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2017年3月29日 (水)

いろいろ?

かさねの色目  長嶋盛暉  青幻舎

 サブタイトルは、平安の配彩美なんですが、よーするにカラーコーディネイトって奴じゃね?でして、まぁ単色の色もいろいろあってなですけど、それを更に二色、三色と合わせていくのにも、その組み合わせにお約束ありの世界だったらすぃ…十二単なめたらあかんぜよってか(笑)当時的には最先端ファッションの世界じゃね?トップコーディネイトはこれだもあると思いますで、宮中、公家、貴族のご一同様は競って装っていたんだろーと思いまする…でもって、セレブもそーだけど、女官達にしてみれば、おつきの女主人もあると思いますだけど、自分達の日々の装いもキタコレになるのか?もしや、これは当時のOLの服装手引きとか(笑)

 まぁそれはともかく、当時的貴族の嗜み、常識では、色は重ねてナンボの世界だったとゆー事じゃねで、その組み合わせについてが本書をメインでしょか?「「特に宮廷の女房(女官)社会ではこの素養のないものは仲間入りが出来ないほど重要だったのである」ですしおすし(笑)

 さて、実際にどんなもんよとゆーと、今は三月なので、桃とか、桜の重ねがあると思いますなのか?ちなみに桃の場合は、ピンクと緑の組み合わせ、桜は赤と白の組み合わせになるらすぃ…

 これが三色だと桃の場合は、赤と白と萌黄色みたいなノリになり、単から袿までの八枚重ねになると、桜重の場合、赤に白、白、白、白、白、ピンク、濃いピンクみたいなノリか?こゆ、二枚から、下着から上着までの重ねのグラデーションのパターンを常に頭に叩き込んでおかないといけない平安貴族パネェ…

 ついでに言うと、当時の衣は薄かったから重ねても今ほど重くないそーだが、ファッションの為なら重圧にも耐えますも凄いが、それよりも、このパターンの為に各色の衣を持っていないといけないんじゃね?で、それを仕舞うクローゼット、相当にかさばると思うのは、己が庶民だからだろか?

 アリス的には、ファッション的なカラーコーディネイトとなると、やっぱ朝井さんとか、貴島さんとかの女性陣になるのだろーか?まぁ京都で着物となると婆ちゃんの出番ですかもしれないが?

 後は、意外とタイトル的に色がついているのが多いので、朱色とか、黒鳥亭とか、色についてはアリス結構、気がつく、気にするタイプだと思われですけど?どーなんだろぉ?でも准教授は碁石ファッションだからなぁ(笑)ちなみに白黒組み合わせはないんですけど、白白の組み合わせはあるので、准教授的には、氷のパターンか?

 ちなみに朱色関係で、赤キタコレとなると「「あか」はわが上代では赤色系統の総括名であったが、やがて太陽の色に見る黄味の鮮やかな緋色を指すようになり、これを「あけ」と呼んだ。あかとあけとは同義語である」そな、そーだったのか?朱美ちゃん?

 蛇足ですけど、白の豆で「しろの漢字「白」は、日の光が上方に発しているところをあらわしたものをいう」そな…白って光色?

 まぁ、女房、女官と言えば、女の子ですもので、カラフルな配色がメインになるんじゃね?とゆー事らすぃ…著者も「本書ではその配色をはなやかに演出する女房装束を中心に見てゆくことにする」とおっさっておりますし(笑)何か、この色見本を見ている分には、ルネサンスの伊のあの明るいカラーとも似ているよーな気がするのは気のせいか(笑)何とゆーか、ミケランジェロ的明るさだよなぁ(笑)

 とはいえ、一定の制約も勿論あったよーで、例えば唐衣の場合、「赤色の唐衣は、女御以上及び内親王の料とされ、表の色目は、縦糸・緯赤の緋色、文様は地文亀甲、上文は白の牡丹の二倍織物で、裏の色目は縹。文様は菱の固地綾の板引である」そな…ちなみに「青色の唐衣は典侍の料」だそで、よーするに上着を見ただけで、地位とか身分がすぐわかーるの世界が展開していた模様…

 色のタブーでいくと、「平安時代のはじめに「禁色の制」が定められ、天子の晴の袍色「黄櫨染」や、前代からの皇太子の「黄丹」は絶対禁色とされた」そて゜、「天子のケの袍色「青白橡」や、上皇の常服の「赤白橡」、親王・一位の「深紫」は臣下の袍色に使用することが禁じられていた」そな…ちなみに文様にも規制ありますの世界でして、こちらの詳細は本書をドゾ。セレブの差別化半端ない…

 豆知識的には、楓、「「カエデ」は「カエルデ」が略されたもので、その葉が蛙の手に似ていることから出た名」って、そーだったのか?楓?また、楓は「にわとりの鶏冠に似ていることから、「鶏冠木」とも書かれる」のだそな…ホンマでっかぁーっ?

 他にも、菖蒲は根っこに意味があるで、平安時代には「五月五日の端午の節句には「根合わせ」といって、菖蒲の根の長短をくらべあわせ、歌をよみそえたりした」って、マジっすかぁーっ(笑)

 豆になるとゆーより色の基本かも?で、青色の場合、「成長した樹葉の深い緑色」の事を指すらすぃ…でもって、「わが上代では寒色系統の色を総括的に「あを」と呼んだが、特に深い青緑を指す場合は、鴗鳥(翡翠)の羽の緑色に因んで、「そにどりのあを」と呼んでいる」って、そーだったのか?みどりいろ?

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。何かもー奈良や平安の昔から、日本人のこだわりって、何事にも半端ないよな(笑)

 色目
 春・梅、梅重、裏梅、紅梅、紅梅匂、莟紅梅、若草、柳、面柳、黄柳、青柳、花柳、柳重、桜、樺桜、薄花桜、桜萌黄、薄桜萌黄、葉桜、菫、壺菫、桃、早蕨、躑躅、紅躑躅、白躑躅、山吹(欵冬)、裏山吹、山吹匂、青山吹、藤、白藤、牡丹
 夏・卯花、蝦手(鶏冠木・楓)、若蝦手(若鶏冠木・若楓)、杜若(撫子花)、葵、楝(樗)、蓬生、百合、苗色、若苗、菖蒲、破菖蒲、若菖蒲、根菖蒲、菖蒲重、薔薇、橘、花橘(盧橘)、撫子(瞿麥)、唐撫子(韓撫子)、蝉の羽、夏萩
 秋・萩(茅子)、萩経青、萩重、花薄、女郎花(敗醤)、朽葉、青朽葉、赤朽葉、黄朽葉、龍膽、小栗色、落栗色、荻、檀(真弓)、朝顔(牽牛子)、忍、紫苑、桔梗、藤袴、鴨頭草(月草)、梶(楮)、櫨、紅葉、黄紅葉、青紅葉、櫨紅葉、楓紅葉(蝦手紅葉)、初紅葉、白菊、移菊、莟菊、紅菊、蘇芳菊、残菊、葉菊、九月菊、菊重、花菊、虫襖(虫青)
 冬・枯色、枯野、氷、氷重、雪の下、椿、松重、比金襖(比金青)、脂燭色、今様色、葛、苦色、海松色、檜皮色、葡萄、蘇芳香、二つ色、胡桃色、秘色、木賊、黒木賊、青丹、紅匂、紅薄様、青鈍、苦丹色(小たに色)

 目次参照  目次 ファッション・アクセサリ

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