんなんで経済が浮上する訳もなし…製造業、中小企業大打撃って事にならね?

 しかも「原発全廃を決めた代わりに原発大国のフランスから買うので、やたらと高い電気料金」「銀行は貸しじふる一方」「失業率は公式には一〇パーセントでも実際はその二倍」とゆー訳で、財政が健全化されて、市場が落ち着いたとしても、伊に未来はあるのか?とゆー事にならね?

 よーするにスプレッド、伊国債の評価額と独の国債のそれとの差を少なくする為に払った犠牲は耐えがたきを耐え忍び難きを忍びを伊人に強いた模様…で、そこまでしても小康状態の現状維持じゃあねぇ…「これを成就する代わりにイタリア人が払った代償は、絶望的なまでの不況だった」とな…

 さて、伊の政局混迷事情キタコレで、暫定、もしくは臨時政府じゃねのモンティの後は誰がなるんだぁーっ?でしょか(笑)三すくみ状態キタコレらすぃ…こちらは「リーダーには不可欠の度胸がなかったために勝てた選挙も比較第一党で終わってしまったベルサーニ」と「好材料はまったくなくても度胸だけはあったことから大敗していたところを比較第二党で済ませることができたベルスコーニ」「「五つ星」というふざけた名をつけた市民運動を率いるグリッロ」の三人らすぃ(笑)

 そしてモンティはどよ?とゆーと、伊人から徹底的に嫌われたとゆー事らすぃ…不況とゆーより失業問題って、人に怒りを植え付けるものらすぃ…ちなみに「歴史上では、緊縮と成長を併行して成功できた例しはない」そな(笑)よーするに緊縮するなら超短期で終わらせないと、国民は黙ってないよって事らすぃ(笑)

 いつの時代も「施政者にとっての最大の責務ではないかと思うようになっている」で、失業駄目絶対らすぃ…食より、金より、貧乏より、職なんだそな…となると国民一人一人にきちんと職を安定供給できる施政者が、一番評価される人とゆー事か…

 話は全く変わってのこれぞ伊便りの真髄じゃね?と思わされたとこで、「先頃、皇太子さまは、アフリカへの公式訪問を終えられた後で、一日だけローマに立ち寄られた」の件のとこが凄い…ここだけで、ちょっとしたオペラのアリアのよーな気配が漂っているよーな気がするのは気のせいか(笑)

 まぁ日本の宮内庁がどんだけ官僚的かとゆーのを世界に発信しているかはよく分かった(笑)これでクールジャパンとか、ディスカバージャパンとか、エキゾチックジャパンとか、まぁ何でもいいんだが、日本のPR本気で考慮しているのか?聞いてみたいものよのぉ越後屋ってか(笑)

 というのも、「警備上の理由はわかるにしても、宮内庁製作の決まりのスゴさには眼を見張った。現地の新聞記事を直訳すると、取材関係者たちは次のような厳命を受けたというのだ。皇太子殿下の前を横切ってはならない。皇太子の横を通り過ぎてもいけない。殿下が歩み始められたら、後ずさりしてはならない。殿下の歩まれるのを追うにしろ、指定の場所からの移動は厳禁。皇太子の前にマイクを差し出すことも、質問することも、声を録音するこも禁ずる。取材許可の場所以外での撮影も、殿下の背後から撮影することは厳禁」って…訪問先で自ら注文の多い料理店って、凄いなぁ…セレブってこれが通常運転乙なのか?

 さて。そんな頭の固い宮内庁ご一同様ですが、皇太子本人も伊人(この場合は子供用サッカー場の関係者)も、ついでに伊紙もそんなの関係ねぇー(死語?)ってか?こちらのほほえましいファーストコンタクトのエピについての詳細は本書をドゾ。何かクリスマスの寸劇のよーにみんなでプチ幸せ気分ってか(笑)

 蛇足ですが、伊での皇太子のイメージって「憂愁から抜け出せない妻をもつ夫であり、不登校の娘をもつ父親であった」って、成程、そーゆー風に他国は見ているのか…宮内庁的にそれはそれなんでしょかねぇ?

