« 目配り、気配り、思いやりっ | トップページ | 市場がつくる高度なふれあい、WS-TECH笑) »

2017年5月19日 (金)

明るい米、明るいNY、みんなマンハッタン、何でもWS(笑)

リーマンショック コンフィデンシャル 上  アンドリュー・ロス・ソーキン  早川書房

 サブタイトルは、追いつめられた金融エリートたち、なんですが、一昔前に、そーいやあったなぁなリーマンショックですけど、その舞台裏はこーだったとゆー、ドキュメンタリーだろか?何とゆーか、米は今日も燃えているか?とゆーより、ガンガン燃えて上がってますぜってノリかなぁ(笑)

 上巻は2007年3月から9月までのお話らすぃ…九月も初旬位までなので、多分半年かそこらの出来事なんですが、これが凄いとゆーか、濃いとゆーか、人生いろいろ、思惑いろいろ、民間いろいろ、政府(公共)もいろいろ?って奴だろか?

 主な舞台がウォール街となれば、巨額なお金が絡んでいるのは当たり前なんですけど、世界経済を巻き込む事になるねんでぇーってとこはどよ?でしょか?とにかく、生き馬の目を抜くとはこの事なんだろなぁで、これが、米の正義で、米の良心で、更に米の信仰なんだろなぁと思い知らされた気が(笑)むしろこれは、米という病なんだろか?

 でまぁ、当たり前なんですけど、登場人物が多すぎるの世界でもありまして、主役の一人リーマン・ブラザースのCEOが登場するのは当然なんですが、その他、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、モルガンスタンレー、メリルリンチ、AIG、シティ、バンク・オブ・アメリカetc.と、トーシロさえ名前だけなら知っている有名金融機関がぞろぞろ出てきます。勿論、CEOだけじゃなくて、その他役員、社員キタコレで、それに付随するこれまた米的じゃまいかで、絶対出てくる弁護士(事務所)もキタコレなんですよ、奥さん(誰?)

 更に、当時のポールソン財務長官、バーナンキFRB議長、NY連銀のガイトナー総裁etc.とこれまた政府機関、公共機関の面子もキタコレってか(笑)

 でまぁ、登場してくる人々全員が(多分…あっヘッジファンドは除くかもしらん/笑)、ハニー何とかしなくっちゃっと、夢は枯野、もといWSを駆け巡るってか(笑)

 アリス的に、金融とゆー事で、鍵のの萬さん出番ですとか(笑)まぁこのスケールは、人一人でどーにかなるレベルではないよーな気はするが(笑)何せ、1億、2億なんてはした金の世界ですけん(笑)多分、日本円で言うと、百億円、千億円、一兆円、更にドンな世界のよな?最早、パンピーにはその金額からして理解不能の領域のよーな気がする…これが日常じゃあ、そりゃ感覚違うんだなぁ(笑)

 他にアリス的というよりこちらは准教授的と言うべきか?で、ポールソンがファルドを評したとこで「彼は猫だ。九つの命を持っている」と下しているとこかなぁ…ちなみにコレ誉め言葉ではない模様…ポールソン的にはファルドは「リチャード・グラッソの友人、といったタイプだ」に捉えていたよーで…

 ちなみにグラッソって誰?とゆーと、「ニューヨーク証券取引所会長」だったお人、年収「一億九〇〇〇万ドル」って、ホンマでっかぁーっ?こちらのポールソンの評価は「たんに貪欲なだけでなく、嘘つきだった」ですしおすし…後に起訴されたそーですが、よーするそゆ事らすぃ…

 蛇足ですけど、この業界の給与体系って一体どーなんってんだ?とゆーのはバフェットの件でも分かるよな?「トレーダーの気風や高すぎる給与を嫌悪していた。それで金持ちになってる連中はと言えば、取り立てて知性的でもないし、大した価値を創造しているとも思えない。ソロモンのボーナスの支払い額が九億ドルにのぼったときに啞然としたことを、何かにつけ思い出す。なかんずく会長のジョン・ガットフロインドが、みずから招いた混乱から去ることだけで三五〇〇万ドルを要求したことは仰天した」ですしおすし…億万長者からしても驚く事ですから、パンピーから見たらどよ?さすがマネー大国の米サマは違うってか(笑)

