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2017年5月20日 (土)

市場がつくる高度なふれあい、WS-TECH笑)

リーマンショックコンフィデンシャル 下  アンドリュー・ロス・ソーキン  早川書房

 サブタイトルは、倒れゆくウォール街の巨人 なんですが、NYの秋は連日ハリケーンってか(笑)NYの九月(秋?)は激動をよぶってか?

 五大銀行のそれぞれの結末は、如何になんで、これらの詳細は本書をドゾ。下巻のこの秋の出来事は、同時多発金融事故とでも言うべきなんだろか?出て来る金融機関、全てがヤバいんとちゃう?でして、あっちもこっちも火の手が上がってまんがな?じゃね?

 そして火消しに躍起になっているんですけど、それがスムーズにはいかないとゆー…

 でまぁ、後から、ついでにとほい異国から見る分には、米人って撤退戦が苦手?なんじゃね?かなぁ?行け行けドンドンのアゲアゲの時はすざまじいスピードで突き進むんでしょーが、いざ壁(天井?)にぶつかり、方向性を逆向きにし、退却するとなると、馬脚が凄い事に…米人に殿は厳しいかろーと他人事ながら思ってしまった(笑)

 ある意味、本書はその形振り構わさが如実に出ている感じがしないでもないが…ここに神々の黄昏なんてムードはなく、半狂乱の狂騒曲が鳴り響いている感じとでもいおーか?

 かくてリーマンが破綻するなんですけど、他の会社は公民併せて救済されているというか、何とか残る事が出来たとゆーオチになるのですが、これも本書を拝読する分には、その場その場での場当たり的な対処にしか見えないのは何故なんだぜ?

 多分、米の知性というか、その道のトップが勢揃いしている中で、その中の人が下す判断が、コレか?とゆーのも、何だかなぁ…今の金融システムがグローバルなのは今更なんで、そーなるとそれに関与する人達の資質って相当にアレじゃね?と思うのも気のせいか?

 「大惨事の種は、次のような方法て゜何年もまえに植えられていた。例えば、一九九〇年代後半の銀行に対する規制緩和、住宅ローン基準の緩和につながった持ち家奨励策、流動性バブルを生んだ歴史的低金利、短期的なリスク負担を評価するウォール街の報酬システム、それらすべてが一体となって、この破滅的な事態を作り出したのだ」そな…

 また、「もし政府が何もせず、破産申請をする金融の巨人たちのパレードを眺めていたとしたら、実際よりはるかにひどい市場の大変動が起きたことだろう」とな…だが、しかし「連邦政府の官僚-ポールソンやバーナンキやガイドナーたち-の一貫性のない決断が、市場の混乱の原因となったことは否めない」ですしおすし(笑)

 そしてそれは国内市場、金融問題だけで済まないんですけど?とゆー(笑)「イギリスと日本の規則により、リーマンのブローカレッジ部門はやむなく完全閉鎖され、国外のみならず、アメリカにある何十億ドルもの投資家の資産までもが凍結されることになった。多くのヘッジファンドが突如として資金不足になり、差金担保の追加に応じるために資産の売却を余儀なくされた。それで資産価値が下がり、悪循環が始まると、さらに売りが加速した」とな…

 それに対し「ワシントンは、このような二次的影響になんら準備をしていなかった。政策決定者が、みずからの政策の海外への影響をあまり考慮していなかったのと同様だ」ですしおすし(笑)

 そんな訳で最初から最後まで、米的なあまりにも米的なノンストップ現象でしょか(笑)何せ、「ガイトナーは生来の性格から、ポールソンより-とまではいかなくても、ポールソンと同じくらい-積極的に介入するタイプである。この事実はしばしば見すごされる」ですしおすしで、カオスはカオスにしても、多分全体的に見渡せばイイシゴトシテマスネーなのかもしれないんですよ、越後屋(誰?)もとい、おのこでござるってか(笑)

 アリス的には、もーここまでくるとどーだろぉ?狂乱のマネーゲーム、アリスが手を出しているとはとても思えないけど?どよ?あるとしたらスイス時計の同窓生達とかか?