 後は、世界情勢かなぁ?例えば、G20についての件で、「参加者を増やせばより良い成果が達せるとは、残念なことではあるが誤りだ。増やせば増やすほど同意が成り立たなくなるほうが、人間世界の現実であるのだから」とゆー事らすぃ…実に今でしょ(死語?)な話じゃねでは「正しいことを言っても弱体な国に、どこが従いていくだろうか。理も、理になど耳を傾けたくない国にまで耳を傾けさせるには、何にしてもパワーが必要なのだ」そな…そんな訳で「これはからますます、あらゆる国際会議は、具体的な成果を得られずに散会するのではないかという気がしている」そで、その「出席者は、それぞれの国に帰って自国勝手な政策をやりつづける、というわけだ」って、最早世界ではそれが常態か(笑)とはいえ、「この「現実」を国民の眼から隠すためにも、あい変わらず、国際秩序成立の必要性は唱えながら、にしても」とゆー事らすぃ…まぁーグローバルスタンダードに従えとゆーより、オレに従えが男社会の本音だからなぁ(笑)だから、殿方は誰もお山の大将になりたがる訳で(笑)

 ちなみに「「中世」とは、理でもなく、理の結晶である法治でもなく、腕力だけがモノを言う世界であった。群雄割拠と言えば聞こえはよいが、実際は司令塔不在の時代であったのだ。この状態を現代風に言い換えれば、多様化の時代となる」って、そーだったのか?多様化(笑)

 欧州の現状的なとこでは、「恒久化した観のある、高学歴の若年層の失業現象」とな…「怒れる若者」いぱーいってか?彼らは生活もままならないのにも関わらず「不法にヨーロッパに入国したアフリカ人は、人道の名によって保護され子供もたくさん産む」のだそな…移民問題は今でしょ(死語?)というより、前からでしょとゆー事らすぃ…政治難民というより経済難民じゃね?とゆーとこか?

 労働組合は正規雇用者だけ、経営者は利潤追求で海外移転しか頭にないでは、国内経済の空洞化待ったなしってか?そしてそれは自国民の困窮につながる訳で…「アイルランドもギリシアも破産直前。それでいて国民は、EUの命ずる緊縮生活は断固反対。EUが援助するのも所詮はギリシアに融資している自国の銀行を助けるためなのがわかっているからだが、ドイツとフランスの銀行がつぶれたらEUもつぶれると言われても、怒れるギリシア人たちは、それとオレの職がどう関係するのかと言い返すだけなのである」そな(笑)

 そんなスンバラシー欧州では、「考えてはいても口には出さない一句がある。それは、民主主義はもはや機能不可になったのではないか、という想いだ」そな…でも「それを言ってしまっては終わりだから」誰も言えないってか(笑)

 それでも「とくに、民主政体のはずのギリシアの慘情を見ないでは済まないヨーロッパでは、この種の想いがじんわりと広がりつつある」そで…

 よーするに「何世紀もかけて築きあげてきた文明を自ら否定すること」と「中国を批判できなくなること」の為にとゆー事らすぃ…最早、EUとはやせ我慢大会に突入したと見て、宜しいんでしょーか?

 でもって、「忘れてはいけない一事は、民主政の「なれの果て」としてもよう衆愚政は、民主政下での"選良"たちが一掃され、その後の議席に"愚者"たちが坐ったがゆえに生ずる変化ではないということだ」とな…議席に座している人は同一人物なのに「衆愚政になってしまう一点こそ、民主政体の持つ「厳しさ」があるのではないか」とな…愚民政策以前に、衆愚政ありってか(笑)

 後は、サッチャー追悼で「イギリスの議会も、サッチャーが去りブレアも去った後は面白くなくなった。この頃のリーダーたちはイギリスでさえも、アイロニーとユーモアと確たる自信を武器に、堂々と渡り合う論戦が見られなくなって久しい。指導者がつまらなくなったのは、世界的な現象かと思ったりする」って…そーだったのか?ウルフ先生?それにしても体当たり芸を見せてくれたキャメロンがいたじゃまいか(笑)

 そんな素敵なEUですが、「EUが全会一致で決めた政策となると一つしか思いだせない。喫煙は自宅内にかぎり外では禁煙、がそれである」って、そーだったのか?准教授?

