« 天下統一(笑) | トップページ | 聖なるかな、聖なるかな♪ »

2019年1月 7日 (月)

あっち、そっち、こっち(笑)

虫の虫  養老孟司  廣済堂出版

 何の本かというと虫エッセイになるのかなぁ?虫というと、何じゃそら?かもしれないけど、この虫のとこを自然という単語に置き換えれば、なるほろな世界かも?複眼で物見ろやってか(笑)

 虫には全く関心のない己でも、虫と聞くと世界って広いやと思わされざるを得ないとゆーか、もしかしたら地球って虫の星なのかもなぁとも思うんですけど、どよ?というのも、「昆虫は多く数える人で三千万種、少ない人でも五百万種。名前がついているのは、そのうち百万になるかどうか。だから昆虫に関して、世界はまだ新種のほうが多いはずである」って、ドンダケェー(死語?)もしかして、昆虫標本とか図鑑って、毎日刷新な世界なんだろか?

 多分、こーゆースケール感の中にいると、日常の感覚が違ってくるんじゃないかなぁと?毎日が同じなんてまずないよな?まさに今でしょ(死語?)じゃまいか?自然と個人のスケールを対比したら、そりゃ自然の方が大きいどーになるんじゃね(笑)

 まぁもののスケール感って、どよ?系つながりになるのか?で、「世界を拡大すれば、自分のバカさ加減も拡大する」の件かなぁ?「おおかたの科学者がそういわないのは、科学は客観的で、自分は関係ないと信じているからである。客観とは、見ている自分を度外視することだからである」って、自分だけカヤの外なんですね、分かります(笑)

 それから、形の世界観もこれまた凄いとしか言えないよな?というのも、現物があるんだから、現物に現実あわせるしかないやんけとゆー話になるんですよ、奥さん(誰?)ちなみに「科学論文に想像は書けない」のは当然ですよね、ですけど「世界には想像するしかないことがたくさんあって、生物進化なんて、その典型である」じゃまいか(笑)こちらは時間というスケール感の問題か?何にしても、デカって事の許容量って一体(笑)

 でまぁ日々是虫三昧だと、「自分の考えなんて、たいしたものじゃない。虫を採っていれば、それもよくわかる」境地に達するらすぃ…とはいえ「考えなければ、万事はわけがわからないままである。あれこれ続けているうちに、わずかずつとはいえ、ものがわかってくる」んじゃねって事らすぃ…千里の道も一歩からってか(笑)そうして人は方向感覚を養うらすぃ(笑)

 でもって、「自然を相手にするときに、邪魔になるのは自分の勝手な思い込みである」は含蓄深いお言葉だよなぁ…

 虚心なくモノをありのままに見る、何かもー哲学か禅問答のよーな気がしないでもないが、それが出来る人というのは、果たしてこの地球上に何人いるのか(笑)見てるだけぇーでも、見ている私という、脳劇場に過ぎないのか、否か?それが問題だってか(笑)

 アリス的には、まずはアリスの愛車キタコレつながりかで、「見えてるいるのに、見えていない。これは人生で、いつでも起きることである。「青い鳥」も要するにそういうことであろう」ですしおすし…

 アリス的な資質でどこかにあったよな?のアリスってば退屈にならないの件?「ときどき若い人が「退屈だ」という。退屈なのは、どこまで行っても「同じ自分」が止まっているからである。「同じ自分」だったら、外の状況を変えるしかありませんよね」になるらすぃ…まぁ何事も俺に合わせろの俺基準なら、その方が楽なよな(笑)

 これもアリス的にあると思いますになるのだろーか?で、趣味と原稿の件…昆虫採集から帰宅して虫の整理をしてますたの時、「原稿なんかそっちのけ、頭が違うほうに行っているんだから、仕方ない。虫の季節に原稿を持ってくる編集者がバカなのである」って、アリスにもミステリの季節なんてのがあるんだろーか?片桐さん?