 相変わらず米人らしくいい味だしていますかなぁ(笑)で、「「彼らイギリス人は、話し合うばかりでいつまでたっても結論を出さないのが身上だ」ポールソンは言った。バークレイズのジョン・バーレイ会長についても、ゴールドマン時代から優柔不断だと直感していた。「ひとつ教えようか。バーレイは弱い男だ」」って断言してるし(笑)そーだったのか?ウルフ先生?

 ラウンド1は、リーマンを救済しないの巻かなぁ…「ワシントンの空気は容易に読めた。さらなるウォール街救済を願う声はまったくなかった。識者はみな、流行しはじめた新たな病気か何かのようにモラル・ハザードを語るばかりだった」そで、よーするに「リーマンを救済すれば、安全な企業など存在しない時代のデフォルトの解決策は、"救済"になってしまう-そんな論調になりつつあった」とな…

 また、「リーマン救済がたちまち広報上の悪夢」にならね?って懸念がキタコレってか(笑)というのも「ブッシュの実弟で前フロリダ州知事のジェブが、リーマンのプライベート・エクイティ事業のアドバイザー」「ブッシュのはとこ、ジョージ・H・ウォーカー四世はリーマン執行委員会のメンバー」「ポールソンの実弟、リチャードはリーマンの社員」これで救済したら、メディアの格好の餌食にならね(笑)

 リーマンあるあるで、「リーマンの社員は、自社株の四分の一を保有している点でウォール街ではユニークな存在だった」そな…「リーマンの場合、大半の社員にとって自社株は五年間売却できないという制限付き」「彼らの巨額の私財は社内で凍結され、売ることができない」挙句に、リーマン株が下落しているので、「社員合計では一〇〇億ドルが消滅していた」ですしおすし…

 そんな中、リーマン的には株価下落を少しでもくい止める為なのか「売却制限の付いていない保有株式についても売却を禁止するという連絡メモ」が社内を駆け巡る事態に…自社株売ったらあきまへんえって事ですか?そーですか(笑)それって、後にどこのくnゴホンゴホン…

 でまぁ、公的な救済がのぞめないのならば民間で救済するしかないじゃない?に至る訳で、現時点で、リーマンを買ってくれそーなのは、バンク・オブ・アメリカとバークレイズなんですよ、奥さん(誰?)ただし、どちらにしても「いずれも支援が必要となる見通しだ」(@ポールソン)になる訳で、その支援はNYの他の金融会社で宜しくって事じゃね?

 よーするにそれしか世界(の市場、金融、経済?)を救う道はないんじゃねに至った訳ですけど、「ライバルを支援するという発想は、不快を通り越して呪いに等しかった」し、「支援せよと言われたライバルは究極のよそ者」じゃねで、「バンク・オブ・アメリカのCEOケネス・ルイスは、ことあるごとに彼らの名誉を傷つけてきた男」だし、「バークレイズのほうは、隙あらば大リーグに割りこもうと画策している二流選手以外の何物でもない」訳で…本音としては「そんな二社を支援しても、この部屋に集まった者全員に害が及ぶだけではないか」じゃね(笑)

 しかも、救済対象の「リーマンもリーマンで、あまり同情を集めていなかった」とな…

 NY連銀内での会議、会合についての詳細は本書をドゾ。とにかく公的機関がお金出さないとなれば、民間が出すしかない訳で…でもって、その金出せやと言っているのは、公的機関トップ達とゆー、実に米だなぁな世界が展開していた模様…

 そんな中「これはわれわれの資本市場、われわれの国の問題だ。協力しない者はひとり残らず覚えておく」(@ポールソン)って、それもー「多くの者にとって脅しとも聞こえることばを残した」って、それ脅し以外の何やねんで、事態はそこまで深刻ですたって事らすぃ…

 そんな訳でリーマン破綻、その後始末についての詳細は本書をドゾ。各社まさに食うか、食われるかの世界が展開していらっさいまする…敵の弱みを徹底的に叩くその姿勢、おステキすぐる…これが米の正義か(笑)

 ちなみに結果としては「自分自身にも腹を立てていたが、しだいに政府、とくにほかの会社は全部救済しておきながら、彼の会社だけ救わなかったポールソンに対する怒りが増していた。愛するリーマン・ブラザースはファルド(リチャード/リーマン・ブラザースCEO)の目のまえで死んでしまった」となる訳で…