 また、地中海世界では、当時「エジプトとチュニジアではいずれも三十年、二十年と長期にわたって絶対権力を行使してきた大統領が失脚し、一方リビアでは、四十年もの間の独裁者が徹底制圧を宣言して居座っていることと、それ以外にも西はモロッコから東はバーレーンに至るまでの国々だ、今なお反政府運動がつづいているということだけである」の件だろか?

 ちなみに中世に入ると地中海は、北部はキリスト教圏、南部はイスラム教圏に分かれ、経済活動も、北部は交易で、南部は海賊業に二分されるらすぃ…「地中海から海賊が姿を消すのは十九世紀に入ってからで、西欧諸国が北アフリカの国々を植民地化して以後のことである」って、ホンマでっかぁーっ?原材料輸出だけでは食ってはいけないとゆー事らすぃ…何だかなぁ…

 そして現代、「民主政体は、安定した中産階級のないところには確立しない、と言われる。ならば、圧制者の追放には成功しても、自らの意志で生産にはげむ健全な中産階級が確立していない社会に、民主的な政体は根づくことができるのか」って…しかも著者はその後に、「イラクでもアフガニスタンでも成功しなかった。それが、エジプトやリビアやチュニジアだと成功できるのだろうか」と続けるんですよ、奥さん(誰?)

 「蜂の巣をつついたようになっているのはイスラム圏も同様で、自由を叫ぼうと、こちらも所詮は「職」の問題」だそな…「独立後に旧宗主国のヨーロッパに負けるなと教育を振興したのはよいが、その受けた教育にふさわしい仕事を供給できる社会づくりが充分でなかったのだ。それで、軍人と公務員ばかりが増え、コネのない者は失業したのだった」って…しかもこれに続いて著者は「職を常時提供できる社会とは、生産する中産階級が健在な社会ではないかと思うが、イスラム教には、それをはばむ何かがあるのだろうか」って…

 中東問題についてになるのだろぉか?で、十字軍という「中世ではキリスト教対イスラム教の対立」だったのが、「現代ではユダヤ教とイスラム教の対立になっているだけである」とな…しかも「今のほうが対立状態は激化している」になるそな…

 とゆーのも「ルネサンスと啓蒙主義を経ることでバランス感覚の有効さを学んだキリスト教徒に対し、イスラム教徒もユダヤ教徒も、ルネサンスも啓蒙主義も経験していない。ということは互いにプリンシプルに寄って立ち、ゆえに相手に譲歩しようとはしないので、解決には遠くなる一方というわけだ」って…当時欧州にいたユダヤ人は、でもそんなの関係ねぇー(死語?)だったのだろーか?と素朴な疑問が?ルネサンスや宗教改革や啓蒙主義って、キリスト教徒のキリスト教徒によるキリスト教徒の為の何ちゃらだったのか?まぁ腐ってもウェストファリア条約締結しますただしなぁ(笑)

 もう一つやけにリアルだなぁとゆーとこでは「政治家は、失政すると落選という形で責任を取らされるが、宗教者は、おまえたちの信心が足りなかったと言うだけで、責任は取らない。それで、信仰心の厚い人ほど、足りなかったと思って恐縮し、ますます神にすがることになる。つまり、狂信化する一方になる」とこでしょか…まるで官僚のよーと思うのは気のせいか?

 しみじみしたとこでは、「EUのようなものはアジアでは成立しない」の件かなぁ(笑)「ヨーロッパ人は少なくとも、過去の戦争は自分たちにも責任があった、とは思っている。だがアジア人は戦争を、旧帝国主義国のせいだったと信じて疑わない。自分の過去に対して疑いをもたない人間は、不都合なことがあると、それを他人のせいにする。他者に責任を転嫁する生き方しか知らないできた人に、新しい一歩は絶対に踏み出せない」って、それってどこかのゴホンゴホン…えと、歴史を知らない国に未来はないそーですから(笑顔)