 それと、「じつはここで論じているテーマは、編集者がとりあえず用意してくれたのである。それに従ってあれこれ書いているうちに」の件を見て思ったのは、アリスのエッセイなんかでも片桐さんからこの手の指示飛んできているんでしょか?でもって、著者に虫の季節到来で原稿より虫だとなり手抜きしたらバレますたで、「さすがにプロだから、いい加減に書くと、すぐにわかってしまうのである。いろいろ疑問点までついてきてしまった」って、もしかしてはいここわらうとこなんだろか(笑)もし、これアリスの場合は片桐さん夕陽丘まで行きますになるのかなぁ(笑)

 後、作家的なとこでいくなら、「見るより書くことが面白いなら、作家になる」の件かなぁ?なるほろ、作家稼業というのは、何事も書く事を優先する人々の事を指すのか…

 准教授的なとこでいくと、学者とか、研究とかってどよ?かなぁ?「世間で自分の発見を威張りたいなら、もっと「ちゃんとした」科学の分野で威張ればいいからである。そういう分野はいろいろあって、ときとぎ詐欺みたいな事件まで起こって新聞紙上を賑わす。そうなってしまうのは、研究自体より、他人の評価のほうに価値を置いているからである」の件は、日本に一人の臨床犯罪学者の准教授にはあてはらないのだろか?アリス(笑)まぁ准教授自身の生き方が、他人の評価なんて、でもそんなの関係ねぇー(死語?)そのものだからなぁ(笑)

 他にはブラジル蝶で、蝶々の新種発見のエピだろ?「愛好家の多いチョウは新種が発見されることが稀である」そーなんですが、著者は「四年間に三回」遭遇しているらすぃ…あるとこにはあって、見つける人は見つけるとゆー事か?それにしても虫屋さんって、昆虫ならなんでもいいではなくて、それぞれに目指す虫があるらすぃ…Aの中のBの中のCの中のDがあったらいいなみたいな(笑)

 マレー半島キタコレで、こちらは大龍の出番かなぁで、「「マレー諸島」を書いたアルフレッド・ラッセル・ウォレスがすでに書いている。「熱帯では同じ種類の虫がなかなか採れない」と」って、そーだったのか?熱帯地方?でも、マレー半島では「虫も植物も見慣れないものばかりだった」そな…

 ちなみに「ユーラシア大陸の屋根であるヒマラヤを境に東西で生物相は二極化をみせる」のだそで、「東側は、インド洋から湧き立つ雲が豊かな雨をもたらす。そこから極東の日本までが、アジアモンスーン気候」で、「反対の西側は、中央アジアの乾燥地帯」となるそな…そーだったのか?アジアぁー(笑)

 他にも「熱帯はラテライト、つまり濡れると粘土状、乾くとカチカチになる赤土が多い」って、ホンマでっかぁーっ?赤い土というと関東ローム層のイメージが(笑)

 で、マレー半島とかインドネシア辺りの生物は「熱帯アジア起源のもの」キタコレになるそな…でもまぁ「アジアの温帯に起源のあるものが全くいないわけではない」けどねって事らすぃ…虫にも起源あったんですよねぇ…

 さて、おべんきょになったなぁでは各国お国事情かなぁ?アジアって広いやって事で(笑)例えば、最近何かと話題にのぼるよーになってきたブータンですけど、「ブータンは仏教国で、徹底して殺生を嫌う。だから、虫を採る人もいない。そのくせ牛肉や鶏肉、ヤクまで食べる。殺しているじゃないかというと、牛は崖から落ちた牛で、鶏はインドから輸入したという」って、そゆ理屈とは知らなんだ…

 ちなみにラオスの方は、「同じ仏教国でも、ラオスの人は虫をよく食べる」そで、「虫を捕まえるのが当然な国なのである」そな…魚市場ならぬ、虫市場ありますなんだろか…ちなみにタイも「昆虫文化圏」のお人らすぃ…ちなみに「ラオスの女性はカメムシを見つけたらその場で生きたまま食べてしまう」ってホンマでっかぁーっ?虫って生で食べれたのか?

 そんなラオスで昆虫採集しますた編では、「ラオスの山岳地帯では、ちょうど九州の山で虫を採っているような気になる」そで「日本で経験しできたのと同じやり方で虫が採れる」のだそな…

 生物分布では、「タイには高い山が少ないので、ラオスほど冷涼な気候に適応した生物がみられない」のに対して、「ラオスでも、タイ国境のメコン河流域まで行くと、熱帯の生物相になる」らすぃ…世界地図が頭に入っていないので、ラオスの位置関係が今一ピンときていなかったんだが、タイの上という事は、ベトナムの西?もしかしてミャンマーの東?辺りだろか?でもって、国境線すら怪しいのだから、その辺りの平地と山の関係なんてもっと不明なんですが?あの辺りって山なのか?