 これもまぁ当然ですが、何故リーマンだけ助けてくれなかったんだぁーな恨み節というか、素朴な疑問が出てくる訳ですけど、「LTCM救済時にリチャード・ファルドが果たした役割だった。ファルドは割当の二億五〇〇〇万ドルを提供する段になって、そこまでの金は出せないと言ったのだ」「ファルドは一億ドルしか提供しなかった」とゆー過去の実績もありますしおすし(笑)

 そして、事態はリーマンの次はどこだ?の水面下というか、ラウンド2キタコレってか?かくて、モルガン・スタンレーは提携先、合併先を模索するだろか?とにかく、各社生き残りをかけて合併する相手を模索している状況じゃね?って事で…

 現時点でというより、憶測の憶測が渦巻く中で、モルガン・スタンレーが合併先にもくろんでいた「メリルリンチは、ことによると二四時間以内にパンク・オブ・アメリカと合併するかもしれない」んじゃね?ですしおすし(笑)

 となれば、他の会社と合併するしかないよねで、ワコビア、JPモルガン・チェース、HSBCも選択肢に入れないとあかんのとちゃう?でしょか?ちなみに「ケラハー(コルム/上級副社長、CFO、戦略立案共同責任者)は、中国最大の政府系ファンド、中国投資有限責任公司(CIC)に電話するのを手だと提案した」そで、「ポール・トーブマン(投資銀行部門責任者)は三菱を推した」そな(笑)

 何とゆーか、金融って一体?な世界が展開していて詳細は本書をドゾですが、とにかく、「世界のヘッジファンドの上位一〇〇機関のうち八九が、モルガン・スタンレーをつうじて取引をしている」んですよ、奥さん(誰?)…って事はモルガン・スタンレー一社の問題に過ぎない訳がなく、巻き込むとこ多しってか(笑)

 飛ばしていくと、「大規模な投資を真剣に検討してくれそうな投資企業として、マック(ション/モルガン・スタンレーCEO)の頭に思い浮かぶのはただひとつだった-中国初の政府系ファンドである中国投資有限責任公司(CIC)だ。モルガン・スタンレーの中国部門のCEOで、政府内に深い人脈を持つ五一歳の有力者、ウェイ・スン・クリスチャンソンが、CICのCEO高西慶と話し合いを初めてから、まだ二四時間たっていなかった」とな…

 ちなみに、マックは「広範な中国人脈を持っているポールソンに、中国政府経由で取引を後押ししてもらおうと考えた」そで、「中国人は、招かれている気分にさせなければだめだ」(@マック)に、「ポールソンは、ブッシュ大統領から中国の胡錦濤首席に電話かけてもらえるかどうか確かめておくと答えた」そな…イイハナシだなぁ(笑)

 そんなこんなで「高はチーム全員を連れてニューヨークに来ていた。モルガン・スタンレーにとって、ワコビアを事実上検討からはずしたいま、中国人が唯一の可能性だった」とな…

 その時歴史が動いた、もとい携帯が鳴ったってか(笑)「東京にあるモルガン・スタンレー証券の社長、ジョナサン・キンドレッド」から一報キタコレで、「日本最大の金融グループ、三菱UFJフィナンシャル・グループが出資に興味を示しているというのだ」となな(笑)

 ちなみに電話を受けたケラハー(コルム/モルガン・スタンレー上級副社長、CFO、戦略立案共同経営者)の方はと言えば「以前にも別の日本の銀行と仕事をした経験から、日本の銀行はつねに動きが遅く、リスクを嫌い、きわめて官僚的であるという評判どおりだと思っていたからだ」が心情というか、信念というか、彼の中での真理ですしおすし(笑)

 ちなみにちなみに「共同社長のジェィムズ・ゴーマンは驚きで目を丸くした。これこそ自分たちが必要としているものではないか」じゃね?でも「ケラハーは一蹴した。「時間の無駄だ。彼らはどんな行動にも出やしない」」と切り捨てご免ってか(笑)ちなみにちなみにちみなに、この後ゴーマンは反論していらっさいます(笑)

 まっNYにいるのは中国でして「スポーティなタートルネックとブレザーという恰好の高西慶が、チームを引き連れてモルガン・スタンレーに到着したのは、午後九時をまわったところだった」から、交渉は始まるってか?