 もし「アジア連合が出来たとしてもその目的は、二度とアジアでは戦争を起さない、ということにはならないだろう。アジアでの連帯は、経済上のことに留めておいたほうが無難だと思っている」は、結局のとこ、そんなとこなのか…徹底的に冷めた目で見れば、日本がアジアにいるメリットって経済位しかないって事か…

 東北大震災についてもふれていらっさいますので、こちらの詳細は本書をドゾ、一つの一つの提言がパネェすぐる…一つだけチョイスとするとリーダーと権力者の違いの説明のとこだろか?「津波に襲われたときにどこに逃げるかを即座に判断してそこに人々を誘導できるのはリーダー、津波が去った後の再興を考えそれを強力に進めるのは、リーダーであることを自覚した権力者」じゃね?とゆー事らすぃ…「権力者は悪ではないのだ。リーダーを自覚できない人間が権力者であった場合にのみ、権力は悪に変わる」とな…だからこそ、「われわれにとっての不幸があるとすれば、それはリーダーであることを忘れてしまった人を、権力者に持ってしまった場合である」とな…まず、リーダーありき、話はそこからだって事ですか?そーですか(笑)まっ「想定内であれば、特別の才能は必要でない。想定外であったからこそ求められるのが知力で、ゆえに、想定外でした、では答えにならない。想定外だったがこれからは何を、どう進めて行きたい、でなければ「答え」ではないのだ」そで、ここから導き出されるのは、何事も想定外で済んでると思っている人は知力のないお人とゆー事なのか?のか(笑)

 豆知識的には、「アメリカで売られる車の大半はオートマティックだが、ヨーロッパ人は手動式を好む」とな…そーだったのか?マニュアル車?ちなみに「ヨーロッパではメルセデス社のスマートという小型車を多く見かけるが、あれはオートマティックゆえか、町中で事故を起こしているのはこの車が多い」って、これまた、そーだったのか?オートマ?ついでに言うと、欧州人曰く「アメリカ人の大半は、運転が下手ですよ」って、そーだったのか?米人?でも、その米人からすると日本人は車の運転が下手だから日本で車運転するのは怖いみたいな話も聞いたよーな気がするのは気のせいか(笑)

 これまたちなみに日本車の特徴として、丈夫で長持ち、燃費がいいとかもあると思いますだけど、車内の静音性とサスペンションがよろしの世界らすぃ…ソマリアだかどこかで、病人や老人は乗ってみただけで日本車かどーか判断がつくとゆー話もこれまたどこかで聞いた覚えがあったが?そゆ事?

 こちらは面白とゆーか、なるほろ豆知識になるのだろか?で、伊スポーツ界…「水泳でもフェンシングでもそれ以外でも、国際試合で得た金メダルを手に帰国するのは、男ではなくてほとんどが女」というお国柄とは知らなんだ…マンマの国は女性も本番につおいって事ですかねぇ(笑)

 も一つ、伊のスポーツ選手、五輪選手というべきか?の所属先が凄かった…特殊警察(@国防省)、空軍(@国防省)、財務警察(@財務省)、殆どとゆーかほぼとゆーか、みなはま公務員とゆー事になるらすぃ…伊の場合は企業スポーツってないらすぃ…これによって、選手はスポンサー探しをする必要がなく、また給料は公務員並みで、しかも引退後に後進の指導とかに回れるらすぃ…で、金メダル獲得数第8位とゆー事になってるとな…ちなみに日本は10位ですから(笑)メダルって職の安定なのか(笑)

 欧州サッカー事情的に見ると、「財政面での優等国よりも劣等国のほうが勢いがよいようだ。スウェーデンもノルウェーもフィンランドもオランダも姿を消した後、優等国で残っているのはドイツのみ」って…そんでもって、独戦に挑む、葡、西、伊を見よってか?「そのときは、スポーツではなくてバトルがくり広げられる」とな…

