« 彼らは世界を獲得しなければならない(笑) | トップページ | 究極の共同幻想? »

2017年4月14日 (金)

50%プラス1は誰の手に(笑)

イタリア共産党賛歌  塩野七生  文芸春秋

 今となっては古い本なんですが、伊の政治ってパネェ…とゆーか、世界中自国の政治って皆上を下への大騒ぎだよの世界だったんだろか?日本の政治がたいしたことない、もしくは最低じゃねなのは知ってはいたけど、どこの国も揉めていないとこなんてないとゆー事らすぃ…世界のどこかにはクリーンで、国民ファーストな政治を行っているユートピアな国があると思っていたいけど、でもこれ現実なのよね、なんですね、お代官様(笑)

 とゆー訳で、一昔どころか二昔以上前の伊は燃えているか?というより、燃えていたんですねぇ…何せ、70年代後半、まだEUもなくECの頃の話ですから、ドンダケェー(死語?)とは思ふ…てゆーより、西独があった頃、ソ連があった頃の話ですから、21世紀人にはタイムマシーンな話じゃね?

 そんな中、ある日森の中もとい地方選挙でイタリア共産党は「完全な自由選挙下で、全国平均三分の一の票を獲得し、第一党であるキリスト教民主党にあと三パーセントのところまで迫り、しかも、主要都市ことごとくで第一党の地位まで奪うという、共産主義の歴史始まって以来の偉業を成しとげたのである」そな…いやぁ伊にも共産党あったんですねぇ…当たり前ですけど、世界中に共産党があるとゆーのがピンと来なくて…まぁ21世紀の今でもあるんだから、そりゃあるかで、先進諸国にもあったんだと…

 でもって、伊の共産党とは何か?に行きついた?とゆーか、行きつかざるを得ないとゆーか、もーこれをめぐっての伊は勿論、米ソ、欧州、そして世界と日本でしょか?まっ一大事ですよね?なのに顛末は如何に?じゃね?

 まぁ共産党的には、「モスクワから最終的に異端の烙印を押されるか、それとも共産党に投じられたイタリア国民の票を大量に失うか」とゆー、よーはどっちに向いているのか?もしくは旗色はどっち?とゆー共産党選択の自由って何?みたいなノリか?

 当時的には、伊共産党党首ベルリンチェルは如何に如何に?って事で、その一年か二年の奮闘記だろか?

 アリス的には、伊…そーいやどこかで准教授が学会で伊出張とかなかったっけ?うーん…

 そんな准教授的になるのか?伊の大学事情…「入試もなく、高卒の資格がなくてもほとんどだれでも入学できるようになった」で、その結果「人口五十万に足らない都市フィレンツェの大学の医学部でさえ、五千人を超える医学生をかかえこむようになった」そな…もしや、伊って世界で一番お医者さんが多い国ってか?それにしても無試験で入れる医学部…日本も戦前は医学部に入るのはそんなに難しい事ではなかったとゆーけど、ここまできたらどよ?そんな事したら、日本なんか学生全員医学部か法学部にいきそー(笑)となると、今度は医師試験と、司法試験がむちゃくちゃ難しくなるのか?または国民総医者キタコレもあるとか?

 学校関係でも一つ、「イタリアでは昔から、小学校でも中学でも高校でも大学でも、学芸会とか体育祭とか学園祭をやる習慣がない」そな…いやぁ伊人とゆーと歌って踊って食べてな人種だから、年柄年中、祭りじゃあで、学校でもパフォありますの世界かと思っていたら、そーでもないのか?

 後は、推理の定義かなぁ(笑)「推理は印象とちがい、種々の報道なり事実なりを材料にして、他人が納得いくようなものに仕立てあげる必要があるところ」らすぃ…そーだったのか?アリス?

 当時、伊の共産党の躍進は、世界中を巻き込んでの大騒動と化していた模様…で、何で伊でこんなに共産党が票をのばしたかと言えば、「政治家が、可能なかぎり清潔な政治をし、根本的な問題を解決する改革を行い、官僚制度が能率的に運用され、国民に経済的な豊かさを分配する、一言で言えば善政を行うこと」を、今までの中道左派政権の各党のご一同様は「これとは反対のことばかりやってきたのである」とな…もしかして、伊の政治も芯まで腐っているでFA?