 ところがどっこい「ジョン・マックは、CICとの話し合いはなんの結論にも達しないのではないかと不安を募らせていた」ですしおすし(笑)

 かくて、トープマン(ポール/モルガン・スタンレー投資銀行部門責任者)と、同僚のリー・ジユンは東京に電話をかけていた」、相手は「モルガン・スタンレー証券の結城公平」…そして「三菱はプロジェクトチーム全員を招集して、作業にかかる」事になると…

 ちなみに、ポールソンの方は「中国の副首相、王岐山と電話で話すために急いで家に入った」で、「中国からモルガン・スタンレーに投資するよう説得しようとしていた」そな…というのも「もともとポールソンとしては、ブッシュ大統領から国家主席に電話してもらうことを望んでいた」けど、大統領首席補佐官のジョシュア・ボルテンから物言いがキタコレってか(笑)とにかく、中国に対して政治的前哨戦をどげんとせんといかんってか(笑)

 そんなポールソンは「ゴールドマンのCEO時代に中国に何度も出張したので、王をよく知っていて、気楽に付き合える関係を築いていた。とはいえ、他国-それも最大のアメリカ国債保有国-との民間の取引を仲介することが、どれほど異例かということも理解していた」そな…米って、米国債保有国を気にしていたとは知らなんだ(笑)

 時間経過と人の錯綜が物凄い事になっているので、本書どの場面も何だかなぁなんですが、ある意味、全てが同時進行しているよーな世界とでも言おーか(笑)まぁそれもともかく、「三菱が行動に出て、モルガン・スタンレーにかなりの投資をすることになりそう」で、マックは「三菱UFJフィナンシャル・グループ社長の畔柳信雄と、マックとの電話会議が設定された」そな…

 そこにちょっと待ったぁーっとポールソンがマックに電話を入れてくるところが、何とも凄い(笑)ここでポールソンとマックの会話の応酬があるのですが、詳細は本書をドゾですが、一つだけ「「おいおい、日本人のことはわかっているだろう。彼らはことを起こさない。迅速に動くことはぜったいにない」ポールソンは言い、中国かJPモルガンとの取引にもっと集中すべきだと示唆した」で、他にも「ポールソンはまだ疑っていた。「やらないと思うがね」ため息をつきながら言った」とな…これが米の財務長官の日本の評価らすぃ(笑)イイハナシだなぁ…

 運命のモルガン・スタンレー、その水面下なのか、表面化なのか知らないけど、CIC、JPモルガン、そして三菱と三つ巴で進行中ってか?

 さて、「ダイモン(ジェイミー/JPモルガン・チェースCEO)はCICの高西慶との緊急会合を終えたところだった。高はJPモルガンにモルガン・スタンレーへの共同入札の意思があるかどうかを探りにきたのだ」とな(笑)まぁJPモルガンとしては、あっしにはかかわりのねぇーことでござんすだった模様(笑)

 でもって、事態は「ガイドナー(ティモシー/NY連銀総裁)は月曜の株式市場が開くまえにモルガン・スタンレーが取引を成立しなければ、破綻するしかないと確信していた。少しまえにはマックに連絡し、相当な額の投資を得るか、合併しないかぎり、銀行持株会社になるという要請は却下すると脅してもいた」ですしおすし…しかも「ポールソン同様、ガイトナーも、三菱の投資が間に合うというマックの観測はまちがっていると思っていた」そな(笑)NY連銀総裁お前もか(笑)

 更に「モルガン・スタンレーに戻った高西慶は、彼らが三菱との合併話を進めていることを知った」「日本企業と取引するとは!前夜のポールソンと王岐山副首相との会話から、高はアメリカ政府がCICを応援していると思っていた。激怒した高は、別れの挨拶もせずに、チーム全員をつれて建物から出ていった」になるし(笑)

 まぁ紆余曲折はあるものの三菱から90億ドルキタコレってか(笑)こちらの経緯の詳細は本書をドゾ(笑)

 後にマックは「モルガン・スタンレーと三菱の交渉を知って足早にビルを去ったCICを追い、北京へ飛んで関係修復をはかった。相手の怒りを鎮める外交ミッションだった。そもそもポールソンが秘密裡に中国政府と話していたため、小さな国際問題になりかかったのだ」ですしおすし…何たって「CICがいまだにモルガン・スタンレーの大口顧客」ですしおすし…

