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2017年7月14日 (金)

どうでもいい?どちらでも同じことだ?何の意味もない?

フランス文学は役に立つ!  鹿島茂  NHK出版

 サブタイトルは、「赤と黒」から「異邦人」まで、なんですが、所謂一つのガイド本だろか?しかも、本文の対訳フレーズあり(笑)まっ、ワンセンテンス位ですから、覚えて口にしてみよーってか(笑)これで貴方も仏語修得、なるか(笑)

 もともとフィクション読むのが苦手というか、他のと比べると読む速度が格段に落ちるので、なかなか読みすすめられないんですが、その中でも仏文学となると、うーん…何か個人的イメージで言っては何だが、仏文学って読後感がすっきり爽やかの真逆な感じがして…手に取りにくいんですよねぇ…三銃士とかなら大丈夫なんだろか?あれも原作通りだと相当な量になると聞いた覚えが?

 本書に掲載されている本は仏文学を代表する作品ばかりなりなんで、全部読破してなきゃなんですけど、多分、半分位しか読んでないよーな気がする?それもちっちゃい頃に…なので、本書での粗筋と記憶の粗筋が違ってたりして(笑)何か、最近は何のために本を読むのか?で端から忘れているだけじゃね?じゃね?じっと手を見る、もとい記憶力の低下というよりボケだろか…

 まぁとにかく「フランスは大革命の人権宣言に明らかなように、個こそが最も尊い価値であり、社会の目指すべき方向は個の解放であると定めた最初の国」だそで、「1人の人間が自分の人生を自分の好きなように使って「やりたいことをやる」と思ったとき(これを、「自我の目覚め」と呼びます)、たとえ家族や社会のルールとぶつかろうと、基本的にはそれを貫くのは「良い」ことだと見なした最初の国がフランスであり、フランス文学はその見事な反映だということです」って、そーだったのか?仏?さすが、自由、平等、博愛の国は違うってか?

 アリス的には、カンディードかなぁ?四風荘的に(笑)「18世紀には、最初に人名を出し、「ou(あるいは)」という接続詞でつなげてから、次に物語の内容を暗示する言葉をもってくるという形式のタイトルが流行しました」そな(笑)成程、あるいは、は伝統芸能だったのか?ちなみにカンディードは、それを逆手にとって「「ou(あるいは)」の代わりに「et(と)」をもってくることでフランス人にとって意外な響きとなるように工夫したのではないでしょうか」とな…題名のインパクト勝負は洋の東西を問わないってか(笑)

 後は、文学論的なソレかなぁ?「文学を文学たらしめているのは「何を語るか」ではなく「どう語るか」なのです」の件は、そーだったのか?アリス(笑)

 また、レ・ミゼラブルでは「これまで、文学史などで優れた作品として扱われているのは、みな、この「閉じられた構造」の小説ばかりでした」けど、レ・ミゼラブルはちゃうねん、開かれた構造の小説なんだそな…もっと言うと「近代的な小説というよりは「近代の神話」「近代の叙事詩」といえるのです」になるんじゃね?って事らすぃ…

 究極の小説の読み方かも?で「文学者を人格者と見る理想主義的な観点は捨てて、むしろ、欠陥だらけのダメ人間だからこそ文学に向かい、傑作が書けたのだという逆転の発想を採用すると、途端につまらなそうだった作品がおもしろく読めるようになることがあります」って…そこまで言っていいんですかぁーっ?どーでしょお?片桐さん(笑)しかもポイントは変人度だとな(笑)「その作家が変人であればあるほど、未来(つまり、現代のこと)を予測する能力に富んだエキスパートであったというケースが少なくないからです」って、ホンマでっかぁーっ?

 文学的楽しみというか、仏文学的な楽しみとしてはヴィアンの文体どよ?って事にもなるのか?「フランス文学アンソロジーをミキサーににかけてブレンドし、その純粋エキスを抽出したかのような幾何学的で均整のとれた文体が読者をひきつけるのです」だそで、この手の本は原文を読まないと楽しさ半減って事になるのだろか(笑)そして、原語による言葉遊びを大切にってか(笑)でもって、そこにベル・レットルがあるとな…ええ、「由緒正しいフランス文学の伝統」だそーですよ、奥さん(誰?)