 よーするに「イデオロギーの差をもって国民の審判を問うよりも、行政能力の差を問うたところ」で投票しますたとゆー事らすぃ…更にイタリア共産党的には「敵方がヘマばかりしている間、ただただおとなしく良い子でいたからにすぎない」って…漁夫の利?というより果報は寝て待てとか、待てば海路の日和あり?

 でもって、著者の見解によると、伊においてはカトリック教会も共産党もピラミッド型に変わりなしとゆー事らすぃ…「ただ一人の代表者を決めて、その下での絶対の服従と団結」これこそ全てってか?ヒエラルキーは大切に(笑)とゆー事で「カトリック教会が長年君臨してこられたイタリアであるからこそ、それと同じ性質を持つ組織である共産党が、民衆に広く受け入れられることができたのである」そな…凄いな伊、カトリック教会も共産党も同じレベルで組織でござるってか(笑)

 まぁ笑えるというか、笑っていいのか(笑)「社会党は、イタリアにかぎらずどこでも、心情左翼の集まりにすぎず、ために常にフラフラしており、歴史的に見ても、極左か極右への橋渡しをするのが彼らの役割なのである。そして権力を獲得したほうにつき、そのうちに吸収され、ついに消滅するのが彼らの運命なのだ」って…何か、妙に納得した(笑)なるほろ、あれは遥か昔からの伝統芸能だったのか(笑)よっ大統領っ(笑)

 で、国外に目を向けて見ると、「今回の選挙の結果を報じた「イズベスチア」をはじめとする共産国の論評は、なんとはなしに冷淡であった。熱狂的に報じたのは唯一、ユーゴスラビアの新聞だけである」ってとこからもお察し下さいってか(笑)ちなみに、フランス共産党も、ポルトガル共産党も、支持しないし批判的って…世界の共産党仲間からも四面楚歌?お友達はユーゴのチトーだけって、ドンダケェー(死語?)

 それにしても、全然気にした事がなかったから知らなかったんですが…「共産国以外の国の共産党が権力をにぎった時に、やらねばならないことを記した文章」とやらがあるそな…ちなみに「この文章の筆者は、クレムリンの西欧共産党の係をしているボリス・ポノマニョフ」だそな…よーするにモスクワからの指令書ってか…

 「政権獲得後は、反対勢力に再編成の時間を与えないために、時をおかずにいかなる手段を用いても、反対勢力をたたきつぶすこと」「マスコミ機関を、徹底的に操作すること」「共産党が支配する議会外の組織を最大限活用すること」「軍隊との、戦術的共闘関係確保は、絶対に不可欠であること」以上ってか…さすが、ソ連共産体制は違う…ちなみに「タス通信は、このポノマリョフ文書は偽物だと言っているから、もしかしたらそのとおりで、クレムリンは他国の共産党に、完全な自主独立を許したのかもしれない」そななな(笑)

 でもって、こちらまず仏の「コティディアン・ド・パリ」紙上を間借りして葡の「レブブリス」が掲載した「ポノマリョフ文書」について、世界中で話題になったんじゃね?で、何せ仏「ル・モンド」でもキタコレですしおすし(笑)しかも、これと同じよーな内容が「九か月以上前にイタリアで、すでに発見されていたのである」そで伊の「ラ・ナツィオーネ」に掲載されてたやんけって事らすぃ…ところが、この時は伊の「共産党機関紙「ルニタ」」はこの「ザンフロニーニの署名入りのこの記事を、完全に無視したのである」だったりして…この辺りの伊と他の国の共産党との温度差がジワっと来るってか?

 ちなみに当時、チリとポルトガルは自国共産党で相当にアレだったのか?本書にはやたらとチリの失敗と、ポルトガルの現状が出てくるんですけど?ちなみにポルトガルの方はこの指令書実行中ってか?「ポルトガルのクニャール共産党書記長は、つい最近のインタビューで、投票の結果など関係ない、われわれは改良主義をやるつもりはなく、革命をしているのだ。だから、軍隊を重視するのも当然のこと、と高言している」そで…共産政権と軍事の間にはこれまた切っても切れない関係があるらすぃ…凄いな革命…

 なるほろ、共産党って、「家元のクレムリン」とその弟子筋とゆー関係なのか?その中には伊と真反対の「強引ながらも権力の獲得目指して懸命」のポルトガル共産党もあれば、共産党的には思い切り右にぶれているんじゃねのイタリア共産党もあると…