 そして三菱の方はとゆーと、「投資はまだ完了していない。モルガン・スタンレーの株価が下がりつづけているので、三菱にとっては単純に交渉を中止するほうがいいのではないかという疑念が生じていた」とゆー、市場とモルガン・スタンレーご一同様ってか(笑)

 そんな中「三菱は東京で声明を発表していた」「通常、噂にはコメントしない方針であるが、その噂は事実無根であることをここで明らかにしたい、という内容だった」とな…

 で「それがマックの知りたいことのすべてだった。マックは日本人を信じており、彼らは手を引かないと確信したかった」と続くんですが、この後に「しかし、胸の内に心配が広がるのを止めることはできなかった」と続ける辺り、著者の立ち位置も透けて見える気がするのは気のせいか(笑)だって、米人だもんってか(笑)

 モルガン・スタンレーは噂が真実であるという証拠を何一つ受け取っていなかったし、三菱も違いますとコメント発表していながら、皆一抹の不安から逃れられないってどよ?というのも三菱が「経営上は、手を引くことが正しい判断かもしれないからだ」ですしおすし(笑)

 それでも三菱は「改めて契約を先へ進めたいと言ってきた-ただし、普通株ではなく優先株を買うという、より有利な条件での再交渉を希望した」とな(笑)チャマー(ワリッド/モルガン・スタンレー共同社長)の件の詳細も本書をドゾ。何となく、本書で一番幸せな気分になれるとこじゃなかろーか(笑)

 裏話的なとこでは「三菱側が連銀に連絡し、みずからの投資後にアメリカ政府が介入することはないという言質を取ろうとした話も聞いていた-アメリカ政府が介入して投資すれば、株主が一掃されてしまうからだ。ウォーシュ(ケビン/FRB理事)がその件をガイトナー(ティモシー/NY連銀総裁)に初めて電話で伝えたとき、ガイトナーの反応はじつにシンプルだった。-「くそっ!」」とな…でもって「その日の午後、彼らは日本政府あてに、将来アメリカ政府がモルガン・スタンレーに介入したとしても、三菱がほかの株主より悪い影響を与えられることはないと保証する手紙を書いたのだった。もちろん、モルガン・スタンレーは政府の計画など知らなかった-契約を調整する裏ルートの話し合いが二国政府のあいだでおこなわれていることも」ってホンマでっかぁーっ?黒山羊さんと白山羊さん?

 まぁ米(側?人?)の対応が実によくわかるシーンは、三菱側が法律事務所にモルガン・スタンレーへの小切手を届けるところだろか?「最終的な支払を持ってくるのは、三菱の比較的地位の低い社員だろうと思っていた。ところが受付が、たったいま三菱の上級幹部の一団-一分の隙もないダークスーツ姿-がロビーに到着し、そちらに向かっていますと知らせてきた」ってか(笑)

 ちなみ受け手のキンドラー(ロバート/モルガン・スタンレー副会長、投資銀行部門)は「ひげも剃っておらず、休日にはくようなカーキのズボンにビーチサンダルという、ひどい恰好だった」そな(笑)素朴な疑問的には、これ三菱じゃなくてCICだった場合も、この恰好でお迎えしたんだろーか?私、気になりますっ(笑顔)

 それにしても日本人の一人としては、あの三菱を何が押し進めたのか?これも気になるところだよなぁ(笑)

 でもって、モルガン・スタンレーだけじゃなくて、AIGもヤバくね?もキタコレってか(笑)ドンダケェー(死語?)というと、「ポールソンやバーナンキが承知していたとおり、AIGは世界的な金融システムの事実上の要だった」そで、それは「ヨーロッパの銀行規制では、金融機関は、AIGの金融商品部門とクレジット・デフォルト・スワップ契約を結んで必要資本を満たすことが認められている」とな…どゆ事とゆーと「銀行はスワップを用いて、企業融資や住宅ローンといった高リスク資産をAIGのトリプルAの信用力で覆い隠し、レパレッジを拡大していたのだ」そな…もしやこれは虎の威を借る作戦か(笑)

 そゆ事で「AIGが破綻すればこの保護が消えるため、銀行の資産は目減りし、数十億ドルの資金を調達せざるをえなくなる」訳で、今でしょ(死語?)という市場の現状をみれば、全世界的にヤバいなんてもんじゃねぇーと(笑)とにかく天文学的金額来たぁーってか?