 こちらも准教授的になるのか?バーナンキのとこで「経済学者にしては驚くほど世間話がうまく」の件かなぁ(笑)経済学者は世間話がド下手?というより、学者先生はどよ?犯社の場合は(笑)私、気になりますってか(笑)

 他には、ジョン・バーレイ(バークレイズ会長兼CEO)の描写かなぁ?「バーレイは保守的なイギリス人の典型で、バークレイズを創設したクエーカー教徒の一家に婿入りしていた。穏やかで口調は丁寧、毎日サスペンダーを着用し、趣味は卓球と釣りで、リスクに対する許容度はダイヤモンドよりはるかに低い」の件で、船曳さんのサスペンダー仲間を見つけたってか(笑)

 さて、「二〇〇七年、経済バブルがピークに達していたときに、金融サービスは富を生む機械となり、アメリカ全体の企業収益の四〇パーセント超を占めるまでになっていた。続々と登場する、CEOや経営陣ですら理解できないほど複雑な内容の証券を含めて、金融商品が国の経済をさらに発展させる原動力になっていた」そで、その中でも「住宅ローンを初めとするモーゲージ産業はこのシステムの重要な構成要素で、ウォール街はそれを絶妙なかたちで新商品に組み直して世界じゅうに売りさばいていた」そな…

 その結果、「ウォール街は、活況を呈した一九八〇年代以降の新しい富の時代を築いた」そーで、具体的にどゆ事とゆーと「金融業者の就労者の給与は、二〇〇七年、合計五三〇億ドルという驚くべき数字にのぼった」そで、その内訳は「五大証券会社のトップだったゴールドマン・サックスは、その合計額のうち二〇〇億ドルを占めていた。従業員ひとりあたり六六万一〇〇〇ドルを越えており、CEOのロイド・ブランクファインは、ひとりで六八〇〇万ドルを手にしていた」って、ドンダケェー(死語?)って、1ドル100円換算でも年収68億円…米のシャッチョサン半端ネェー思わず税引きですか?なんて聞いてしまいそーな庶民ですが、でも米の所得税って物凄く安かったんだっけ?

 まぁそゆ事で、お察し下さいの世界のよな(笑)あのリーマンショックまでの半年の物語でして、まさに事件は現場で起っているんだぁーっそのもので、金融史的なそれは今更知らない人はいないと思われでして、こちらの詳細は本書をドゾ(笑)まぁ本書はリーマン狂騒曲だろか?でもって上巻は運命の九月に向けてのクレッシェンドって感じで?そして出てくる人全員が強制的にダンスを踊らされているよな?

 そんな訳で、アラン・グリーンスパン、超低金利政策、サブプライム住宅ローン市場、モーゲージ資産、CDO(債務担保証券)という単語で、時代の流れはだいたい把握できるよな?

 そゆ事で、「アメリカの金融機関のあいだに新たにできた"超"がつくほどの相互連関」キタコレってか(笑)よーするに「一行でも倒れれば、ドミノ倒しのように倒産が相次ぐ事態になりえた」世界が展開してるんですよ、奥さん(誰?)

 これってかなりヤバくね?という警鐘を鳴らした人達-ヌリエル・ルービニ、ロバート・シラー、チャールズ・A・バウシャーetc.-がかなり前からいらしていた模様…ところがどっこい、2007年当時は、でもそんなの関係ねぇー(死語?)というのが大勢だったよーで、これにはあのバーナンキも与していたのですから、お察し下さいってか(笑)

 そんな中、「二〇〇七年八月には、二兆ドルのサブプライム市場が崩壊し、世界規模の災厄を引き起こしていた。「ベア・スターンズのふたつのヘッジファンドは破綻」、「フランス上場銀行のなかで最大規模のBNPパリバは、サブプライム関連の債券を会計上正しく値づけできなくなったという理由で、顧客の現金引き出しを短期間停止した」とな…