 で、チリに戻ると「チリの人民戦線敗北」から、同じ轍は踏まじの、研究分析のリーダーが、かのボリス・ポノマニョフだそな…で、心得の条キタコレとして「第一、時を無駄にしてはならないこと」「第二、反対派のジャーナリズムへの対策」「第三、国会外の革命組織強化の重要性」「第四、軍隊について」をまとめ。全世界の同志に発進したらすぃ…こちらの詳細は本書をドゾ。

 でも、イタリア共産党はちゃいまんねん、かもね、なとこが本書をずぅーっと流れるメインのよーな気がする…ある意味、共産党の異端の始まりみたいなノリなんだが、これってどよ?かなぁ…共産党的には、本家ソ連というか、家元がそんな思い切り右にハンドル切った共産党なんて認めないだろし、共産党とつけば何もかもあきまへんえの米が、これまた認める訳がない訳で…右を向いても左を見ても、距離おかれてまんねんの世界じゃなかろーか?

 まぁ独自路線を孤立主義で突き進むには、伊的にどよ?らすぃ…とゆーのも、伊の財政赤字というか、経済は当時から破綻してたらしく、よそからお金が来ない事にはたちゆきませんとゆーとな…となると、自国だけで何とかできる問題ではなくて、お金のある大国と良好な関係を築かないとヤバいとなる訳で…こちらの詳細も本書をドゾですが、伊って、EUの今でしょ(死語?)以前に、ECの頃からとゆーか、戦後の高度成長期頃でもそーだったのか?

 何とゆーか、伊の場合、自国内をクリーンにするのは勿論、他国との間もクリーンな関係を築かないとあきまへんねんとゆー、凄い事態になっていた模様…

 そゆ訳で、本書は延々と、伊共産党の躍進による、伊政界、伊ジャーナリスト、伊のパンピーな皆様etc.による国内狂想曲と、共産党なのに異端児とゆーイタリア共産党とどう付き合うかとゆー国外のみなはまとの狂想曲の二重奏ってか?

 まぁ本書的に、出て来る伊男のご一同様達が、上は伊共産党ベルリンチェルから始まって、出てくる人出てくる人、みんな濃いわぁ…キャラ立っているとも言うだろか?

 こー言っては大変失礼だけど、この人物達の言動を見ているだけでも、十分にオペレッタじゃね?の世界でして、さすが伊、半端ないです…

 何と言ってもイタリア共産党が自ら示している立ち位置からしても、前代未聞の共産党だろしなぁ…傍から見たらマジか?みたいなのは、トーシロでも思ふ…それを政治のプロがやっている訳ですから、これはもー確信犯な訳で、自国に有利にもっていこーとする党執行部キタコレもあるのか?

 とゆー訳で、この凄いとしか言いよーがないドラマ、もとい時事についての詳細は本書をドゾ。

 なので、後は個人的に気がついた豆なとこを幾つか見てみると、伊人の感覚の凄さかなぁ?で、この二進も三進もいかない状況の打開策のとごで「アメリカの傘の下に入っちゃうんですよ。そうなったらロシアも、手が出せないでしょ」ってパンピーが言う国、伊凄すぎる…年柄年中、どこぞの風下と叩かれている国にいる身としては目から鱗ですた(笑)寄らば大樹の陰じゃいけなんですかぁーってか(笑)

 だから、伊では「革新イコール基地撤廃」にはならないそな…そりゃ傘の下に入っちゃえなんですから、どこぞのよーに出てけなんて話にはならないよなぁ…共産党なのにNATOありきですが、何か?ですしおすし(笑)左だからって反米じゃありませんとどきっばりってか?

 どゆ事とゆーと、「彼らは、ヤルタ協定が厳として存在し、NATOががっちりと固まり、NATOの軍事基地がなるべく長く残り、アメリカの潜水艦などしばしば寄港してくれるほうがよい、と思っているのである」って、そーだったのか?伊人?いやもー伊人という人種が如何に凄いかとゆーと「ロシアの百姓どもが、古代ローマ、ルネサンスの歴史を持つわれわれイタリア人を、指導するなんて言うのはまったく笑わせちゃうよ」になってしまうらすぃ…まぁ確かにゲルマン民族の更に向う側だもんなぁ…今でも伊人の中には確固たるリメスありまんねんなんでしょかねぇ?