 後は、蝶々の准教授の好物蟹かなぁ?で「サルトルが恐れたのはエビ、カニといった甲殻類でした。その恐怖は、もし私たちが本物エイリアンを間近に見たとしたら感じるであろう生理的な嫌悪に根差していました」って…サルトル、准教授の対極にいたのか(笑)

 文学的には、「「クレーブの奥方」はフランス近代小説最初の傑作と呼ばれています」だそな…仏宮廷というか、仏貴族半端ネェーで詳細は本書をドゾですが、「恋愛感情というものはどのようにして生まれてくるのかを鋭く解き明かした最高の「恋愛分析」の報告書になっている」とな…さすが、元祖愛の国は違う(笑)

 ちなみに「恋愛感情が生まれるための必要条件は、「閉鎖空間」と「不在の力」」と「秘めた恋」なんだそな(笑)

 それから仏文学が生み出したファム・ファタル来たぁーっで、一番、マノン・レスコーいきまぁーすっじゃね(笑)これはある意味、男のロマンか?で「ファム・ファタルに入れあげて破滅した男が旅先で偶然知り合った男に転落の人生を語るという形式」キタコレってか?

 まぁこの場合、男と女の愛の価値観がちゃいまんねんとゆーのが悲劇の誕生でしょかねぇ?マノン・レスコーでは「セックスと金銭の等価交換は行うが、愛と金銭は等価交換しない。マノンは、もしかすると、こうした不思議な「恋愛原則」に生きた現代の「恭しき娼婦」の先駆者なのかもしれません」とな…傍目から見るにデ・グリューの甲斐性の無さも根本にあるんじゃねと思うの気のせいか(笑)

 それを言うと、こちらもファム・ファタルの巨頭カルメンきたこれってか?そして女にいれあげて身を持ち崩す男、ドン・ホセもご登場(笑)でもって、ドン・ホセとは、カルメン的には「「体は丈夫で美男子」という見てくれの良さと、その反対の「弱い心」に惚れたのです」だそな(笑)ファム・ファタルって、ある意味、男女逆転劇の成れの果てなんだろか?うーん…

 制作秘話的には「メリメに「カルメン」のもとになる実話を教えたスペインのモンティホ伯爵夫人というのは、後のナポレオン三世の皇后ウージェニーの母親で、メリメの愛人として知られた女性でした」って…歴史のめぐりあわせってパネェ(笑)

 で、イケメンつながりでベラミ来たぁーってか(笑)「時代は、「イケメンで、女あしらいさえうまければ、つまりホストやジゴロみたいな男でも、私はOKよ」という女性が増えているということなのです」って、ホンマでっかぁーっ?女性の社会進出と自立が常態に成りつつある昨今「男性に対する価値観が変化したから」って、ヒモ的生活のすゝめってか(笑)

 愛とは何か?で、アドルフきたこれってか?そゆ事で「「愛」において、やってはいけないこと」とは、一「「愛」と「愛に似たもの」を混同すること」、二「嫉妬と独占欲」、三「目先の面倒を回避するため、解決を先送りにしてしまうこと」、四「傷つきドーダ合戦」、五「犠牲の大きさドーダ合戦」、六「相手が口には出さないでいる「真実」を先手必勝とばかりに暴いて、相手より優位に立とうとすること」なんだそな…こちらの詳細は本書をドゾ。いやぁー愛って本当にこあいものなんですね、ではさよならさよならさよなら(笑)

 恋愛路線は続くよどこまでもで、赤と黒の場合、恋愛って、男と女って、何じゃそりぁーっ?の先を走っていたのか?「40年前の日本では、恋愛はむしろ「春の目覚め」のような自然発生的なものと考えられており、自尊心や虚栄心の満足のために恋をするというフランス式恋愛は理解を超えていました」とな…

 ところがどっこいあれから40年(笑)でも仏社会って「ジュリアンのような「成果達成主義」のドン・ファンはかなり広範に存在してる」じゃまいかってか(笑)そんな訳で「オランド大統領の世代くらいまでは、恋愛は自己存在の確認のために不可欠な要素であり、生きる理由(レーゾン・デートル)となっているのです」って、ホンマでっかぁーっ?ちなみに最近では仏もおたく化しているのでこの傾向は徐々に下火らすぃ…なるほろ、仏もオランド以前と以後では恋愛だけでなく何もかも全然違ってくるのかもなぁ(笑)

 ちなみに、「「オタク」はたとえイケメンであっても、目の前にいる女性をその女性として愛することができないがゆえに、絶対にモテません」って、そーだったのか?おたく(笑)