 何が起きたかと言えば「値段がつかないので、市場が麻痺した。資本にアクセスできないので、ウォール街はたんに機能できなかった」に至る訳で…

 そしてウォール街五大銀行の一つ、「ベア・スターンズが最初に倒れた」来たぁーってか…でもって「投資家にパニックが広がれば、最強の銀行でさえ持ちこたえられないのはみなわかっていた」で、ビック・ファイブ全部倒産あると思いますキタコレってか(笑) というのが本書の世界観らすぃ…そして時は、2008年3月17日から始まるってか(笑)ちなみにベア・スターンズはJPモルガンチェースに身売り中…更に「ベア・スターンズは、政府による二九〇億ドルの負債の肩代わりがなければ破産していたところだ」ですしおすし…

 ここからの金融(マン)の流れは本書をドゾ。一つ一つ取り上げていったら、全ページって事になるので(笑)何とゆーか、米人男性の行動原理がよく分かる世界かな(笑)

 まぁでも次はリーマンの番じゃねで、対リーマンで先鋒「ドイツ銀行と香港上海銀行(HSBC)が取引を停止したということだった」来たぁーってか(笑)

 ベア破綻の頃の財務省の思惑は多分この辺りだろーと思われで、「市場を脅かさない、系統だった方法で投資銀行を破産させる権限を得ること、そしてさらに火急の仕置きとして、銀行のより多くの資金を調達させること。過去六ヵ月、シティグループやメリルリンチ、モルガン・スタンレーを含むアメリカとヨーロッパの銀行は、どうにか新たに八〇〇億ドルの資本を蓄えていた。その多くは中国やシンガポールやペルシャ湾岸の国家出資の投資ファンド-ソブリン・ウェルス・ファンドと呼ばれる-に株式を売ることによって得られたものだった。が、それだけでは明らかに足りず、銀行はすでに投資家のポケットのいちばん奥にまで手を伸ばさざるをえなくなっていた」って、ドンダケェー(死語?)

 とはいえ、ベア救済は、世論的には賛否両論物凄くかまびすしい状況に突入していく訳で…

 市場の崩壊ではなくて、安定がまずありきで成り立っている世界なんですが、結局今の乱気流の錐もみ状態の原因の一つは、規制緩和じゃね?とゆーのもあると思いますか?こちらは、アップスティック・ルール、空売り辺りの単語でピンとくるお話じゃまいか(笑)ちなみに「SECが一九三八年に設けた規則」があったのに、「二〇〇七年にこの規則を廃止した」…何が起きた(起きる?)か?は、クレイマー曰く「この規則がなければヘッジファンドは良好な会社に電撃作戦を展開し、好きなだけ株価を下げることができると主張した」そな…警告は放たれたってか(笑)

 だが待って欲しい(笑)「ウォール街は、得意先のヘッジファンドがこの規則の廃止を求めるものだから、喜んで決定を支持した-自分たちが空売りの標的となり、あわわて逃げ場を探すはめになるまで」が、今でしょ(死語?)ってか(笑)米の正義パネェ(笑)

 また「二〇〇七年に新しい会計基準FAS157が発行」キタコレもあると思いますだろか?こちらの詳細も本書をドゾ。

 規制云々のとこでは「一期目のクリントン政権下で、議会は一九三三年のグラス・スティーガル法を停止する法案を検討していた。銀行、ブローカー、その他の金融ビジネスの垣根を取り払うということだ」そで、グラム・リーチ・プライリー法もありますよってにでして、こちらの詳細は本書をドゾ。ゴールドマンって…

 また、歴史的なとこでは「一九六八年、ベトナム戦争と"偉大な社会"計画で連邦予算が逼迫すると、リンドン・ジョンソン大統領はファニーの民営化を進めた。それに対する批判に応えるかたちで、ライバル会社のフレディマックが一九七〇年に設立された」もお忘れなく(笑)

 まぁファニーメイとフレディマックについての詳細は本書をドゾですが、今でしょ(死語?)的には、「二〇〇八年三月のベア・スターンズ救済から数日後、ファニーとフレディはまだその会計スキャンダルで揺れていたが、そこでブッシュ政権は、損失に備えて二社が保有すべき資本の額を下げた。代わりに二社はモーゲージ購入をさらに増やして、経済を活性化することになった」そな…

 なのにぃーなぁぜぇー「二〇〇八年七月一〇日水曜には、投資家が二社の株をいっせいに放出し、そうした努力のすべてが無に帰そうとしていた」とな(笑)

 そしてカウントダウンが始まるってか?

