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2018年9月 1日 (土)

すべての真の歴史は現代史である…

天災から日本史を読みなおす  磯田道史  中央公論新社

 サブタイトルは、先人に学ぶ防災なんですが、何とゆーか、その時歴史が動いたで、地震や台風によって起きている事多しって事でしょか?まぁ日本は、地震大国で台風銀座ですから、その手の話は昔から繰り返されてきた訳で…そゆ訳で古文書を紐解けば、あるあるの世界が展開しているそで、そこから現代の教訓としよーじゃまいか、かなぁ?

 そんな歴史に影響を与えた地震となれば天正地震でしょか?本書拝読すると、これによって豊臣の落日が始まり、徳川の天下の目が出たとゆー事になるらすぃ…詳細は本書をドゾですが、天正地震がなければその年に徳川家は滅んでいたかもねな世界だったのか…

 伏見地震の方も秀吉に大打撃を与えたのか…まぁこちらの詳細も本書をドゾですが、一つ実に秀吉らしいエピかなぁで、伏見城の指月に美女館ありましてんだろか?「秀吉は朝鮮半島で中国(大明帝国)と交戦中であり、大明皇帝の使者を迎えていた。中華皇帝の紫禁城に劣らないほどの軍勢と美女をそろえ、使者に見せて度肝を抜くつもりだった」って、接待接待ってか…ところが地震によって美女長屋全壊…かくて「美女狩りがはじまった」って…これが天下人太閤秀吉のお・も・て・な・しってか…

 他には、日本人なら気になる富士山の噴火ですけど、こちらも詳細は本書をドゾですが、「東海地震や関東地震がおきる時には、一三回中五~六回=四割前後の確率で、前後二五年以内に富士山の噴火がおきるという心積もりは必要」って事らすぃ…ちなみに「富士山が噴火する時は五年前から軽い地震が増え、二か月前から富士山中だけの火山性地震が毎日続く」もあると思いますなのか…

 後、意外だなぁと思ったのが、江戸時代「幕府と諸大名の間には平素から情報伝達のしくみがきちんとあった」そで、「とくに災害の被害状況などは、幕府は諸大名に詳しく知らせ情報を共有した」とあるんですよ、奥さん(誰?)先の東日本大震災を見るにつけ、昔の方が政府ってオープンだったんじゃね?と思うのは気のせいか(笑)

 そして、災害時あるあるで「老人・子どもは災害時に低体温症にとくに弱いこと」「年長者は責任ある言動をしなければならないこと」「疲労困憊時には弱気になり判断がにぶること」と心得よってか…

 アリス的には、スイス時計か、比類のないかで香時計のとこだろか?「寺院では香を焚く。香の燃焼速度は意外に正確である。これを利用して、香の焼ける長さで時間を知る「香時計」というものがあった」って、ホンマでっかぁーっ?

 他には、海奈良の赤星すゎんの発見場所で、「天正地震が福井県の若狭湾に津波をもたらしたこと」の件、「若狭湾は「原発銀座」とよばれ、原子力発電所が多い」とこでしょか?まさに今でしょ(死語?)かなぁで「原発事業者が調査した結果、天正地震の津波堆積物は発見できなかったというのだが、この種の調査は利害関係のない第三者の調査が必要だろう」って、そーだったのか?絶対に安全です(笑)

 海奈良つながりで東大寺キタコレで、伊賀上野地震(1854)どよ?でしょか?「歩行困難な揺れであり、東大寺の築地塀は残らず倒れ、戒壇院の北門など門がいくつも倒壊している」の「震度五強から場所により震度六弱と推定される」地震キタコレになったらすぃ…

 後はオオサカンなアリスで、大阪ネタきたこれでは、「南海トラフで巨大地震がおきると、大阪にも津波がくる」って、そーだったのか?アリス?ちなみに「大阪は土地が低い」そで、「大阪府では標高五メートル未満の低地に約三〇六万人が暮らしている」のだそー…

 で、過去に「大阪にきた津波の高さを復元するには「橋」の被害記録をみていけばよい」のだそな…「大阪は八百八橋」ってホンマでっかぁーっ?そんな訳で大阪の津波についての詳細は本書をドゾですが、正平津波(1361)では四天王寺でも被害キタコレだったらすぃ…「堂塔が倒壊し、寺内で五人が圧死した」「安居神社の西の浦まで津波がきて家屋・人命が多く失われたというのである」ですしおすし…まぁ昔の事ですし、海岸線が今よりずっとこっちにあったとしても、夕陽丘のご近所じゃね?