 「人間には、気分がスカッとするときが必要なのだ。にもかかわらず、もはや政治家も経済人も有識者なる人々も、気分をスカッとさせてくれる言行をしないし、する能力もなさそうである」ならば、後はスポーツで発散するしかないでしょって事で、今でしょ(死語?)はスポーツの国対抗の場となった模様…何とゆーか、コロッセオは燃えているか?の世界に突入したとゆー事か?まぁこれで戦争回避できるならば、それはそれで安いもんなんだろーけど(笑)

 それと伊芸術事情では、「イタリアには人類の文化遺産の六割が集中している」って、そーだったのか?伊?ただし「その活かし方となるとイタリア人はからきしダメなのだ」そな…伊って「博物館や美術館の運営になるとまったくの無能」になってしまうらすぃ…それにしても「大英博物館を訪れるたびに私が思うのは、イタリア中の文化遺産の管理と運営はイギリス人に任せるべきだ、ということだった」って言い切るし(笑)

 さて、本書で考えさせられたのは、「ローマ法王ベネディクトゥス十六世が、自発的に引退すると公表した」件かなぁ?詳細は本書をドゾですが、「すべての地位、すべての職業は、老齢ゆえに後進に道を譲る、でよいのだろうが。それとも、ある種の地位、ある種の職業には、死ぬまで、そこに留まりつづけやりつづけることが求められるのか、と」と著者は自身に問いを投げていたりして…

 そしてそれに「私個人は、世代交代にも若者の登用にも大賛成だ。だがその一方で、死ぬまで十字架を負いつづける人、もあるべきではないかと思っている。キリスト教徒でなくても、死ぬまで、その占める地位に伴う責務を果たしつづけることは、十字架を背負っていることと同じである」と言い切っていらっさいます。

 「信者でない私には、このどちらが正しいのかを判断する資格はない。それでも人間世界には、ここから入れないとした聖域や、定年制を適用できない地位とか人はいる、というたぐいの不平等は、あったほうがなめらかに行くような気がするのである」とな…

 何といっても「神によって選ばれた法王にだけは、人間が勝手に定年制を適用できないということで、二千年間つづけてきたのだ」とな…それにしても「七百年昔の中世に、法王よりも修道僧でたほうがよい、と言って自主的に退職した法王がいたが、その人をダンテは「新曲」の中で、神が授けた大任を人間の意志で勝手に辞退したという理由で地獄に突き落としている」って、ホンマでっかぁーっ?まぁホンマでっかぁーっ?では、枢機卿も80歳を越えるとコンクラーベに出席できない仕組みになっているとは知らなんだ…

 そして、これも著者がキリスト教徒でないから言える科白だと思うが、「法王の自主退位の真相解明など、無用な労である。要は、原因が何であろうが、「耐えられなくなった」でしかないのだから」と切り捨てる著者パネェ…

 それにしても「十字架からは、死んでから降ろされるもので、生きているのに自分から降りるものではない、とコメントしたのは、前法王の秘書だったクラコヴィアの大司教の一人だけであった」とゆーから、現場にも色々と思惑が錯綜している模様…選ばれし者だったのには、大変だなぁ…

 その後のヴァチカンはニュースの通りなんですけど、本書的スパイスとしては「内部情報によれば、新法王は選出される直前に、自分勝手には十字架からは降りない、と約束させられたらしい」って…「ヴァチカンにも本音はあり」ってか(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ、本書の中で一番ハーヘーホーと思わされたとこを「平和くらい、人間世界にとって重要なものはない。だが、それだからこそ、困難に極めるものもない。平和はあまりにも重要事ゆえに、唱えるだけで実現すると信じているお気楽な平和主義者にまかせておけないと思っている私だが、その平和の実現には、戦争よりも段ちがいの冷徹さが求められるのだ」お後が宜しいよーで(合掌)

 目次参照  目次 未分類

|

« あの日あの時あの場所で君に会えなかったら僕らは(笑) | トップページ | 女の悪口を男が言えば嫌味になるが、男の悪口を女が言うと芸になる? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

未分類」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 知力、説得力、肉体の耐久力、自己制御の能力、持続する意志っ♪:

« あの日あの時あの場所で君に会えなかったら僕らは(笑) | トップページ | 女の悪口を男が言えば嫌味になるが、男の悪口を女が言うと芸になる? »