 何とゆーか、ウォール街の雰囲気がよく分かる本書かな?と(笑)まっ米人的なあまりにも米人的なかもしれないが(笑)でもって、米の企業における株主が如何に大きいか、よくわかったよな?これだけの大騒動を起こして、世界中を道連れにしかねない時に、最初にお伺いをたてる、義理をたてる、考慮するのが、株主な気がするのは気のせいか(笑)まぁ会社役員も多かれ少なかれ株主ですしおすし(笑)

 何とゆーか一読者から見る分には、社員よりも、顧客よりも、会社よりも、国よりも、市場(グローバル経済)よりも、まず株主ありきなんじゃね?故に自社株価、これが一番大事ぃーってか(笑)

 また中の人の体質も顕著になったりして?例えばアメックスの場合、「アメリカン・エクスプレスでのワイルとダイモンの在任期間は短かった。「ユダヤ人がアメリカン・エクスプレスを乗っ取るぞ!」と息巻いたワイルだったが、気づくとワスプの階層組織に阻まれて、単独で決定できなかった。徐々に同僚グルーブや役員会から締め出されて、一九八五年、アメリカン・エクスプレスの社長を辞任した」とな…20世紀の人種?階層比率?もどよ?ですけど、今でしょ(死語?)も登場人物の殆どが男性みたいな気がするのは気のせいか(笑)

 他にもバーナンキの履歴もどよ?で「キャリアのほとんどで大学教授」だし、「専門分野はいささか風変り」じゃね?って事で、中身は何よとゆーと「世界大恐慌と、一九二〇年代から三〇年代にかけて連銀が実施した改革のあやまちである」そな…

 これらは「世界大恐慌の原因を特定することは、たしかにマクロ経済学の聖杯かもしれないが、世間の目から見れば、政府の要職で現実に適用できそうなテーマではなかった。あれほどの規模の経済危機は、はるか昔にすぎ去った話に思えたのだ」そな…イイハナシだなぁ(笑)

 後、米財務省って、米政府内では一等地抜けている存在かと思っていたら、そーでもないのか?禁酒法時代のイメージが強すぎてアレだったんですけど、ポールソンが財務省長官になった当時は、「混迷のさなかにあった」そで、「前任者のジョン・スノーが政権の隅に追いやられ、やる気を失った職員は、無視されて正当に評価されていないと感じていた」そな…取り敢えず「省内には一一万二〇〇〇人の職員がいるものの、金融面では弱かった」よーするに「有能な職員の数があまりに少ないこと」って奴らすぃって、ホンマでっかぁーっ?

 これは豆的になるのかなぁでゴールドマン・サックスと露では、「ソ連崩壊後、ゴールドマンは西欧の銀行の先陣を切って市場に参入しようとした。ベルリンの壁が崩れた三年後には、ボリス・エリツィンの政府がゴールドマンを金融アドバイザーに指名した」そな…

 でも利益出ないで「一九九四年に一度ロシアから撤退」、アイシャルリターンで「一九九八年にはロシア政府による一二億五〇〇〇万ドルの国債販売を支援した」そな…でも「二か月後に国は財政危機に陥り、国債は事実上無価値になって」撤退、そして、今でしょ(死語)の三度目の正直でロシア市場進出キタコレってか(笑)

 他には、ウォール街人的にアジアってで…ポールソンの場合「ゴールドマン・サックスのCEO。最高経営者として世界じゅうを飛びまわり、なかんずく中国に力を注いでいた。中国では資本主義を代表する非公式のアメリカ大使のような扱いで、国務長官コンドリーザ・ライスを含むワシントンの誰より、中国首脳部と深い関係を結んでいるといわれた」お人ですしおすし(笑)

 そんなポールソンが財務長官になった訳が「ブッシュ大統領の首席補佐官ジュシュア・ボルテンが、とりわけ熱心にポールソンを推薦した。中国経済が急速に発展し、地政学的に重要になっているいま、ポールソンと中国の強い結びつきはとてつもなく有用だと大統領を説得した」のだそな(笑)

 そゆ事なのか、四月に行われる上院銀行委員会の前の会議、打ち合わせ?にも「中国への公式訪問があったので」そっちを優先して、こちらには次官のスティールを出席させているし…

 まぁ、運命の九月の前の八月にも「ポールソンは、家族で北京オリンピックを見にいくために飛行機に乗る」ですしおすし、「連日、中国政府の高官との打ち合わせがあり」ますよってにですよ、奥さん(誰?)