 てゆーか、伊でも露人の評判ってアレなんだなぁ…と「ロシア人は、ジェントルマンであったためしのない連中ですよ。アメリカ人のジェントルマンよりも、この頃はだいぶあやしいけれど、それでも彼らは、ジェントルマンでなかった時は、悩んで意気消沈する程度の良心は持ち合わせているんです」って…アフリカの露人観もパネェと思ってはいたが、伊人お前もか(笑)

 後は、「中産階級は、どこの国でも同じと思うが、絶対にインターナショナルな性格は持たない。彼らは生来、ナショナルな傾向の強い階級なのである」の件かなぁ…言い得て妙とはこの箏か(笑)

 まぁ「イタリアで唯一つ根をおろしたイデオロギーは、自由主義でもなく社会主義でもなく、ましてや共産主義などでは絶対なく、他人より自分のほうがやり手と自負する主義なのです」(@マキアヴェッリ研究家)だそーだから(笑)

 それとこれは蛇足になるかもですけど、サルディーニャ島出身者に共通する性格とゆーとこで「閉鎖的で疑い深く非社交的」なんだそな…伊とゆーと明るいイメージいたら、何気に暗くね?

 まぁ伊の国民気質ってとこでも「さっさとカネは持ち出すわ、もっと事情が悪化しそうになるや、一家そろって外国に移住しちゃうことなど平気なのだから」な伊人って事になるらすぃ…欧米って、何事も壊れたら直そうではなくて、捨てて新しいのゲットがジャスティスなんですか?そーですか(笑)それで何かというとエコだのリサイクルだの言ってんだから、凄いよなぁ(笑)

 伊だけにムッソリーニきたこれでは「ムッソリーニは、中産階級を国政に参加させたことによって、少なくとも彼らに、参加しているという意識を持たせることに成功したことによって、彼の治世二十年の前半を固めた。広範な国民の支持を得られたのである」とな…そーだったのか?ファシズム?

 共産党関係では、ルニタ全国祭…主催イタリア共産党なんでしょか?これが結構盛況で大規模なものらすぃので、こちらの詳細は本書をドゾ。

 後、イタリア共産党の構成…「日本の大企業や官庁といくぶんか似ているように思われる。本社と支社に分かれていて、イタリア共産党の場合はよりはっきりしているが、本社勤務は、優秀者を上部の判断でピック・アップした者たちで構成されている。ローマの本部の人間と会っているかぎり、物腰言葉遣いはブルジョワ風に洗練され」ているらすぃ…支社の方は二分されているそで、「支部の最高幹部たちは、イタリア各地を渡り歩き、経験を積んだところで本部に呼ばれるケースが非常に多い」そな…も一つが「終生支社勤務を運命づけられている人々」で「下積みを運命づけられた人々の胸中に、言いようのない不満が積り積もったとて、それはどうしょうもないことなのかもしれない。しかし、不満は過激化の方向に走りやすいことも事実である」って…共産党内部で既に階級闘争が勃発していらっさる模様?

 イタリア共産党戦後史的なとこでは「妥協はイタリア共産党の御家芸なのだと言う。終戦時、亡命先のソ連から帰国したトリアッティが、革命機運の盛り上がっていた党員をなだめすかして革命を起こさせなかったのも、ヤルタ協定を守る気でいたソ連に妥協し」「イタリアからファシストを追い払ってくれた、そして議会制民主主義を尊重する点では人後におちないつもりのアメリカに、妥協したからなのだと言うのである」の件は、ホンマでっかぁーっ?最近では、どこも条約違反とか、協定違反とか、反故上等が大手を振って歩いているので、昔はまだそんな感覚があったんですねぇ…

 蛇足ですけど、守る守らないのとこではNATOの件のとこで「イタリアがNATOから脱退しないかぎり、われわれにも、NATOの一同盟国としての義務を課されたことを意味します。軍事機密であろうとなんであろうと、守るべき義務は守らなければなりません」(@セグレ)の件は、何とゆーかおろろいた(笑)最近は軍事機密だろーが何だろーがアレだから、よそさまは普通どーなのだろぉと思っていたら、伊って結構、漢でござるの国だったのか(笑)

 更に、「一九二二年、ファシズムが政権獲得に成功した時、最もショックを受けたのは社会党でした。共産党も打撃を受けた点では同じですが、意味が少しちがいます。なにしろ、ます社会党があって、ムッソリーニはそこから別れてファシスト党を作り、次いでグラムシらが別れて共産党が出来たので、社会党は、良く言えば母体、悪く言えばしぼりかすになってしまっていたわけです」だったとな…そーだったのか?伊の社会党?