 も一つ言えるのが、「軟弱地盤の上に立つ水門や海岸の堤防がすべて壊れずに機能するか心配が残る」の件だろか?地盤かぁ…

 ちなみに、南海トラフの巨大地震による津波には二種類あるそで、一つ「一〇〇年ごとにやってくる「通常の津波」」「大阪湾では四メートル台以下の高さの津波となる」そで、も一つが「一〇〇〇年に一度か五〇〇年に一度くる「異例な巨大津波」」キタコレでこちらだと「大阪湾でも一三六一(正平一六)年に五メートルを超える巨大津波がきた可能性がある」とな…南海トラフによる地震による津波も大中小とあるそーなのでこちらの詳細も本書をドゾ。

 後、京都も忘れてはいけまへんえで、文政京都地震も出てきまする…それにしてもさすが京都というべきか、大綱宗彦の和歌キタコレなんですよ、地震も和歌で詠んでしまうってか(笑)こちらの詳細も本書をドゾですが、ちなみに「通常、京都の地震は低湿地で地盤の弱い下京や伏見の揺れが激しい」って、そーだったのか?婆ちゃん?

 豆知識としては、歴史地震学者は、「江戸時代以前の人家は二メートル以上浸水すると、ほぼ消失することを知っている」そで、「標高二~三メートルの海部に人家が並び立つ漁村の場合は、それが「ことごとく押し流された」となると、四~五メートル以上の津波が襲ったと想定する」のだそな…

 地震による家の倒壊状況については、「大きな武家屋敷には奉公人や女中を住まわせる長屋がある」そで、地震の時は「一番に倒れる」のがこの「長屋」なんだそな…江戸時代の地震で、「殿様の御殿は半壊、奉公人の長屋は全壊」パターン多しって事らすぃ…

 ちなみに伏見地震の時の上杉景勝の伏見屋敷では怪我人出ませんですたとな…それには「景勝公の正室・菊姫の大活躍」の火事場の馬鹿力によってなされたそで、こちらの詳細は本書をドゾ。とはいえ「藤林年表」によると景勝とは姫の怪力により「自然と夫婦仲が睦まじくない状態」であったらすぃ…景勝が意外と器が小さいのか、菊姫が男前すぎるのか、それが問題だってか(笑)

 ちなみにちなみに江戸時代では、江戸で地震が起きると大名達は将軍に地震見舞いのご機嫌伺いの使者を出さないといけなかったそだが、どの程度の揺れで出すかの基準が、天水桶なんだそな…何故なら「天水桶の水は、おおむね震度四以上でこぼれる」からだそで(笑)かくて、天水桶がこぼれたらご機嫌伺いあると思いますとになった模様(笑)

 それから、火山灰対策で、火山灰とは「ガラス質」でござるで目に入ると目を傷めるでござるで、ゴーグル必須アイテムになるんじゃね?って事らすぃ…

 豆に入れるのもどよ?かもだけど、広村堤防とか、佐伯の防波堤とか、即レスあると思いますの豪商や殿様が江戸時代にはいたって事らすぃ…それにしても、君に生き延びる事が出来るのか?は、その時の上司というか、トップに危機管理能力があるか?否か?咄嗟の判断が出来るか?否か?が大前提なんだなぁ…まぁ、東北大震災でもゴホンゴホン…

 他にも津波対策に命山あり〼もありますってか?よーするに人工的な高台、山を造りましたとゆー事らすぃ…でもって、津波や高潮の時はそこに逃げると…そゆのが昔からあったそな…

 ちなみに今でしょ(死語?)でも命山造成あると思いますらすぃ…で、「専門家でも津波の予想は難しいなら住民のいうように、命山は高すぎるぐらいがちょうどよい」んじゃねって事らすぃ…「想定はあくまで想定で、原発事故でわかるように「想定外」もある」んですしおすしですけど、まぁその時になれば毎度お馴染みの「想定外だから責任ありませーん」の連発繰り返すんだろか?