 ちなみ帰国した後の八月下旬、「ポールソンは、中国とロシアがファニーとフレディの負債をもはや買わず、ほどなく売りはじめる兆候と見ていた」ですしおすし(笑)

 他に中国絡みでは、AIGの創始者コーネリアス・バンダー・スターでしょか?「カリフォルニア州フォート・ブラックで喫茶店を経営していたスターは、二〇世紀の気ぜわしいアメリカ人の典型だった」「不動産業で腕試しをしたあと、保険業に乗り出し、二七歳のときに上海に渡って保険を売りはじめた」そな…

 「当時、市場の大勢をイギリスの保険会社が占めていたが、販売相手は西洋の会社や在住外国人にかぎられていた」そで、ならばと「スターは中国人相手に商売を始めた」とな…

 「一九四九年の共産党政権樹立で中国から追い出されると、ほかのアジア諸国に手を広げた。軍の友人だったダグラス・マッカーサー将軍-戦後日本のGHQ最高司令官-の力を借りて、数年間アメリカ軍に保険を販売する契約も結んだ。日本が外国の保険会社に市場を開放するまで、AIGジャパンは海外損害保険事業で同社最大の売上をもたらすことになる」そな…保険に歴史ありじゃね(笑)

 も一つAIG絡みで、グリーンバーグ(AIG元会長)キタコレってか?「不透明で油断のならない日本と中国の市場で、AIGを一大企業に育て上げた人物である」ってか(笑)なるほろ、透明性でキラッキラッしているもんなぁー米市場は(笑)

 一方、韓国の方では、ガイトナーの場合、「韓国政府が一九九七年に崩壊の手前まで行ったときには、アメリカの対応策を練る作業にも加わった」「国際通貨基金(IMF)やほかの国際機関からの三五〇億ドルに加えて、アメリカから数十億ドルを融資する-は、ガイトナーの当時の提案とほとんど変わらないものだった」そな…

 さて、六月四日水曜日のWSJの見出し「リーマン、外資を模索」「株価下落、ウォール街企業は資金を韓国に求める」来たぁーってか…スザンヌ・クレイグの記事では「リーマンが韓国産業銀行-国営の政策銀行-と交渉している。成立すれば巨額の国際取引になること。ソウルにいるリーマン最高幹部のチョ・クンホが橋渡しをしていることを正確につかんでいた」そな…イイハナシだなぁ…

 ちなみに「ファルドは内心、今回の韓国の件はヘイル・メアリ・パス(試合終盤で苦戦中のチームが最後の賭けとして投げるロングパス)だとわかっていた。ソウルでのリーマンの業務は幻想のようなもので、ファルドの注意を惹くまでのビジネスが生まれたためしはなかった。社内のあらゆる人間から、本件にかかわるプレーヤーに大きな疑問があるとくり返し指摘されてもいた」そな…

 そんな本件のキープレーヤーは二人…「チョ・クンホは、すぐれた人脈を持つ銀行家で、ふるまいも申し分ないが、万人にわかるとおり、何ひとつ取引をまとめることができない」し、「ミン・ユソンは、韓国のリーマン・ブラザースで働いていたが、退社後どうしたことか韓国産業銀行(KDB)の頭取という名誉ある地位についていた」そな…

 ちなみにファルドは「昔からミンに好感を抱いていた」そで、というのも昔「ウリ・フィナンシャル・グループで働いていたミンが、リーマンに声をかけて、運用難に陥った八四億ドルのローン・ポートフォリオを共同購入してことがあったのだ」とな…ご縁あり〼ってか…

 とはいえ、「リーマンのなかにはミンの栄転に驚いた者もいた」し、「KDBの多くの職員も同様で、ミンには頭取になる資格がないと着任に反対したが、阻止できなかった」という過去もありまっせとな…