 社会党の受難としては、右側には「法王庁という大組織を背景にしたキリスト教民主党が、反共の旗印をかかげて迫っていました」の件で、右を見ても左を見てもな世界だったらすぃ…

 でもって選挙に「負けるとすぐ仲間割れするのは、これまた社会党の特徴の一つです。要するに、自分が何者か、自分の実体はなにか、をはっきり見極めていないから、負ければすぐに自信を失ってあわてるのです」って、それってどこかの聞いたよーな話のよーな気がするのは気のせいか(笑)

 ちなみに当時の今でしょ(死語?)で「勝つと見込んで国会を解散に持ち込み、総選挙には意気揚々でのぞんだのだが、国民はやはり思っていたほど馬鹿ではなかったとみえ、このイタリアの混迷の真の責任者を厳しく裁いたのである」とな…その後執行部は総辞職、トップもなかなか決まらないって、それってどこかで聞いた覚えがあるよーな気がするのは気のせいか?歴史はどこも繰り返すんだろか(笑)「なにかといえば政府に反旗をひるがえしたがる社会党」とか、もしかして、はいここわらうとこ、なんだろか(笑)

 も一つ、過去編でナポリターノ事件だろか(笑)「党の労働大臣格のナポリターノが、春にハーヴァード大学から招かれたのだが、地方選挙を前にしてのイタリア共産党幹部の訪米は、選挙に際して共産党を利すのは確かだ、という理由で(これが日本ならば反対になるところだが)、当時のキリスト教民主党幹事長ファンファーニが米国国務省に働きかけ、ナポリターノの合衆国入国許可証を下ろさないようにしてもらった件」なんて、あったのか?さすが、自由の国、米、そこにしびれるあこがれるぅーっ(笑)

 面白いと言ってはいけないんだろーけど、伊の「社会党とキリスト教民主党の左派は、アンティ・マキアヴェッリストで、マキアヴェッリは保守反動である、と一刀両断しておしまい」なんだそな…伊人なら、それも政治家なら必読の書かと思っていたら、そーでもないのか?

 それとイタリアの労組事情「各企業別ではなく、産業別労組とか言うのにあたる」らすぃ…大企業も中小企業もそんなの関係ねぇー(死語?)とゆー事か?

 お仕事です、では外交官の件もどよで「外交官とは、現に存在する現実の中でしか行動できない。なぜなら彼の仕事は、新しい均衡を作り出すことではなく、現に存在する均衡を保ち守ることだからである」そな…まぁ新しい事を創成する事はともかく、現状維持もどーかなぁ?と…何かどこかの国の外務省を見ているといつも読みが外れてジリ貧にしか見えないんだが(笑)

 キャラとしては、アンドレオッティが一等地抜けている感じかなぁ?政治家という感じが一番真っ当にある感じとでもいおーか?こちらの詳細も本書をドゾ。そのアンドレオッティ語録でもいおーか、こちらも秀逸なので本書をドゾですが、「ある部分は伝統的現象です。この世界は普通、権力の座にある者に反対するのは好きで、それに酔う傾向があります」「"進歩的であることを示したがる"偽善者の群れも無視できないでしょう」は、21世紀も今でしょ(死語?)だからなぁ(笑)

 その中でも実に含蓄深いお言葉が「社会民主党の強力な国では共産党が弱いという、確たる現象が存在します。西ドイツが良い例ですが。しかし、民主化しているとはいえイタリア共産党は、共産党という名を名乗っている政党です。そして、共産党と名乗るかぎり、国際共産主義とは縁が切れません」(@アンドレオッティ)とな…まぁ最後の一文がある限り、国内もNGで、国外も米は拒否権発動キタコレだろなぁ(笑)

 蛇足ですが、「アンドレオッティとタト(ベルリンチェルの秘書)は、高校の同級生仲間だそうである」だそで、「ローマの有名校を卒業したアンドレオッティの同窓には、何人かの熱心な左派系カトリックがいて、この連中が大学卒業後、終戦直前になるが、マルクス主義的キリスト教民主党というグループを結成した。このグループには、当時司教であった現法王パウロ六世も加わっていて、これを知った当時の法王ピウス十二世が激怒し、ヴァティカンからミラノへ転勤させたのだと、事情通は言う」って、なるほろバチカン、反共ですけんってか?