 まぁおたくはおたくでいいじゃないの幸せならばじゃねなさかしまとか(笑)「引きこもりが男性的進化の究極の姿として現れたという事実を否応なく納得させてくれる」とな…ちなみにオタクの場合、「自然より人工」、「「選択」と「序列化」という欲求」基準は己の好みとゆー「排除」それと「幼児性」とな…男は皆心の中に少年の心をもっているとか普通に言ってはばからないところかして、皆おたくを内包しているよーな気がするけど(笑)

 まぁともかく、消費芸術家キタコレで、さかしまの世相って「19世紀末に、フランスは世界で最初に少子高齢化の危機に見舞われていたのです」なんだそな…歴史は巡り、因果は巡るってか(笑)

 でもって、失われた時を求めてもオタク文学か?元祖「ヴァーチャル・リアリティ依存症」じゃねって…意外と仏、オタク先進国だったのか?

 オタク論は続くよどこまでもで、嘔吐キタコレってか(笑)こちらの詳細も本書をドゾですけど、「サルトルこそは、ヴァーチャル・リアリティに入れあげて現実をほとんど知らない元祖オタク、元祖引きこもりであると見なしてさしつかえないのです」とな…実存主義って、一体(笑)

 そんな訳で「「嘔吐」とは、現代文明が進歩の果てに行き着いた「全員がオタクの独身者」からなる恐怖のアンチ・ユートピア世界を78年前に予感したある種の「SF作品」であるということができるのです」とな…どっひゃあーっ(笑)

 後は、今でしょ(死語?)的な比較論、もしくは比喩的なソレでいくとカンディードのとこが重なるのかなぁ?で「パングロスとカンディードの立場を20世紀のファシズムやスターリニズムの先導者と民衆に書き換えれば、ほぼ同じ状況が繰り返されてきたことが理解できるはずです」とな…どゆ事とゆーと「民衆は自分たちがどれほど悲惨な目に遭い、ホロコーストや侵略戦争などで他の民衆や他国をひどい目に遭わせたとしても、個々の悪という「現実」は「理想」という最善をもたらすための捨て石なのだから、それ自体は悪に見えても、最終的には悪ではないという全体主義の論理に丸め込まれ、カンディードと同じように、遠い理想に照らして目前の悪を許容してきたのです」とな…しかも「最後に、そうした詭弁の論理が自己崩壊して初めて騙されていたことに気づくのです」っててて…大国の伝統芸能じゃまいか(笑)

 まぁ詳細は本書をドゾですが、著者の筆は止まる事を知らずで、「新自由主義(ネオ・リベラリズム)と呼ばれる経済理論もパンクロスの最善説によく似たところがあります。一切の規制や政府の介入を避け、市場(マーケット)の論理にだけ任せておけば、たとえ、一時的に格差という悪が拡大しても、最終的にはアダム・スミスのいう神の見えざる手が働いて予定調和が訪れるという考えで、アメリカはレーガノミクス以来この経済原理が主流になっています。その結果、人口の1パーセントの人が世界の富の50パーセントを独占するという超寡占社会が生まれたのですが、国民はカンディードと同じようにニュータイプのパングロスの最善説を疑わずにいるのです」の件は、そーだったのか?米経済?でもって、更に本書はこー続くんですよ、奥さん(誰?)「レーガノミクスの日本版であるアベノミクスもほぼ同じことになるでしょう」って…結局、政治って金(賄賂?献金?)くれるとこの言う通りぃーって事ですか?それが政治的、最善説であり、正義ってか(笑)

 蛇足ですが、カンディードの意味深な一文を「個々の不幸は全体の悪をつくりだす。よって、個々の不幸が多ければ多いほど、全体はより悪になるということだ」そーですよ、おぞーさん(誰?)仏哲学コントぱねぇ…

 も一つ、ゴリオ爺さんのとこで、これはもー仏の伝統芸と言っていいんじゃまいかの革命とは何じゃ?ですけど、詳細は本書ドゾですが、この一文はさすがじゃね?で「一揆は起こっても革命は起こらないことが明らかだからです」の件じゃまいか(笑)なるほろ、動乱は動乱でも、一揆と革命はちゃうねんって事ですか?そーですか(笑)

 格差社会の歪み的なとこでは、子どもキタコレか?何とゆーか職業選択の自由アハハな世界は仏的にはあまり幸せな結果を招かないのだろか?さすが、自由平等博愛の国は違うってか(笑)仏の親子関係ってパネェ…で、更ににんじんもあるって事だよなぁ…