 ちなみにちなみにミンは「公式に頭取になるまえから、友人のチョに取引を持ちかけていた。これに対してチョも、東京にいるリーマンの気さくなアジア・パシフィック業務責任者、ジャスジット・バッタルを紹介し、アイデアが具体的に動きはじめたのだった」そな…

 かくて「韓国人との交渉がまとまって建設的な合意が得られる可能性もあった」とし、「リーマンの一団がアジアに向かう」とな…「"韓国の状況はかなり見込みがある"ゴールドファーブ(デイビッド/リーマン最高戦略責任者)はファルドとグレゴリー(ジョゼフ(ジョー)/リーマン社長兼COO)あての電子メールに書いた。"クンホとES(ミン)には、出資は実現できるという感触がある""ジェシー(パッタル)とクンホ煩雑に話しているが、韓国人はこの件に真剣で、何か積極的なことをしたがっているようだ"とな…

 そんな訳で「六月一日、リーマンから小さな集団がニュージャージー州のテターボロ空港に向かい、社有のガルフストリームで韓国へ旅立った」そな…「韓国ではクンホとバックルが待っている」ですしおすし…

 「ソウルの最初の会合には、KDBと、やはり投資を考えているハナ・フィテンシャルの事務レベルの職員だけが参加した。シャファー(マーク/リーマン・グローバルM&A専門家)とホイットマン(ブラッドリー/シャファーの補佐)はたちどころにこの取引は成立しないと思った」とな…「「まったく無意味だ!」最初の休憩でウィズネック(ラリー/リーマン・グローバル財務責任者)が叫んだ」ですしおすし…

 そゆ状況を「「クンホに頼るのは、ワールドシリーズの九回裏のツーアウトで、シーズン中まったくヒットがなかった打者を送りこむようなものだ」その日の夜、シャファーはアメリカの同僚たちにそんな不満をもらした」ですしおすし…

 まぁ詳細は本書をドゾですが、「会合で食事がでなかった」そで、「ホテル(新羅ホテル)で食べるものはたいてい不味かった。メニューでどうにか口に合うのはマグロだけで、滞在中ほとんど全員が毎日それを食べていた」ですしおすし…

 そして「一行は六月五日、なんの成果もなくニューヨークに戻った」とな…「完全に失敗した。どう見ても、韓国人はリーマン株の急落に腰が引けていた。たんに、これだけ大きなビジネスを買い取る資力がなかったのかもしれない」んじゃないってか?

 これで御破算に願いましてはとはならず、「韓国との取引は立ち消えにはならなかった。数日後、ミンがまだ何かなしとげたいとファルドに電話をかけてきた。ファルドは、もしわずかでも可能性が残っているとしたら、それは韓国人が本物の顧問を雇ったときだと考えた」そで、ファルドはさっそくペレラ・ワインバーグ・パートナーズ(M&A専門家)につなぎを入れるとな…

 ちなみに「ペレラは、見通しは明るくないと思っていた。KDBは見たところ国内専門の金融機関だ。危ない国際取引をして業容を広げる理由がない」んじゃね?

 そんなこんなで七月になりますたですけど…こんなリーマンに「引きつづき本気で興味を示しているのは、KDBのミン・ユソンだけだった。三一階の大勢の幹部はまだミンに疑問を抱いているが、ファルドは韓国人との交渉を続けるよう指示していた。みずから韓国に乗り込んで直接会い、話をまとめようかと思うほどだった」そな…さすが天下のリーマンCEO半端ない…

 更に時間が進み、七月下旬となるとリーマン的には「残る選択肢は韓国人だけだった。ファルドはリーマンのためにKDBに連絡してほしいとポールソンに迫った。すでにバフェットとバンク・オブ・アメリカの件で仲裁していたポールソンは同意しなかった」とな…誰が電話するかで、何を意味するのかが見えてしまいましたって、ドンダケェー(死語?)