 ちなみにベルリンチェルは著者の質問表に対して「気に入らないから答えない」と返したお人ですから、まぁそれは多分秘書止まりで突っ返されたんじゃね、って事らすぃが、自分一人の部下すら把握できなくて、党首として党員をひいては国民を把握できるのか?となれば、そゆひととなり、もしくは職場環境なんだろなぁ…

 それと「西欧諸国では、外務経験者が首相になる場合が多い」とな…日本の場合は、外交センスがいつも致命的にアレなのが伝統芸能だからなぁ(笑)

 後、米キタコレで「アメリカ合衆国の法律では、共産主義者の入国を許していません」(@ヴォルヘ駐伊米大使)って、ホンマでっかぁーっ?

 蛇足ですけど「あなたは共産党本部にしばしば出入りしているようだが、彼らに伝えてやってください。ああもおそるおそる、出発の前日になって入国許可証をもらいにくる必要はないですよ、と」(@駐伊日本大使館の高官)って、共産党員の入国に神経質になっているのは米の方がでかいって事だろか?どこの国も大きい看板を掲げている大国程、不自由になるかも?なのか?

 それと、経済援助で見た場合、「ソ連は武器の援助には鷹揚だが、イタリアのような国に対して、つまり、先進国に対して、経済援助などはしてくれるはずがない」というのが伊人的見方らすぃ…

 にも拘らず、「共産党がいかなる形にしても政府に参加するような場合、アメリカ合衆国、西ドイツ、フランス、イギリスの四国は、イタリアに対して、いかなる援助もしないことに決定した」(@シュミット/西ドイツ首相)ですしおすし(笑)

 他に他国系でというと仏のとこで「フランスで社共統一戦線がうまく行かないのは、フランス共産党のモスクワべったりのやり方のせい」(@フランス社会党機関紙の編集長)とな…世界各国共産党ご一同様がいらっさるんだなぁと…なるほろ、当時ソ連は世界に広げよう共産党の輪してた訳か(笑)

 単語的には、「西欧では"才気あふれる"は賛辞だが、"まじめ"となると、言われたほうにしてみれば、それほど手離しで喜べる言葉ではないからである。ここが日本でのそれとはだいぶちがうところだ」なんだそな…やっぱ、欧米は個人主義なんだなぁと…

 も一つは「エミネンツァ・グリージア」でしょか?「エミネンツァとは枢機卿の称号で、猊下と訳す。グリージアのほうは灰色という意味だ」「灰色の猊下とは、枢機卿を指していないことはもちろんである。枢機卿の背後に控え、緋色の役者の黒子(灰色と言うべきか)をやる人物のことである」ちなみに語源はデュマの「三銃士」の登場人物からきているそな…

 日本的事情では、「「朝日新聞」のローマ特派員は、担当がイタリアだけでなく地中海諸国までふくまれていて、イタリアの政権を追うだけに専心できないと嘆いていた」そだが、朝日って取材していたんだとちょっとおろろきますた(笑)

 蛇足ですけど「ほとんどの外人記者は、外地駐在の長いジャーナリストの悪い癖で、駐在している国の国民を前にしての話では、彼らの耳に痛いことはほとんど言わないからである」で、顎足つきなら尚更とゆー事になるのか?なるほろ、海外にも御用記者はいぱーいいるよーでござるってか(笑)

 ちなみに有名人へのインタビューは待ちの行列が凄くて、いつ会えるかわかりませんらすぃーのだがそゆのも現地記者的には全然OKらすぃ…「ベルリンチェルにインタビューできそうだと言っておけば、本社のデスクは信じるからね。われわれにとっては、待っている間もサラリーはもらえるわけだし」(@ニューヨーク・タイムズ記者)だーそーですしおすし(笑)さすが天下のNYタイムズ、太っ腹ぁーっそこにしびれるあこがれるぅーっ(笑)

 と、かよーに伊情勢は流動的ってか?これが40年前から続いているのならそりゃ筋金入りだよなぁ(笑)何かもー関心しますたで、そしてやっぱ一神教の国なんだなぁと思い知りましたかなぁ(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 国外

|

« 彼らは世界を獲得しなければならない(笑) | トップページ | 究極の共同幻想? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

国外」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 50%プラス1は誰の手に(笑):

« 彼らは世界を獲得しなければならない(笑) | トップページ | 究極の共同幻想? »