 そして、そんな昆虫天国ラオスにも開発の波キタコレらしくって、「トウモロコシ畑がここ数年、ラオスでは激増している。家畜の飼料やバイオエタノールとして輸出し、外貨を稼ぐためだ」そな…新エネルギー、バイオエタノール来たぁーっで「食糧ではなく燃料にするのなら、畑で作らないで工場で水耕栽培でもすればいいのではないか」ですしおすしで「原野を破壊して畑を作らなくても増産できる」じゃまいか?でもそれを指摘すると「たぶん、アジアの貧困な農民の収入が減るという反論を浴びる」そな…結局、世界中、格差問題キタコレって事らすぃ…儲けちゃいけないんですかぁーですよね、分かります…

 とはいえ、著者は「先進国の紋切り型のビジネスモデルに乗ると、最初はよくてもやがてジリ貧になる」で、よーするにやがて土地は痩せるだけとゆー事じゃね?まぁ米大陸も、綿花と煙草であーなった訳ですから、米の正義パネェ(笑)

 ラオスの林業にも触れていますが、森林資源の循環ラオスなら出来るじゃまいからしーのですが、「しかし、適正な技術とペースを現地の人が会得するには、教育と時間とが必要だろう」ですしおすしとな…まぁ今でしょ(死語?)はどこの国の政治も行政も、教育をケチり、健康費もケチりが大手を振るっているからなぁ(笑)財界の言う通りぃーセレブの言う通りぃー(笑)

 又、国内の生物種の保存という事でも、「ラオス国内には現在、生物標本を収蔵する研究機関はなく、大学でも生物の分類学や生態学をまともに専攻している研究者は皆無に等しい」のだそな…しかも儲かりまっかで、森林伐採、自然破壊が「急激に進んでいる」そーだし…このままいけば「ラオスの生物多様性は、何の手がかりも残さないまま、失われてしまう」になってしまうかもが現在進行形らすぃ…何だかなぁ…

 豆知識的には、葉っぱが緑なのは葉緑素のせーってのは小学校の生物の時間に習ったよーなですけど、「葉緑素が緑なのは、中波長の緑以外の光を葉緑素が吸収し、光合成に利用するからである。緑はいわば余った光である」って、光合成はともかく、緑色があまりもんとは知らなんだ…

 も一つ豆で、「原生林では花があまり咲かない」の件だろか?「多くの木は毎年必ず花をつけるわけでない」って、ホンマでっかぁーっ?そんな訳で、「原生林では虫があまり採れない」に至るらすぃので、詳細は本書をドゾ。何かお花って毎年咲くものと勝手に思ってますた…マジの自然、そんなに甘いもんじゃなかったか…

 これは豆といっていいのかの五十嵐邁氏の半生のとこだろか?詳細は本書をドゾですが、日本のチョウ類研究者とな…テングアゲハの件は本当に凄い…日本のアマチュア研究者の執念というか、一念というか、なめたらあかんせよだよなぁ…

 後、しみじみとしたところでラオスの山奥の田舎の村でのエピかなぁ?今でしょ(死語?)に「外国人がまったく足を踏み入れたことのない地域」に昆虫採集仲間のお一人が「数年がかりで交渉して、やっと昆虫調査」の許可を得たとの事…「コネと金をだいぶ使ったそうだ」とあって、まさに今でしょ(死語?)のご時世如実に出でいるよなぁと思っていたら、「こんな田舎の村では、外国人を呼び入れたからといって何の利益があるわけでもない。むしろ、金や物資目当てに村人たちが色めき立つから、悪い影響のほうが多い」って、そーだったのか?メ〇ケル(笑)

 も一つ、しみじみとしたところで「すべての事象を一つの原理で説明したがる傾向が人間にあるということは否定しない」の件だろか…「だから、たとえば「なにごともアッラーの思し召し」ということにしてしまう」で、「それでもとりあえず社会はやっていける」けど、「それが困った問題をしばしば引き起こすことは、現代ではすでに常識であろう」って…「法則はその適用を間違えると、役に立たない、ないしは有害なのである」って、著者そんなにはっきり言っていいんですかぁ(笑)

 それから、これはしみじみしたというより、思わず笑っちゃったとこで、「皇居の新緑の美しいこと。季節が変わったら、ビルの色くらい、変わるようにできないのか。日本は技術立国じゃないのか」のとこかなぁ?日本中のビルの色が季節の移り変わりで、和菓子のよーに日々変化していったら、それはそれで壮観だろーなぁー(笑)桜前線ならぬ、ビル前線もあると思いますか?そーなったら、古の日本の色も大手をふるって闊歩するかも(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ、本書で一番納得の一言を「時代の前提に逆らう説明って、面倒ですよ、ねえ」に極まれりじゃまいかまいか(笑)

|

« 天下統一(笑) | トップページ | 聖なるかな、聖なるかな♪ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

生物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: あっち、そっち、こっち(笑):

« 天下統一(笑) | トップページ | 聖なるかな、聖なるかな♪ »