 そして「七月二十九日、リーマンのガルフストリームがアラスカ州アンカレッジ空港の上空で旋回した」ファルドと「リーマンの集団は、韓国産業銀行(KDB)のミン・ユソンと香港で打ち合わせをしてきたところだった」とな…

 「香港のダウンタウンにあるグランド・ハイアット・ホテルでの会合で、値段交渉はあまりなかったものの、ファルドはようやく契約の手前までこぎ着けたと思っていた」んですとな…

 続きはNYでなのか「八月の第一週、ミン・ユソンが、リーマン・ブラザースとの話し合いを再開するために、ソウルからマンハッタンに到着した。最終的な契約締結からはまだ遠いものの、少なくともその大まかな形には徐々に近づいていた」そな…決戦は「ミッドタウンのサリバン&クロムウェル法律事務所」でってか…

 交渉の詳細は本書をドゾですが、ファルドの痛恨のエラーかな?かな?まぁとにかく「ミンは、最後の一項に注意を惹かれた-KDBはリーマンを支援するために信用を供与する、とある。これはミンにとって見落としようのない危険信号だった」…「問題はリーマン側の会合の進め方だ。今回のこと全体に対する、リーマンの最高経営層の取り組み方に疑問を感じる。いまのような状況では交渉は続けられない」(@ミン)ってか…

 そして九月初旬のファルド的には、「韓国の状況には希望がない。バンク・オブ・アメリカも当てにならない」事態に陥っていたとな…

 九月八日午前二時…「韓国産業銀行がリーマン出資を断念。"リーマン救済なるか-韓国の命綱流れる"というロイター通信の見出しが躍った」とな…「その夜、韓国金融監督委員会のジュン・カンウ委員長がソウルで記者会見を開き、夏のあいだ続けて来たリーマンとの交渉は決裂したと語った」かくて、翌日のリーマン株は真っ逆さまに落ちてしまいますたでしょか…

 でもって、ウォール街での日本の評価は、とても低いんじゃね(笑)引き合いに出てくるのが時系列的にはうんと前の、「リーマン、三億五五〇〇万ドルの詐欺被害」の件で、「日本の丸紅の従業員二名が偽造文書と詐欺師を使って、リーマンから三億五五〇〇万ドルを詐取したとされる事件」キタコレってか(笑)

 ちなみに「ガイトナーはキッシンジャーの支援で財務省に入り、東京のアメリカ大使館に金融担当補佐官として勤めた」ちなみに敷地内のテニスコートとは「東京にいる大新聞の特派員や外交官、日本の金融担当者と非公式に話し合う場でもあった」そな(笑)また「日本にいるあいだに、ガイトナーは大規模なバブル経済によるハイパーインフレと潰滅的なデフレをつぶさに目撃した」お人らすぃ(笑)

 とゆー事で「ガイトナーには、ウォール街のブームが最終的に去るのがわかっていた。そして日本での経験から、その終わり方が平和ではないことも」とな…バブルって一体?

 二〇〇八年のジャクソンホールのシンポジウムきたこれで、ジェイムズ・ウォルフェンソン(シュローダーやソロモン・ブラザーズの銀行家を経て世銀総裁)のお家で夕食会来たぁーってか(笑)

 そこでの楽しい会話(笑)「また世界大恐慌が起きるのだろうか、それとも日本のように、失われた一〇年になるのだろうか。これに対する招待客の一致した見解は、おそらくアメリカ経済は日本のように長期的な不況に陥るというものだった。しかし、バーナンキはどちらのシナリオもありえないと発言して、まわりを驚かせた。「われわれは世界大恐慌と日本から充分に学んでいる。どちらも起きません」彼は断言した」とな…なるほろ、さすがFRB議長、まさに、あなたとはちがうんですなんですね、分かります(笑)

 また表現的な言い回しで、「マクデイドがファルドに許可を求めたのは、ある意味、歌舞伎の演目のようなものだった。様式にしたがったのである」の件は、そーだったのか?歌舞伎(笑)

 トーシロ的に面白かったのは、NYご飯事情だろか(笑)例えば、「マンハッタンのサン・ピエトロ・レストランで毎日のようにパワー・ランチを食べ」とゆーのは、相当にアレらすぃ(笑)

 他にも「四八丁目通りのギリシャ料理店アプラ」とか、こちらCEOが家族と誕生祝いしているし、五〇丁目通りのステーキハウス、マロニー&ポルセリとか、五〇丁目通りの駐車場の向かいの小さな食堂、ニューヨーク・ランチョネットどよ(笑)ブルームバーグのお気にで「つい先週も、将来の有望な大統領候補、バラク・オバマを連れてきたところだった」ですしおすし(笑)