 こちらの詳細も本書をドゾですけど、最早みんな疑心暗鬼ですけんですしおすしで、一例を「AIGの国外最大市場である日本で、JPモルガンがつい先ほど担保を要求したという。信じられない事態だった。いくら慎重を期すためとはいえ、つい二四時間前にはAIGの顧問だったJPモルガンが、いまや問題の悪化に手を貸しているとは」ですしおすし(笑)

 かくて、AIGへ公的救済キタコレってか…

 そして、モルガン・スタンレーが倒れたら、次はお前だのゴールドマン・サックスも模索するの世界でしょか?こちらの詳細は本書をドゾ。何たって、ポールソンの前職がゴールドマンCEOなとこからもお察し下さいの世界が展開している模様(笑)そんな訳で、ロイド・ブランクファイン(ゴールドマンサックスCEO)とゲイリー・コーン(共同社長兼COO)は「一〇足らずのチームに命じて、異なる相手との取引の可能性を探らせていた-HSBC、USB、ウェルズ・フォーゴ、ワコビア、シティグループ、住友、それから中国工商銀行」とな…

 こちらも紆余曲折の詳細は本書をドゾですが、「資金調達という差し迫った問題を抱えるブラウンファインにとって、救済をめぐる政争などどうでもいいことだった」「調達をまかされた社長兼共同COOのジョン・ウィンケルリードは、チームを編成し、週末のあいだ中国や日本や湾岸諸国の潜在顧客に連絡をとったが、ただ手当たり次第に声をかけただけで、結果すべての相手から丁重に断られていた」って…

 更にGE参戦か(笑)「ジェネラル・エレクトリックは、金融業というより製造業の会社だが、近年は利益のおよそ半分をGEキャピタルという金融子会社から得ていた。ウォール街のほとんどの企業と同じく、GEキャピタルも短期資金調達と世界じゅうの投資家の信頼に頼っている」そで、万が一にもモルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスが倒れたら、こちらへの影響は?米市場チキンレース、参加者どんどん増えるよぉーっ(笑)な気がするのは気のせいか(笑)

 まぁ米の正義というか、信念?社会主義者じゃありませーんという踏み絵、これ絶対って事らすぃ…よーするに民間のものは民間へ、公共(政府、国家)は絶対に手出ししてはならないという不文律が物凄い大きな十字架になっているんだなぁ…これが米人のアイデンティティの根幹を揺るがす大問題となるらすぃ…

 だから公的介入、救済には、アレルギー反応か、脊髄反射のごとく、蛇蝎のよーに忌み嫌っていると…そんな理念に基づいて、「リーマンを救済しなかったという点ではたしかに称賛を浴びた」けど、その結果「予期せぬ結果を生み、破滅的な影響を及ぼしている。金融システムを支えていた信頼は崩れ去った。もはや誰にも交戦規則がわからなくなっていた」ですしおすし…

 こーして次から次へとヤバくね?が続くと…こちらの詳細も本書をドゾ。ちなみにワコビアの件では、「「これは経済の九・一一だ」ヘンリー・ポールソンがそう言うと、長官室冷たい沈黙に包まれた」とな…米人が、9.11を口にする時は…そゆ事だよねぇ…

 最早、「金融会社の運命をひとつずつ決断するのでは、もう効果がない。ベアが破綻してからリーマンが破綻するまで六ヵ月。しかし、モルガン・スタンレーが破綻すれば、ゴールドマンが破綻するまで六時間ともたないだろう」って…「巨大銀行がそれに続けば、その後どうなるのか神のみぞ知るだ」って、神の見えざる手キタコレってか(笑)みんなみんな滅んでしまえばいーんだわ状態突入か(笑)

 紆余曲折は色々ありますが、そちらの詳細も本書をドゾ。でもってこちらも一例を「生真面目な経済政策担当次官補フィリップ・スウェイゲルは、大胆に行動すべきであり、政治的影響を怖れて問題解決から目をそらしてはならないと強調した。「日本の二の舞になってはいけません」」とな…もしかして、はいここわらうとこなんだろか(笑)

 ちなみに「五〇〇〇億ドルのウォール街救済法案」のとこでは、「共和党員は社会主義だと非難するだろう。片や民主党員は、強欲なホワイトカラーの救済を咎めるだろう」ですしおすし…