 後、意外だったのが「津波に弱いマツ林」の件だろか?でこちらの詳細も本書をドゾ。何とゆーか、海岸線は松林で、これは風と波避けの為にあるとかとずっと思っていたけど、実は「マツ林はかえって危険」なんだそな…ではどんな木を植えたらいいのか?で「根が真っすぐで深く、その土地にあった常緑広葉樹林がいい。高木と低木の混じった多層群落の林が強い」(@生態学者)って事になるそな…生物多様性なんだろか?

 そして、土砂災害のとこなんですけど、「「山崩」という表現は、古代からあった」そで「土石流のほか、地震、火山噴火による災害にもこの用語を使った」のだそな…「江戸時代になると、土石流現象を表すのに「山崩」ほかに「山津波」「山潮」という言葉が生まれた」そな…でもって「「地すべり」「泥流」は比較的新しい言葉で、大正・昭和初期にならねば、国語辞典に登場しない」ってホンマでっかぁーっ?ちなみに「土石流」とか「鉄砲水」なんかも「使用が一般化したのは、昭和になってのことらしい」って、マジか(笑)

 でもって「土砂崩れがおきそうな場所は歴史が教えてくれる」そで、だからこそ「自治体や鉄道会社は事前に手を打っておいたほうがよい」んじゃね、って事らすぃ…そんな奇特な公、どこにあるんだぁーっと思うのも気のせいか(笑)

 ミクロでいくと、「土砂崩れには、しばしば前兆がある」そで、それが「地鳴りや異臭を察知」する事なんだそな…地鳴りはともかく、異臭って、どこからくるんだろ?土の臭いは一つじゃないと?

 後、こちらは歴史豆になるのかで、「上杉景虎(謙信)は美少年と酒を呑むのが好きであったと史料で知られている」ってホンマでっかぁーっ?

 歴史豆としては伏見地震時、「秀吉を最も憎んでいた大名が、最上である」だったのか?東北一の美少女である最愛の娘を「秀吉の甥・関白秀次の側室にしぶしぶ差し出した」結果が秀次失脚時に処刑され、「最上の妻は娘を殺されたショックで一四日後に死去」したのが地震一年前の出来事だったとな…

 ちなみに「地震時、豊臣政権下の大名たちは朝鮮出兵で疲れ、困窮して、不満をつのらせていた」そで、「このままでは甥の関白英次に政治の求心力が移る」んじゃまいかで、それを嫌った秀吉と石田三成が秀次と妻子側近全て処刑しますたとゆー事らすぃ…かくて「家族を殺された大名が続出」し、秀吉・三成への恨み骨髄となったらすぃ…

 それから、幕末史では「加賀前田家と佐賀鍋島家」対照的なんだそな…「佐賀は当時の軍事大国で、アームストロング砲など最新の火力をもって戊辰戦争に参戦。派兵力は薩摩をはるかに超える六〇〇〇人以上と圧倒的だった」そな、そんな訳で「維新の前半戦は薩長が主体だが、後半戦、日本を平定する段では佐賀が実力行使の武力装置となった」からだって、そーだったのか?佐賀?こちらの詳細も本書をドゾ。

 こちらは歴史豆というより、ホンマでっかぁーっ?の豆ですけど、掛川には「清明塚」があるそな、ええあの陰陽師の安倍晴明でございまする…「陰陽師が津波を封じた塚である」って、マジか?詳細は本書をドゾですが、「この塚の上に子どもが上がって、土砂や石が下に崩れ落ちても一夜のうちに元に戻る」とか、「ここの赤石を人が持ち帰ると、たちまち祟りがあり、狂気するので、人はみな怖れている」とか、あるとな…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさん過去の事例いぱーいでございますので、興味のある方は本書をドゾ。で、後書きにもあるよーにこれからの日本には、三つの自然の危機があるそで、一つが「地震津波などの地学的危機」、二つ「地球温暖化にともなって台風や集中豪雨が激化することによる風水害・高潮・土砂崩れなどの気象学的危機」、三つ「世界の人的交流の進展やテロの可能性が高まり、抗生物質耐性菌・インフルエンザ・出血熱などの感染症学的危機」もキタコレじゃねで、これらに備えよって事らすぃ…

 目次参照  目次 文系

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