 また、マディソン街のはずれの東六二丁目通りにある、会員制のリンクス・クラブとか…元祖会員制クラブならこっちが本家か?「ピカデリーのはずれのセント・ジェイムズ通りにあるフィフティ」でしょか?大英帝国的に(笑)

 も一つトーシロ的に面白かったのは、その手の建物だろか?お宅拝見じゃないけど(笑)例えば、米の財務省の廊下は「白黒格子の大理石の通路」とか、「ペルシルバニア・アベニュー六〇一番地、六階建てのモダンな石灰岩のビル」「ホワイトハウスの北西にあるその建物は、JPモルガンのワシントン支店」なんだそな…

 また、メリルリンチのCEOのオフィスの改装のとこで、オフィスと会議室、受付エリアの改装に「有名インテリアデザイナーのマイケル・S・スミス(顧客にスティーヴン・スピルバーグやダスティン・ホフマンがいる)を雇った」とかあったりして(笑)ちなみに「スミスから会社への請求は八〇万ドルにのぼった。明細書には、八万七〇〇〇ドルのカーペット、六万八〇〇〇ドルの戸棚、三万五一一五ドルのトイレなど」キタコレってか(笑)

 豆知識的なとこで、ヘッジファンドの分け前の分け方(笑)「トレーダーが利益の三八パーセントを獲得し、残りを親会社に渡していた」って、そーだったのか?トレーダー(笑)

 これも豆になるのか?当時のマンチェスターユナイテッドの胸スポンサーってAIGだったのか?四シーズンで「チームに一億ドルを支払ったのだ」そな…となると、一ドル=100円の単純計算で一シーズン25億円ってか?すっごいですねぇ…

 も一つ、これは今更なのかウェルズリー大学ってお嬢様大学なんだろか?というのもポールソンの「のちの妻となるウェンディとは、彼女がウェルズリー大学にいたときに知り合った。当時、ウェンディのクラスメイトにヒラリー・ロダムがいて、ふたりはいろいろな意味でライバルだった。ウェンディは一九六九年クラスの総代、ヒラリーは生徒会長だった」そで…ちなみにバーナンキの奥さんアンナはウェズリー・カレッジ卒とな…

 と他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載というより、メインは骨太すぎて、小さくまとめるなんて無理でしょじゃねですので、興味のある方は本書をドゾ、じっくりドゾ。

 最後に本書で何気に凄くね?なとこを一つ上げるとするならば、バンク・オブ・アメリカのシーンだろか?グレゴリー・カール(最高幹部/バンク・オブ・アメリカの代表交渉人)が、クリストファー・フラワーズを呼んだとこでしょか?詳細は本書をドゾですが、ここでフラワーズが、「ゴールドマン時代の同僚、ジェイコブ・ゴールドフィールドを同伴していた」んですよ、奥さん(誰?)

 ちなみに「ゴールドフィールドは、窮地に立たされたロングターム・キャピタル・マネジメントをゴールドマンが支援した際に、この会社の全情報を自分のノートパソコンに不正にダウンロードした人物として、ロジャー・ローウェンスタインの「天才たちの誤算」に登場している。リーマンのカークがこの前日、ゴールドマンへの情報提供についてファルドに消極的な発言をしたのは、このゴールドフィールドのことが念頭にあったからだった」って…段々サス ペンスドラマというか、ホラーな域に進んでないか?本書(笑)

 とゆー訳で、ジェットコースターでいうとこの上り坂のてっぺんまで後1mmな上巻ですた…何となくホーンテッドマンションになるんじゃなかろーか?と予測する下巻を待てってか(笑)

 目次参照  目次 文系

|

« 目配り、気配り、思いやりっ | トップページ | 市場がつくる高度なふれあい、WS-TECH笑) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

文系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 明るい米、明るいNY、みんなマンハッタン、何でもWS(笑):

« 目配り、気配り、思いやりっ | トップページ | 市場がつくる高度なふれあい、WS-TECH笑) »