 まぁこちらの詳細も本書をドゾ。米の政治ってのがよくわかる世界かなぁ?救済法案のところはまさに丁々発止で、すざまじいことになっているよな?ペロシ(ナンシー/下院議長)の件が如実にその事を表しているんじゃね?「ペロシが下院の議場に立ち、法案を通す必要性について熱のこもった演説をしたばかりだった」とな、だがしかし、「同時に、ブッシュ政権とポールソンとウォール街を激しく非難した。「彼らはみずから自由市場の擁護者と称していますが、実際にはその場さえよければいいという人たちです」」って(笑)続けて「規制もなし、監督もなし、規律もなし、もし失敗すれば高額の退職金があり、納税者が救ってくれる…そういう宴は終わりました。民主党は自由市場を信じます。自由市場は仕事を創り、富を創り、経済のためになることをたくさん創り出します。しかし今回、共和党-一部て゜あって全員ではありませんが^が奨励し、支援した、まったく抑制のきかない市場が創り出したものは、仕事でも資本でもなく、混乱でした」の件は、圧巻というより、しごくごもっともの世界じゃね?

 ちなみに「ブッシュ大統領が緊急経済安定化法に署名し、これにより七〇〇〇億ドルの不良資産救済プログラム(TARP)が創設された。「われわれは、アメリカが金融市場を安定させ、グローバル経済のリーダーでありつづけることを世界に示した」大統領はそう宣言した」そな…さすが米大統領、言う事が違いますってか(笑)

 一方、英では?では、民間ではバークレイズ絡みでしてこちらは本書をドゾ。公的な方では、「英の金融庁が、ゴールドマン・サックスを含む二九の金融株について、三〇日間の空売り禁止を発表したこと」の件だろーか?これによってゴールドマンの株価は反発していたりして…米で出来ない事を英がやる、そこにしびれるあこがれるぅーってか(笑)

 まぁここまでの大騒動ですので、一口にまとめるのはほぼ不可能でして、何度も書きましたけど、詳細は本書をドゾとしか言えねぇ(笑)

 ただ、読後の感想としては、「政府がウォール街を危機から救うとなれば、旧来の投資家たちが見苦しい手段で利益をあげないようにする必要があった」の件とか…

 でもって、なんでこーなるの?では「ほぼ一〇年に及ぶ過剰な規制緩和(その一部はポールソン自身が推進したものだ)、熱を上げすぎた銀行家、分不相応な暮らしをする住宅所有者、そういった軽率さが相まって、この結果につながったのだろう」とか…

 そんな中「この街にはAIG、リーマン、ベア・スターンズで三万五〇〇〇人の失業者が出た。加えてレイオフだ。なのにあんたたちは、四万五〇〇〇人から五万人に影響を与え、二万の職を消すのが正しい解決案だと言うのか。それのどこがすばらしい社会政策なのか、私にはさっぱりわからない」(@マック(ジョン/モルガン・スタンレーCEO))沈黙が流れた。「健全さの問題だ」ガイトナーが無表情な声で言った」なんですよ、奥さん(誰?)

 本書を拝読して、失業者に言及しているとこってここ位のよな気が?も一つ従業員、普通の社員の事、暮らしなんかを思うシーンも、確かこのマックの回想シーンだけだったよな?

 で、後は、最初から最後まで、一に株主、二に市場の安定化という名の株価の安定(笑)で、他の事はみんな二の次三の次なんですよねぇ…なるほろ、これが米の正義かと納得の一冊でございました…

 さて、他にはいつもの楽しい食事だぁーっ(笑)で、「マック(ション/モルガン・スタンレーCEO)は運転手に命じて、ひいきのイタリア料理店サン・ピエトロに寄り、チームへの差し入れを買った」とか、「南イタリア料理店サン・ピエトロのパティオで遅い夕食をとるのにうってつけだった」とか、「マックとモルガン・スタンレーの経営陣は、店の外の人につかないテーブルについた」とか、本書のあちこちに出てくるこのイタリアン・レストランは米のセレブ御用達のお店なのか?