 これは究極の家庭内暴力、鬼嫁ならぬ鬼母、家庭内孤立、いじめの問題に行きつくよな…それにしても母親が息子を苛める、疎外するって仏的にはありがちなネタだったのか?とゆーのも、仏における結婚は、恋愛から結婚に至るじゃなくて、家と家同士の結びつきによって決められる政略結婚が常態…そこに愛以前に出逢いはないのぉーで、見知らぬ男女がいきなり結婚生活キタコレで、そこから愛をはくぐめばいいとか、せめて親しみある同居人レベルまでいけばいいけど、互いに愛のない家庭の場合どよ?で、特に妻が夫を好きになれない、憎んでいる、軽蔑しているの場合、その夫に似た息子を愛しながら育てられるかは、なかなかに難しい問題らすぃ…嫌いな男の子供を産む、嫌いな男そっくりの子供を育てる、これ女性にとっては究極のストレスなのかも…

 まぁそれは母親の女としての立場から見た話しで、子供である息子から見れば、何もかも理不尽じゃまいか?な世界が展開していく訳で…まさに君の生まれの不幸を呪うがいいの日常か?

 ちなみに「いじめる側にとって、いじめられる側の示す反応こそが自分の存在を証明する「生きる証し」なのです。自分が生きていることを実感したいがために、いじめに走るのです。ですから、いじめられる側がひたすら耐えている限りいじめは止まりません」って…そーだったのか?いじめ?

 他には、恐るべき子どもたちの件もやっぱ家族、家庭でしょ?な視点からすると「家族の中の成員がそれぞれ自我という名のパイを全部ひとりで食べたいと願うようになったことで、家族が崩壊してゆく過程がはっきりと現れてくるのです」とな…ちなみに「「個の拡大」と「家族の崩壊」の係数こそが社会の熟練度を示す尺度なのです」なんだそな…一人が大きくなれば、みんなはばらけるってか…

 豆知識で仏的には、結婚の場合、「結婚によって、男女とも逆に恋愛の自由を得るという不思議な仕組み」だそな…

 ちなみに「結婚後、出産が済むと(あるいは子どもができないのがわかると)、宮廷に出仕し社交生活に加わることになるのです」とな…よーするに「宮廷というのは、この既婚者同士の恋愛を大前提とした「恋愛世界」であると言えるのです」って、自由恋愛とは不倫なりってか?

 他にも豆になるのか?見知らぬ相手を信用できるのは人間の特性らすぃ…「チンパンジーは見知らぬチンパンジーを絶対に信用せず、群れ同士が出会うと殺し合いになるからです」って…よーするに「相手を信用する」というのがあって、初めて人類は「物々交換」とか、「貨幣経済」とかでけるよーになったと…そこから文明まで発展あると思いますか(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。個人的には仏文学といったらコレじゃねのサンテックスの星の王子さまのとこかなぁ(笑)出会いと別れ…「たとえ別れがやってきたとしても、その人の思い出によって、世界は美しく、好ましいものになるはずだ」の件でしょか?なるほろ、世界は美しいんですよ、奥さん(誰?)

 紹介されている作品は、
 クレーブの奥方(ラファイエット夫人)、マノン・レスコー(アベ・(アントワーヌ=フランソワ)・プレヴォ)、カンディード あるいは最善説(ヴォルテール)、アドルフ(バンジャマン・コンスタン)
 赤と黒(スタンダール)、ペール・ゴリオ(ゴレオ爺さん)(オノレ・ド・バルザック)、カルメン(プロスペル・メリメ)、シルヴィー(ジェラール・ド・ネルヴァル)、ボヴァリー夫人(ギュスターヴ・フロベール)、レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユゴー)、
 子ども(ジュール・ヴァレス)、ボヌール・デ・ダム百貨店(エミール・ゾラ)、さかしま(J・K・ユイスマンス)、ベラミ(ギ・ド・モーパッサン)、にんじん(ジュール・ルナール)
 失われた時を求めて(マルセル・プルースト)、シェリ((シドニー=ガブリエル)コレット)、恐るべき子どもたち(ジャン・コクトー)
 嘔吐(ジャン=ポール・サルトル)。異邦人(アルベール・カミュ)、プティ・プランス(星の王子さま)(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)、壁抜け男(マルセル・エーメ)、日々の泡(ボリス・ヴィアン)、消しゴム(アラン・ロブ=グリエ)

 目次参照  目次 文系

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