 ちなみに「平日の昼どきになると、ウォール街の大物が次々と訪れる。専用のテーブルを持つM&A金融業の長老、ペレラ・ワインバーグのジョゼフ・ペレラのほか、ブラックロックのCEOラリー・フィンク、NYSEのリチャード・A・グラッソ元会長、レブロンのロナルド・O・ペレルマン会長、メリルリンチの元CEOデイビッド・H・コマンスキー、さらにビル・クリントン元大統領や、その友人のバーノン・ジョーダンなどが得意客に名を連ねていた」そな…

 「夕食の約束をしていたグリニッジのレストラン<レベッカ>に到着したセイン(ジョン/メリルリンチCEO)の目に、JPモルガンのスティーブン・ブラック(共同社長、投資銀行部門)の姿が飛び込んできた」とか…

 「三人は、スミス&ウォレンスキー・ステーキハウスで夕食をとることにした」とか、この三人とは、ロバート・ダイアモンド(バークレイズPLC社長、バークレイズ・キャピタルCEO)と妻のジェニファー、娘のネリーという家族で行きますたとか、ブランクファイン(ロイド/ゴールドマン・サックスCEO)は「ニューヨークのステーキレストラン、ポーターハウスで、妻のローラと誕生日のディナーをともにしたいと思っていた」とか、NYセレブってステーキハウスが家族の団欒の場なんだろか?

 そんな中JPモルガン本社には食堂キタコレで「食堂のスタッフはいつでも食事を出せるように残業していた」とか、「この夜のメニューはタコスだった」とか…米の会社にも社食ってあったんですねぇー?

 他には「ブルー・フィン・レストランのウェイターが寿司の大皿-スパイスの利いたロブスター巻、キハダマグロの握り、飛子-を運んできたところ」の件は、寿司とスパイスって一体?なるほろ米、カリフォルニア・ロールの国だものってか(笑)

 ニューヨーカーお出かけマップかで、パーク・アベニューと五二丁目通りの角にある会員制のラケット&テニス・クラブで僕と握手ってか(笑)

 建物では「リバティ通り三三番地に建つ、要塞にも似た壮大なニューヨーク連銀ビルは、保守的かつ伝統的な金融の聖域である」とか、そのNY連銀には「広いロビー」があるらしく、そこに「伸ばした腕で亀の甲羅に牛の角のついた竪琴を支えている、若き日のソフォクレスの銅像」があり、それは「サラセンの海戦-ギリシャとおそらく西洋文明を東洋から救った戦い-の勝利を象徴する銅像だ」らすぃ(笑)

 「七番街七五〇番地」とは「そこはモルガン・スタンレー本社から一区画西にある、なんの看板も出ていない地味なオフィスビルで、会合を知られたくないときにモルガン・スタンレーが利用する場所だった」って…秘密の会合ってか(笑)

 これがアメリカン・ジョークなんだろか?では「ポールソン自身がよく言うとおり"ダンスパーティに女の子がふたりいれは競売は成り立つ"」とか、「ワコビアは、誰にとっても夢のようなデート相手ではない。しかし、いまのところ、ダンスホールにいる女の子はワコビアだけだった」とか、セクハラじゃないんですよね、分かります(笑)

 他にも「馬鹿にされたら、相手を徹底的に叩きのめすのが私のやり方だ。しかし、そうするつもりはないし、みんなにもそうしてほしくない」(@ジョン・マック/モルガンスタンレーCEO)とか…米の正義、倫理観パネェ(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。でもって、本文チョイス、ちょっと偏っていまする(笑)本当は、本書で一番登場回数多いのは、上下巻通して、リーマンのCEOのファルドと、ポールソン財務長官、ガイトナーNY連銀総裁だと思われで、次点でバーナンキFRB議長、更にゴールドマン・サックス、JPモルガン・スタンレー、モルガン・スタンレー、メリルリンチ等の金融機関のCEO達じゃまいか?なんですが、主役張っている、ファルド、ポールソン、ガイトナーと、何とゆーか小市民な己には、全く重なるとこかなくて、ついていけませんでした(笑)

 いやぁこれが政治、金融の現場だとしたら、あまりに凄すぎる…今まで日本の財務省なんてアレでしたけど、こんなんと日常渡り合っているのだとしたら、ちょっと考えてしまう本書かなぁ(笑)なるほろ、米は愉快だってか(笑)そして、どこまでも米って男社会なんだなぁと、何かウォール街って、NYの最先端都市のイメージのはずなのに、西部劇の世界じゃね?それも保安官のいないと思うのも気のせいか(笑)

 目次参照  目次 文系

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